MOONBLOCK

Visual Programing

MOONBLOCKとは、清水亮氏らが開発したビジュアルプログラミング言語で、プログラムを視覚的に分かりやすくブロック化し、誰にでも直感的にプログラミングできるようにしたもので す。

もの言わぬ機械とコミュニケーションする手段「プログラミング」。コンピュータが隆盛を極めた今、もはやそれは必須の「教養」だ。この本は、一冊だけで優れたプログラマーの思考を習得することを目指す。ジョブズやゲイツ、現代の成功者はどんな世界を見ているのか?21世紀に生き残るための「必修科目」。

小学校でプログラミングを学ぶ時代 p.162

パーソナルコンピュータの父といわれるアラン・ケイが開発した世界初のオブジェクト指向プログラミング言語、「Smalltalk」。

オブジェクト指向とは、ソフトウエアの設計や開発において、操作手順よりも操作対象に重点を置く姿勢を指し、今では非常にスタンダードな考え方ですが、その元祖であるSmalltalkでは子供がプログラミングをすることが最初から想定されていました。

Smalltalkはその後、アラン・ケイ自身の手によって「Squeak」として発展。さらにSqueakをベースとした「Etoya」という、子供がプログラミングを学習する環境が開発されることになります。

近年では、よりプログラミング教育に特化した「Scratch」と呼ばれるプログラミング学習環境がマサチューセッツ工科大学(MIT)のミッチェル・レズニック教授によって開発されました。

Scratchは簡単に覚えることができて、かなりバラエティに富んだことができるため、世界中でプログラミング教育に利用されており、日本でも有志によって子供にプログラミングを教える試みが行われています。

子供たちにプログラミングを教えようという試みそのものは、1967年、シーモア・パパートらが児童の思考能力向上のため、「LOGO」という言語を開発したことからすでに始まっています。

このように多くの開発者が、子供がプログラミングをする、ということを意図して言語を生み続けていることから、算数や国語と同じように「プログラミング」を小学校で学ぶ日もそんなに遠い日ではないのかもしれません。 (2014.3.10発行の著)

内容紹介 Amazon 転載

これが21世紀に生き残るための必修科目!

現実の課題をプログラミングで解決せよ! 「プログラミングこそが新しい時代の教養」と掲げ、学習ブームの火付け役となったシリーズは、さらに先のステージへ。

「プログラミングは料理のように学べ」「難しい・専門的は過去のもの」「人工知能を制御する方法とは」……。

瞬時に完成、挫折ゼロ。これが、21世紀に生き残るための「必修科目」だ!

出版社からのコメント

「プログラミングこそが21世紀に生き残るための必修科目」と掲げ、2014年に刊行された『教養としてのプログラミング講座』。

やや専門的なテーマであり、実際、当時の書店に並んでいるたのは仕事でかかわるような人向けの教則本ばかり。

そのような中、ふだん縁の無い人でもその世界を感じてもらうためにはどうしたらいいのか?

考えに考えを重ね、選択したのは「プログラミングそのものはほとんどしない」というありえない内容でした。

しかしその「ありえない内容」は多くの方から支持されて「ありえない反響」を生み、結果として発売即重版。

アマゾンの新書ランキングでも1位を飾るなど、異例のヒット作になっていきました。

それから2年。

プログラミング学習は"ブーム"となり、世間ではそれを学ぶためのスクールや教材が花盛り。

しかしそれを見て、著者である清水さんはおっしゃいます。

「将来成功したいがためにプログラミングを学ぶのは、極めてナンセンスである」と。

しかしその清水さんも述べているとおり、プログラミングとは優れた思考や効率のいい手順を体系化して洗練した、まさに人類の叡智。

学ぶことによる高い教育効果があるのも事実であり、現実として、世界中で初等教育などへの導入が始まっています。

IoTなどが話題になる中、私たちもますます意識を向けざるを得ないでしょう。

それではなぜ、今プログラミングを学ぶべきなのか?

おそらく多くの私たちが想像していない、もっとずっと深く、そして意味ある示唆。

それがこの本には記されています。

「プログラミングは料理のように学べ」「文系不要論なんて馬鹿げている」「難しい・専門的は過去のもの」……。

瞬時に完成、挫折ゼロ。とりあえずスマホ一台あれば学び、楽しめる。

そんな新時代のプログラミング教本が、ここに誕生しました。


この本で、あなたの目の前の世界は変わる!

★Chapter1「プログラミング」は「料理」と心せよ

★Chapter2「瞬間プログラミング」で目の前の課題を瞬時に解決

★Chapter3 続・教養としてのプログラミング講座

★Chapter4 キーボードを使ったプログラミング

★巻末付録 プログラミングレシピ集

内容(「BOOK」データベースより)

現実の課題をプログラミングで解決せよ!学習ブームの火付け役となったシリーズはさらに先のステージへ。「プログラミングは料理のように学べ」「難しい・専門的は過去のもの」…。瞬時に完成、挫折ゼロ。これが、21世紀に生き残るための「必修科目」だ!

著者について

清水/亮

1976年新潟県生まれ。株式会社UEI代表取締役社長兼CEO、株式会社ドワンゴ会長室第三課課長。

電気通信大学在学中、米Microsoft Corpにて家庭用ゲーム機開発や技術動向の研究・教育に携わり、文部科学省の委託事業などを経た後、98年にドワンゴ入社。エグゼクティブゲームディレクターとして携帯電話事業を立ち上げ、2002年に退社。

CEDEC(ゲーム開発者向け技術交流会)設立などにかかわり、03年より現職。04年度に独立行政法人情報処理推進機構(IPA)より天才プログラマー/スーパークリエイターとして認定され、05年より東京大学大学院情報学環履修生。08~10年九州大学大学院非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)