Kataoka Group
(Quantum Solid State Chemistry Group of Oxide Magnetism)
私たちは量子物性化学の研究をしているグループです。主な研究対象は酸化物磁性材料です。
例えば、GeO2やIn2O3を母材とした磁性半導体や、鉄鋼酸化膜の電子状態を、放射光や理論計算で解析します。
酸化物材料の磁性発現機構の謎に迫りつつ、それらの理論構築を目指していきます。
(Quantum Solid State Chemistry Group of Oxide Magnetism)
私たちは量子物性化学の研究をしているグループです。主な研究対象は酸化物磁性材料です。
例えば、GeO2やIn2O3を母材とした磁性半導体や、鉄鋼酸化膜の電子状態を、放射光や理論計算で解析します。
酸化物材料の磁性発現機構の謎に迫りつつ、それらの理論構築を目指していきます。
<今後の予定>
2026年2月13-14日 KEK/BL16Aで放射光実験をします。
2025年12月16日-20日 タイの放射光施設SLRIへ出張します。長岡技科大との共同研究です。
<これまでのイベント>
2025年12月13日 第36回日本化学会関東支部 茨城地区研究交流会で、卒研生2名がポスター発表。
5年生の駒村将大くんと森陽奎くんが優秀発表賞を受賞しました。おめでとうございます。
2025年11月21日-23日 KEK/BL3Bで放射光実験をします。
2025年11月12日 長岡科学技術大学の小松啓志 先生の研究室を訪問させていただき、研究打合せを行いました。
2025年11月11日 長岡科学技術大学の国際会議(STI-Gigaku 2025、長岡)にて、卒研生2名がポスター発表を行いました。
2025年10月27日-29日 KEK/BL16Aで、大阪公立大学の渡邉充哉 先生と共同で、X線磁気円二色(XMCD)の実験を行いました。
2025年8月24日-25日 高専研究国際シンポジウム(KRIS2025、神田)にて、卒研生2名がポスター発表を行いました。
<指導教官プロフィール>
氏名 片岡 隆史 (Takashi Kataoka)
研究 酸化物磁性体の電子構造解析:放射光と理論計算による統合的アプローチ
学位 博士(科学)
専門 物性化学、磁性半導体、電磁鋼板
<経歴>
2024〜現在 茨城工業高等専門学校・准教授・副産学連携センター長
2020〜2021 兵庫県立大学(MBA、経営管理)地域マーケティング戦略に関する研究(指導教官:西井 進剛 教授)
2010〜2024 日本製鉄株式会社(旧:新日本製鐵株式会社) Fe-Si電磁鋼板の磁性制御に関する研究
2007〜2010 東京大学(博士、科学) 3d遷移金属添加ZnOの電子状態に関する研究(指導教官:藤森 淳 教授)
2005〜2007 千葉大学(修士、工学)3d遷移金属錯体の電子状態に関する研究(指導教官:上野 信雄 教授)
<その他の活動>
国際的企業での実務経験や、MBAで学んだ経営理論を統合し、「高専における戦略的理系人財育成プログラム」を展開していきたいと考えております。
アントレプレナーシップ育成のためのプロジェクト型教材の開発
ブランディングを通じた地域イノベーション戦略
<学生さんへのメッセージ>
科学技術の進展のおかげで、私たちの暮らしはとても便利になりました。一方で、私たちが克服しなければならない社会課題は、より複雑化・難化しつつあります。こうした時代を生き延びるには「地頭の良さ」よりも、「論理的かつ粘り強い思考力」が必要と思っております。私は、こうした能力を獲得するためのヒントを、みなさんと一緒に探っていくことを自身の教育理念としています。私は、即効性のある処方的な答えを直ちに提供できません。しかし、一緒に考えていく機会であれば、たくさん提供ができると思います。質問や相談があれば、いつでも気さくにご連絡をください。