観望会で曇ったり雨が降ったりすると、実際の天体を見る事ができなくなります。そんに時に、疑似天体を用意しておくと、イベントが盛り上がります。ここでは、月のライトや恒星に見立てた点光源を紹介します。
ペンダントライト、シーリングライト、インテリア月ライトなどで検索すると販売ページが出てきます。直径30cmで1万円程度です。
基部にアダプターを作って、マイクスタンドに乗せて高さを稼げるようにしました。工作が面倒かと思いますが、いろいろと方法を考えてみましょう。画像の方式は、振動が伝わると落ちてしまうので、今は使っていません。改良型が出来ましたら紹介します。
月の視直径は約0.5度です。この30cm(0.3m)の月が実際の月と同じ大きさに見えるようにするには、約35m離れます。x = 0.3( tan(0.5) ) で求めました。
点光源を作るには、アルミ板に穴を開けます。アルミ板は、飲み物のアルミ缶を金切りばさみで切り開いて、まち針などで突いて、かえりをヤスリで磨きます。
1. アルミ缶を用意します
2. カッターで切り開きます
3. ハサミでも良いです
(切れ味が悪くなるかも)
4. 3x3cmくいらに切ります
5. 針で穴を開けます
印鑑マットなどを敷くと良いです
6. 反対側に「カエリ」が出るので
ヤスリ等で磨きます
7. こんな感じ
8. カエリが少なくなれば良いです
9. ポスカやフロッキーなど
艶消しに近いペンで塗ります
10. 写真用のパーマセルテープを
周囲に貼ると艶消しになります
11. LEDライトが付いている
モバイルバッテリーです
12. 光源の前に貼ります
・これを、どのように固定して掲示するかが悩みどころです。また、周囲に黒いスチレンボードなどを用意すると、よりリアルな視界になります。
・二重星の穴の裏側に色セロハンを貼ると、コルカロリとかアルビレオを再現できます。
・二重星の穴の距離を、実際の星空の二重星と合わせると面白いです。アルビレオで約35秒角なので、5ミリの間隔で230mで、、、合ってる?
・写真用のパーマセルテープは高いですが艶消し性がとても良いです。