シュイロヒメヒトデ

Henricia leviuscula (Stimpson, 1857)

レア度:たまに見られる

形態:色彩は変異に富み、赤や朱色を地色にするものが多く、腕に不規則な斑模様を持つこともある。ヒメヒトデによく似るが、ヒメヒトデは大きくても3㎝程であるのに対し、本種は5㎝を超えるくらいまで大きくなる。反口側にはやや大きめの網目模様がある。元気な個体は、”皮鰓”という透明な楕円形の器官を反口側からぽつぽつ出している。より細かく識別するためには、口側の歩帯溝(管足を出しているところ)の横に、縦に並んでいる”側歩帯板”が、2~4本の太い棘と3列をなす9~12本の短い棘で覆われることを確認する必要がある。

生息域:アラスカからアリューシャン列島を通って、東北北部まで分布するとされる。

生態:

その他:

2020年8月 大友反口側
2020年8月 大友口側
2020年8月 大友右側見える透明な管が管足。その左側に、淡いオレンジ色の”側歩帯板”が、縦に連なっている。