生態:体の構造上、1対1の交尾では精子を与える役割と受け取る役割を同時に果たすことはできない。そこで、「連鎖交尾」によって、前に対して雄、後ろに対して雌としてふるまうことができる。繁殖期は春から夏で、カラフルな卵塊を基質に産み付ける。卵塊はからまった黄色い糸状であり、ラーメンに似ている (うみぞうめんという)。刺激をうけると赤紫色のインクを吐く。
その他:完全に干上がった場所で「もうダメだ…」となっている個体も見かける 。学名は日本貝類学の権威、黒田徳米氏に献名。和名よりkurodaiと呼ぶことのほうが多い。
英語名は sea hare(海のウサギ)。