アメフラシ

Aplysia kurodai Baba, 1937

レア度:いつでも見られる

形態:体長15㎝~20㎝程になる大型のアメフラシ。頭部に対し胴体は非常に大きく、背中はひだがあって餃子みたいである。このひだ(側足という)は体の左右に分かれていて、アマクサアメフラシクロヘリアメフラシと区別できる。体表面白斑に覆われた赤褐色~黒紫色が、個体差がある雌雄同体で、口元右側に雄性生殖器、背中に雌性生殖器をもつ。また、甲羅のような貝殻が背中に埋没している。

生息域:日本各地・中国に分布し、潮間帯から潮下帯の岩礁に生息する。葛登支では超普通種。どこにでもいるが、潮通しのよい場所(水路になっているところや沖合のプール)によくみられる。

生態:体の構造上、1対1の交尾では精子を与える役割と受け取る役割を同時に果たすことはできない。そこで、「連鎖交尾」によって、前に対して雄、後ろに対して雌としてふるまうことができる。繁殖期は春から夏で、カラフルな卵塊を基質に産み付ける。卵塊はからまった黄色い糸状であり、ラーメンに似ている (うみぞうめんという刺激をうけると赤紫色のインクを吐く。

その他:完全に干上がった場所「もうダメだ…」となっている個体も見かける 。学名は日本貝類学の権威、黒田徳米氏に献名。和名よりkurodaiと呼ぶことのほうが多い。
 英語名は sea hare(海のウサギ)。

19年4月 山上
20年7月 大友
20年7月 交尾&産卵中 大友
「これでもか!」という数の連鎖交尾 和田
上から撮った連鎖交尾。 和田
20年7月 卵塊の拡大写真 大友
20年8月@寿都 木戸
2015年5月 りった トイレ中
2015年5月 りった 海藻畑の真ん中にて
2015年5月 りった 裏側
2015年5月 りった 大迫力の顔面アップ
2015年7月 りった 「もうダメだ…」となっている個体
2015年7月 りった よく見たら連鎖交尾
2015年8月 りった トイレ中
2020年6月 青木子猫サイズ
2020年6月 深澤連鎖交尾
2016年2月26日 りったつぶらなおめめ
2020年6月 青木べリジャー幼生
2020年6月 青木孵化した幼生には発達に差がある?
2016年4月6日 りった干上がっておる
2016年4月12日 りった
2016年4月23日 りったお亡くなりになってもあまり分解が進まないようです
2016年4月26日 りった
2016年8月7日 りった卵塊
2020年10月 りった夜のアメフラシ
2020年10月 りった
2015年5月22日 りった
2015年5月22日 りったアメフラシの糞
2021年3月 山上ごめん・・・
2021年4月 とみよし 
2021年6月 とみよし触覚と口触手が対になっていない齧られたか?
2021年6月 藤本でっかい卵塊。奥では交尾中
2021年6月27日 りった水路にて
2021年7月25日 りった卵塊
2021年12月6日 藤本紫汁
2021年6月27日 りった水路にて
2022年1月 とみよしおぎゃあ!