レア度:いつでも見られる
形態:腕の長さは3㎝程と、マヒトデなどと比べると小型のヒトデ。体色は赤色、青紫色、告褐色と変異に富むが、葛登支で見つかるものの多くは薄いオレンジ色や、汚れた感じの褐色で、斑模様がある個体もいる。反口側をよく見ると、細かい網目状に背側板が配置されているのがわかる。口側は歩帯溝(管足が収納されている部分)の色が濃いためよく目立つ。
生息域:北海道から本州まで、潮間帯の岩礁に分布する。葛登支では平磯でふつうにみられる。
生態:メスが稚ヒトデになるまで保育をする。腕を持ち上げて腹側で抱卵を行うらしい。
その他:ヒメヒトデ属はかなりの種数を含むが識別には顕微鏡が必要で、よく見れば違う種も混ざっているかもしれない。