ケブカヒメヨコバサミ

Paguristes ortmanni Miyake,1978

レア度:いつでも見られる

形態:体色は茶褐色~白色など変異があるが、葛登支で見かけるのはココアのような薄い茶色の個体が多い。はさみ脚は左右が同じ大きさ。はさみ脚や歩脚、個体によっては頭胸にも長い毛が密集する。眼柄と第2触覚は、白地に濃い紫色の縦縞が入る。

生息域:波打ち際には少なく、転石帯を越えた平たい岩礁域の潮だまりで特に見られるが、個体数はあまり多くない。

生態:憶病(神経質?)で、一度殻に引っ込むとなかなか出てこない。ヒメエゾボラなど大きな殻を背負っている個体が多く、動きもあまり早くはない。砂を掘って潜ろうとする行動が、飼育下で観察された。

その他:ホンヤドカリ科に属する種は、雌雄ともに左右のはさみ脚の大きさが異なる。本種は左右同大なのでヤドカリ科。通称は「毛深姫」。

2020年5月 大友
2020年7月 大友
20年7月@茂辺地 りったヒメエゾボラに入った大型個体
2018年7月@忍路 ヒメマイマイの殻に入ってた 木戸
2020年8月 青木脱皮直後?の個体
2015年8月 りった
2021年5月 とみよし貝殻を取られた個体。クマみたい。
2021年4月11日 りった
2021年5月 とみよしホンヤドカリ が 貝殻闘争 を しかけてきた !!
2021年6月 深澤 ヤマザンショウに入った小型個体。体色が白いが、眼柄にストライプがあるのでケブカヒメ。
2021年6月27日 りった
2021年7月23日 りった引っ越そうかな
2021年7月 深澤 卵は鮮やかな赤色