サシバゴカイ科の1種⑥

Phyllodocidae sp.

レア度:よくわからない

形態:体長1㎝程度だが、とても活発に泳ぎ回っていた。頭部は黄緑色で、小さい黒い眼が2対ある。頭部の両側には感触手が4対伸びるが、目立つ前口葉や副感触手は見られなかったため、サシバゴカイ科の1種とした。体の背面は鮮やかな赤褐色で、細かい白点が散在し、横向きの白い線が数節に1本入る。疣足はとても立派な剛毛がよく目立つ。さらに、各疣足の背側と腹側の「鬢」とよばれる部分が親指のように大きくなって、疣足全体としてはカヌーのオールのような形になっている。肛触糸は1対。

生息域:葛登支の平磯にて、2月に採集したランゲリアの中から2個体が出現。

生態:

その他:背中側の白斑は、地色の赤褐色とコントラストが強く、ラメをちりばめたような見た目になって美しい。夏頃によく見られたコレが大きくなったのだろうか??

2021年2月 大友
2021年2月 大友ご尊顔、黄緑色であり、Gacha-Pin を思わせる
2021年3月 大友
2021年3月 大友少し成長した個体?