受講者の声

かしまセミナーの魅力はいくつもありますが、敢えてひとつ挙げるなら、かしま先生のコメントには発表者やその向こうにおられる生徒さん達への思い遣りがと ても感じられること、私はそう思っています。そして、かしま先生と参加者の輪から、私はいつもスクールカウンセラーの“今”を感じ、学ばせて頂いています。ありがとうございます」(S県 女性)


行き詰ったときに思い出す顔。受け売りではない生の声。同じ立場の仲間を労わるまなざし。このセミナーで得るものだ。いつか自分も与えられる人になりたい、そう願う気持ちもセミナーがくれた」(H県 女性)


かしまセミナーに参加する一番の醍醐味は、嘉嶋先生の勇気に触れることだと感じております。丸一日、5ケースを次々と公開でSVをするという作業は、そしてライヴで資料なし、何が飛び出すかわからない状況その中には、コメントしようのないケースも、歯が立たないケースもきっとあることでしょう。 そんな真剣勝負を、発表者を痛めつけないというただひとつの信念を貫きつつ沢山の目の前で受けてたつ覚悟、そして、発言に責任を持つ覚悟。それは、人を選べず、職場を選べず、そして他職種に囲まれて常にできることを模索せねばならないSCに一番求められる姿勢だと感じます。大学で習う行儀正しいセラピーはクライエントのためといいながら、如何に治療者側に逃げ道を用意する言葉に溢れているかを考えずにはいられません。けれど一歩臨床の場に立てば、時に実力以上を揺さぶる相談内容に立ち向かわざるを得ない、誰かが向かい合わなければならない、逃げられないケースに出会うのだと思います。そんなときに求められる勇気と潔さ、そして真摯さを嘉嶋先生は示してくださる気がします。セラピストの役割は、すべての答えを知っているから必要なのではなく、限界もあり、わからない事だらけでありながら、それを隠さず恥じず 真摯な姿勢でそうした自らをさらす勇気を示す事で初めて、クライエントはセラピストという存在を使って、やがて自ら進む道を見つけていくのだという、当たり前だけれど見失いやすいセラピーのもつ力の本質を怖気ず示し続けるそんな姿勢に触れるたびに、私たちも勇気を分けてもらえるのだと感じております」(A県 女性)


このセミナーと出会わなかったら…と思うと怖くなることがあります。多くの生徒をむやみに精神科に送り、多くの保護者をクレイマーとして片付け、多くの先生方の頑張りを徒労感に終わらせてしまっていたかもしれません。そして何より、私自身がとっくにSCという仕事を辞めていたと思います」(H県 女性)


参加回数が重なってきました。研修会などで聞く話が、セミナーであればどのように取り上げられ、考えることができるだろうと自分の中で学びの一つの道しるべのようなものができつつあることを感じます。講師のかしま先生が、様々に学び続けて、それを実務に活かし続けていることも伝わってきます。それぞれで居られる風通しのよいセミナーだと思います」(I県 女性)


スクールカウンセラーにとって必要なものは“拠って立つ理論”と“純粋性”と“経験”だと思っていた。このセミナーに来て、何よりも必要なものは“仲間”だと知った。会う頻度に関わらず、セミナーの参加者は“仲間”となり、支えあう安心感を得ることができる。私が5年通い続ける理由はそこにある」(H県 女性)


仲間とは、同じ考えの集まりであっても居心地がよいけれど、いろんな人がいろんな立場であってもそこに居て心地よいという仲間、もしかしたら、そこが他の研修会では得られないこのセミナーのよさかも知れません。そしてそれが、スクールカウンセラーに求められる資質なのかもしれません。このセミナーでは、かしま先生がその雰囲気を大事にしてくださっています」(O県 女性)


頭では来談者のことを大切に考えるとか分かっていたつもりでしたが、かしま先生のコメントなどを通して、その温かさに触れる機会ができ、全然わかってなかった!と分かってしまいました。それに、先生は温かいだけでなく、強さも持っておられます。私も、少しでもそんな姿に近づいて行きたいです」(G県 女性)


仕事は難しい。SCの仕事はどこまでがその役割であるのか迷うことも多い。実務に戸惑いながら、迷いながら、闘いながら様々にモデル100を手に取ってきた。本に出会われた方には、ぜひセミナーでのかしま先生にも出会っていただきたい。そして、共に学び合えたらと願います」(I県 女性)


かしま先生はその時カウンセラーとして自分が何をどう感じていたかということをとても大切にされます。「自分が感じているもの」を起点としてケースを検討していただく中で、ケースについての理解が深まるだけでなく、自分がすぐに使えるような実践的なヒントも得られます。また同時に、自分自身の課題も浮かび上がってくることとなり、日頃の自分の臨床を振り返る生きた学びの場となっています。かしま先生をはじめ参加者の皆さんの志の高さと、温かい雰囲気にいつも支えられています」(O県 女性)


今年初めて参加しました。SC経験は12年です。ケース提供者とケースの役に立つという当たり前のことが最も大切にされ、でも馴れ合いとはほど遠い、盗みたいものがいっぱいのセミナーだと思います。宣伝したいような、でも、自分だけのものにしておきたいような感じです」(O県 女性)


今年初めて参加させて頂いてまず驚いたのが、受講者の皆さんが本当に日本の各地から来られているということ。地元や、近い仲間での勉強会とはまた一味違った刺激を受けています。そして、もちろん、かしま先生のコメントと、皆さんからの情報等、私にはとても貴重なものですし、同時に、先生や皆さんの細やかな 配慮のある態度にもいつも大いに学ばせて頂いています」(S県 女性)


かしま先生のひとひらの言葉に含まれる示唆は私にとって、スクールカウンセラーでのケースのみならず、他の相談機関でのケースの根本的な点に関わるヒントにもなっているように思います」(O県 女性)


毎回、発表される其々の事例に自分のケースと重ねて、ヒントをもらったり、内省したり、濃厚な時間を過ごさせてもらっています。かしま先生の鋭いコメントは腑に落ちる”“目からうろこです。同時にそのコメントは、とてもあたたかく、明日に向かう勇気をもらいます」(H県 女性)


ここ数年参加しています。母なるものと、父なるものの間で、育つこと・学びが促されるとするならば、お二人の先生のセミナーで学ぶことの確かさを感じます。実務の中で子どもたちと出会うとき、自然に学びから得たものが発ちあがってくれればと願います」(I県 女性)


学校は生徒さんや先生方にとっては日常生活の場であり、日々さまざまなことが起こり、状況がめまぐるしく動いていきます。その中でスクールカウンセラーとしてどう援助的に関わるかについて考え込むことも多い私にとって、かしま先生の研修でケースについて自分の言葉で発表したり、他の方の取組みを聞きながらさまざまに考えを巡らすことは、非常に勉強になります。かしま先生のコメントは示唆に富んでいて、心理臨床の基本に立ち戻らせてくれます。自分が関わるケースについて自由に相談できる安心な場があることは、とても心強いです」(O県 女性)


もともと内向的な私は、はじめは、すでに出来ていた仲間内の雰囲気に、少々居心地の悪さを感じていました。しかし徐々にそれはなくなり、今ではとても大事な仲間になりました。メンバーは全国から集まってきているので、しょっちゅうやり取りを交わすような間柄ではありませんが、たとえば仕事で困ったとき、安心して助けをもとめてみようと思える仲間です。こんな仲間を得られたことは私の財産です」(N県 女性)


昨年度までは全回参加をさせていただきましたが、自立?をしていこうと単回参加で2回参加させていただきました。全回でも単回でも、事例を出される方の揺れや何やらが見え隠れする発表に、かしま先生のあたたかでありながら、スクールカウンセラーとして、一個人として、大事なことはやっていかなきゃだよね!という励ましがあり、私もやる気が出ます。また、全国から参加されているので、具体的な情報交換もできますし、メーリングでもやりとりも支えになります。学びとリフレッシュの場になっています。ありがとうございます」(F県 女性)


かしま先生のセミナーは、とにかく発表してよかった、発表して元気になった、という気持ちになります。発表者が帰りに笑顔になっているように・との先生の願いのとおりだと、発表させて頂いて体験しました。事例発表とは、話題は事例でありながら、同時に発表者自身を表に出す作業でもあると思います。だから、患者さんが信頼出来る相談相手を選ぶのと同じく、私も信頼出来るアドバイザーや聴き手を選びたいと思いました。県外でしたが、そういう場と出会えて、本当によかった、と心より思います」(T県 男性)


一見何でもそろう大都市にいると他の都市にいくのは腰が重く、セミナーの申し込みを数年ためらっておりました。しかし、桜の咲く時期も雪の深さも違う地で生活するメンバーと顔を合わせ、学校以外の事例報告もあり、毎回、個別性を改めて考え、また自分の立場を客観的に見直す機会となっています。お役に立てたらうれしいとの思いが会場に静かに流れている中で、事例発表者である私たちの持ち味を生かしたかしま先生のコメントやメンバーのコメントをきいていると、あっという間に一日が終わり、探していたものが知らず知らずのうちに得られた充実感があります」(T県 女性)


大学院を卒業し直ぐにSCになった1年目にこのかしま先生のセミナーに出会いました。1人職場と言うこと、学校はSCに何を期待しているのかはっきり分からない不安などに押しつぶされそうになっており「何か心の支えが欲しい!」と思っていた私にとって、セミナーはまさにこころの支えになりました。大勢の前で発表するケース発表は、これまで大学院で発表後に混乱してしまったカンファレンス発表とは異なり、発表者が自身の面接についてもう一度しっかりと向き合うエネルギーをもらえる、言ってみれば発表者がセラピーを受けているような体験でした。これから受講される方には、ぜひとても困っている事例を発表されることをお勧めします。また、他の受講者の事例発表とかしま先生のコメントは私が臨床を行う上で様々なヒントを与えてくれました。今年はお休みしていますが、受講していなくても皆さんと繋がっている感じをずっと持っており、また困った時・悩んだ時・辛い時にはいつでも戻れる場所だと思っています。かしま先生や受講者の皆さんの温かい雰囲気は、1人職場で頑張っておられるSCの方々に『私、1人じゃないんだな。これからもがんばろう~!』と言う希望とやる気を与えてくれると思います」(O県 女性)


できれば、このセミナーの存在を全国の心理士に教えたくない。なぜなら、かしまセミナーの存在は、とかく不安な要素を持ったスクールカウンセラー(以下SC)にらしさを吹き込むものであり、孤独で軸がわからなくなりそうな難しいSCという仕事を継続していくのに大変有効と思われる。したがって、受講生は口コミ式で増えていくことは予想でき、個人的には、かしま先生がますますお忙しくなり、セミナー生が増えていくのを阻害したい思いなのである。自分の例でいうと、受講した年の後半には、長らく行っていた学校で、教員より「こういう専門家の先生がSCでくるのは」というお言葉をいただいた。まだまだ精進の毎日ではありますが。また、事例提供に際し、発表者が一番迷っている点をすくいあげ、返されるところや、時にもっとはっきり言ってしまえばというところも、カウンセラーの課題、成長を見通したかかわりをしてくださっているところは、自身の臨床にも強く跳ね返ってくるものである。そして、全国にこれだけ苦労されながら頑張っているというのをまじかにみるのは、セルフヘルプグループ的要素も大きく、創元社のスタッフの守りも素晴らしい。東京セミナーもあれば参加したい」(C県 女性)


セミナー参加4年目になります。他の方の事例がすべて、同様のケースを抱える自分の参考にすることができます。事例を自由に話すことは、かしま先生の細やかなフォローと真摯なメンバーの方のコメントに支えられて、自分を取り戻す機会になっています。今ではなくてはならない貴重なです」(O県 女性)


このセミナーのことは以前から存在だけは知っていたのですが、このたび思い切って申し込みをさせていただいて、お一人お一人の活動について時間をかけて鹿島先生と発表者の方がじっくり思索を深めてゆかれる様子が、とても印象的でした。こういうときにはこう対応する』『こんなふうにしてみたらどうかというレベルではなく、”こういう視点から自分の臨床を見直してみよう”と、セミナーの内容を基にして自分の考えを広げてゆくことができ、とても勉強になりました。たった1回だけの参加でしたが、明日からの臨床を頑張ろうという元気をもらうことができました。遠方から行った甲斐がありました。ありがとうございました」(H県 女性)


3期目の参加になります。毎回、参加者の皆様の現場での工夫、迷いながらも丁寧に関わろうとされる誠実な姿勢に学ばせていただきます。また、本の紹介などの実際的な情報も大変役に立っています。自分の場所に戻った時に、セミナーで得たものをどう活かすかを考え、実行したくなる研修です」(O県 女性)


『スクールカウンセリングモデル100』を拝読致しました。1ケース1ケースの的確な見立てと、生徒にとって最も役に立つことという援助のあり方に少しでも触れさせていただきたいと思い、今回セミナーに参加いたしました。参加者が緊張したりせず、自由に肩の力を抜いてものが言える雰囲気で、守られているなあと感じます」(K県 女性)


悩んだ末、初参加を決めた者です。参加させていただいてSCの勉強になるのはモチロンですが、参加していらっしゃる皆様方が、臨床がきっとお好きな方ばかりだということが伝わってきて、また頑張ろう』『もう少しやれることがあるさと、とても励みになります。時に話を聴いていて、自分のSCとしての至らなさに恥ずかしくなることもありますが、かしま先生の人を拒絶するところのなさに救われ、わからないところを思い切って質問できるのもいいです。お一人お一人の発表を聞くと、その人のスクールカウンセラー活動が浮かんできて、これまた参考になります」(H県 女性)


それぞれの地域で頑張っているスクールカウンセラーの姿を知り、またそれへの先生のご指導が自分の仕事への振り返りとなり、大変に勉強になります。仕事を続けていく上でとても役にたちます。セミナー後にお互いに励ましあったりして、さらに力が湧きます」(O県 女性)


初年度から参加して今年は3年目、あっという間でした。時間を経るたびにグループの結びつきも深くなり、仲間を実感しています。そして3年目の今年実感するのは、スクールカウンセラーの扱うケースの複雑さ難しさの加速度的な変化です。年を経るごとに、緊急性も専門性もそして専門家としての知識は勿論、人としてのあり方を試されるケースをみなさんが現場で一人で抱えている難しさを、発表ケースの複雑化に肌で感じています。そしてその複雑ケースに、今まさに現場で身体を張っているかしま先生だからできるアドバイスをいただけるのは、一人職場のカウンセラーにとって本当に心強い事だと思います。複雑で多彩な問題が展開されるのは、学校がまさに実社会である証拠ですし、その対応にカウンセラーが関われるようになったのは、一人一人のSCの今までの仕事の蓄積による成果でもあると思います。反面、免罪符的に利用されるのではなく、意味のある関わりを積み上げていく事が、本当にSCの存在意義を構築するために急務なのではないかと考える時、この小さいけれど実践的な集まりの向かう方向がとても大切に感じています」(A県 女性)


初めて参加しております。リピーターの方が多い印象で、お互いがお知り合いどうしの方も多く、もともと人見知り体質の私は、始めは正直居心地の悪い感じもしておりましたが、気さくに話しかけてくださる方もいらっしゃったり、少しずつみなさんのお顔を覚えてきたりで、だんだん大丈夫になってきました。ケース検討の時間の具体的な様子は、発表者の方がケースで困っていることを相談していくと、かしま先生が気づいたことがあったときにコメントされて、(発表者の方のお役に立ちたいという先生のお気持ちが伝わってきます)それに触発されて、発表者の方だったり、ときにはフロアーの方だったりが発言していくというスタイルです。かしま先生の他にも、参加者の中で、とても上級者だなあ、と感じる方が数名いて、かしま先生と協力して、会の中身をさらに充実したものにしてくださっていると感じます。これらの皆さんも、発表者の方の困っていることに、非常に添ってコメントしてくださっているのが伝わってきて、聞いている人にもとても参考になるし、とてもいい雰囲気です。私のような実力では、そういうやりとりに参加できるようなコメントを思いつきませんので、ただただ聞く一方の参加になってしまっていますし、会で得たことを自分の活動に生かしきれているかというと疑問ですが、とても勉強になっていると思います」(N県 女性)


毎回参加するたびに、かしま先生初め仲間の方からエネルギーをもらっています。皆さんの現場での実践を聞いていると、私もヒントをもらえますしかしま先生のコメントは的確で「腑に落ちる」ことばかりです」(O県 女性)


毎回かしま先生のあたたかいコメントにほっとします。ああそうなのか!!と目からうろこ、腑に落ちる場面も度々です。一方、みなさんの発表やフロアーからのコメントを伺っていると自分のやり方はこれでいいのかと自問自答して帰路につき消化不良のまま眠れなかったり、自分はスクールカウンセラーに向いていないのではと悶々としたりしてしまいます」(H県 女性)


セミナーに参加して3回目になりますが、毎回学びがあります。それぞれの学校、その地域によって、また関わる人の違いによって、やり方が千差万別だからだと思います。しかし、違うのだけど一緒だったり、一緒だと思ったけど違っていたりと、ケースを聴く事、かしま先生の聴き方とコメントで、発見があります。いろんな地域から来ているので、各県や地域の違いもおもしろかったり、参考になります。またメーリングリストでの情報交換もとてもありがたいです」(F県 女性)


初めて参加して、発表者が自由に話をする事例検討に驚きました。資料などを使わずに話をする中で、発表者の方が新しい発見をしたり、思いもよらない方へ話が展開することがとても新鮮でした。自分が発表をするときも、参加者の方から相槌などの反応があり、安心して話をすることができました。資料を用いて発表をして参加者がみんな下を向いているよりも、あたたかさを感じます。また、困ったときにメーリングリストなどでやりとりができることも心強いです。学校の中で働いていても、臨床心理士は自分一人という状況で、同じような想いをされている参加者の方の話を聞いたり、メールなどで相談したり、つながりが持てることが貴重な機会となっています。研修で聞いたお話を参考にしながら、自分の仕事に活かしていきたいと思います」(A県 女性)


SCをしていると、一人職場の意義を考えることが多くあります。教員とは違う専門家として、学校文化への風穴として、集団にいる異質な存在として。そしてときどきは一人職場ならではのしんどさも感じます。実はくじけそうになることもあります。かしま先生はセミナー参加者をメンバーと呼ばれます。その言葉に裏打ちされたセミナーのムードがあります。セミナーに参加した日は考えにふけることも多いので頭は重いのですが、心と足取りは軽く、一人職場に戻って行くことができます。このセミナーから情報や刺激だけでなく、守りの感覚をもらっているのは私だけではないと思います」(H県 女性)