マンジュウボヤ

Aplidium pliciferum (Redikorzev, 1927)

レア度:いつでも見られる

形態:たくさんの小さな個虫が集まってまんじゅう状になった群体ボヤの一種。長さ12cm、厚さは5cmほどでしっかりと岩などにくっついている。ひとつひとつの個虫が橙色をしているため、全体的に赤っぽく見える。半透明な部分は被嚢(ひのう)と呼ばれる部分で、個虫がたくさん入っている。


生息域:北海道以南の日本海側及び相模湾以南の太平洋側や瀬戸内海に分布。潮間帯や潮下帯に生息しており、葛登支では転石をひっくり返せば容易に見つけることができる。

生態:本種は無性生殖をおこなう。個虫にくびれができ、やがてそこから分裂し、新しい個虫が発生するという方法で群体は大きくなっていくのである。

その他:なかなかな見た目をしているが、触ってみると思ったよりも固く、寒天の様な触感である。

2021年4月29日 りったイタボヤと一緒
2021年6月 とみよし
2020年7月 大友