理念と目的

拝啓、時下ますますのご清祥の段、お喜び申し上げます。平素は格別のご配慮を賜り、厚く御礼申し上げます。

この度、高齢社会に備えて、骨粗鬆症治療をより良く、皆様の活動を更に充実したものにするために『 KANSAI骨ケアリエゾンネットワーク』を設立する運びとなりました。

日本骨粗鬆症学会により骨粗鬆症マネージャーの育成が始まり、個々の施設で活動が始まっています。

活動の内容は一次骨折予防や二次骨折予防、服薬指導・管理栄養士の介入、地域連携から在宅での治療・服薬継続率向上を目指した取り組みなど多岐にわたり、研修や勉強会は地域レベルや施設単位で積極的に行われております。研修や勉強会では、自施設内での活動の問題点やこれから活動を始めようとする施設によって活発なディスカッションが行われておりますが、施設規模・マネージャーの人数、また病院の形態など様々な事情により問題が解決されないまま自施設の活動に悩んでいる方々が多いと考えます。

そこで、まずは地域単位の枠を広げることでより多くのスタッフと関わりを持つことで活動のモチベーションを維持・向上させることや同規模・同活動レベルの施設を増やすことで、自施設に持ち帰れる情報をより多く得ることが出来ると考えました。そのため、これから骨粗鬆症診療やリエゾン活動を始めようとされる方々への情報提供やリエゾン活動に携わるスタッフ間の交流を深めることを目的に同会を設立いたしました。

骨粗鬆症マネージャーや骨粗鬆症診療やリエゾンサービスに携わる医療従事者の方々ならどなたでもご参加いただけます。何卒よろしくお願い申し上げます。

敬具

世話人 大阪府済生会吹田病院 木村 孝

ベルランド総合病院 田中 暢一

りんくう永山病院 今奈良 有

大阪河崎リハビリテーション大学 今岡 真和

アドバイザー:大阪府済生会吹田病院 院長 黒川正夫 先生

永山病院骨粗しょう症センター センター長 田中雅博 先生