低学年からはじめる
キーボード

今までキーボード入力は「ローマ字を習ってから」と低学年はあまり利用していなかったところも多いのではないでしょうか。

え?Microsoft EducationやGoogle for Educationのログインにアルファベット入力が必要!?

もう、やるしかありません。低学年からキーボードをはじめていきましょう!

低学年のつまづきポイントを知っておく

WindowsやChromebookが導入された自治体で、苦戦するのが『ログイン』です。
低学年ならではのつまづきポイントを知っておくと、安心してはじめられますね。
セキュリティの関係で、パスワードの桁数も多くなっていますが大丈夫です。子どもたちはすぐに慣れてきます。

キーボードと画面に出てくる文字がちがう

はじめてのログインで、早速手が上がります。

「先生!ちがう文字が出ます!」

JISキーボードは大文字の英字で表記されているのに、実際に画面に表示されるのは小文字

「qeradfghl」あたりは、大文字小文字の表示が大きく違うので、アルファベットを習っていない低学年に伝えるには少し工夫が必要そうです。

パスワードが伏字でみえない

はじめに説明しておくと安心です。

「パスワードは●とか・で表示されますが、落ち着いて1文字ずつ入力しましょう。」

『落ち着いて』ってパワーワードですね。

パスワード入力でパニック起こす子が激減します。

US配列キーボードは小文字だけど

こちらはChromebookのキーボードです。

  • US配列

  • 小文字のアルファベット

US配列は大人も不慣れかもしれません。

小文字の問題は、「a」と「ℊ」がフォントによって表示のされ方が違うために

「私のパスワードの文字が、見つからない T_T」と半べそ。

はじめてのログインだけで1時間かかってしまい、「今日はここでおしまい」になってしまうかも?
それでも一人一台だから毎日使える。
「明日もログインしてみようね」と言った瞬間、子どもたちの目はキラキラします。さて、明日は何をしようかな。

安心してキーボードをはじめるアイデア

キーボード入力に慣れるにはどんな方法があるか、みんなでアイデアをだしてみましょう。

ここに紹介するのはほんの一例です。おすすめのアイデアがありましたら、教えてください!

キーボード配列表をつかってみる

キーボード配列を模したワークシート(白黒印刷)を使用する方法をご紹介します。

ログインで使用するキーを色鉛筆で塗ったり、赤丸をつけたり。

キーを探す練習で、指示されたキーを塗ると何かが現れる?ゲームも楽しいです。

使いやすそうなUSキーボード配列表を見つけられなかったので、つくりました。どなたでもご利用可能です。
(レイアウトを少し編集したい方のために、Googleスライドのデータもダウンロードできるようにしました。使ったよ、と知らせていただけたら嬉しいです。)

ローマ字を習っていなくてもタイピングは楽しい

タイピングアプリや、インターネット上でできるタイピングサービスがたくさんありますので、活用してみましょう。
小学2年生でも、大人顔負けのスピードでローマ字入力できる子も出てきます。

オススメのタイピング練習サイト

キーボー島アドベンチャーhttp://kb-kentei.net/

学校で活用されているところは多いですね。

プレイグラムタイピングhttps://typing.playgram.jp/

ホームポジションがわかりやすい!フリガナや小文字のオプションがあるので低学年やChromebookのオススメ!

ココアの桃太郎タイピングhttps://pokedebi.com/game/momotype/

飽きずに楽しめるのが最高!ゲームだっていいじゃない!

*ICT支援員さんオススメのタイピング練習方法*

Webサイトにアカウント登録したり、広告がでてくることに抵抗のある先生におすすめなのが、「名前をローマ字で打つ練習」。

①キーボード配列やローマ字表の書いたワークシートを使って、自分の名前をローマ字に変換して書き出してみましょう。

②入力するアプリケーションは、Wordやドキュメントなどお好きなツールで。

このワークシートに載せているローマ字表は、以下のサイトから拝借しました。

https://conote.info/archives/3075

低学年におすすめ!【しりとりタイピング】

GIGAスクール構想の大きなメリット、アカウントと共同編集を使ったアイデア。

1つのファイル(縦にたくさん入力できるものが良い)を共同編集で開き、順番にしりとりで答えていきます。

縦にながーく答えられたチームの勝ち!

高学年におすすめ!【教科書の打ち込み】

教科書の文章を打ち込むと

  • 漢字の変換

  • 句読点/接続詞

など、実用的な文字入力を習得することができます。

はじめの数行はお手本で入力しておいたり、段落やそのまま入力するところと、自分の考えを描くとごとにテキストボックスを配置しておくと、スムーズに始められるようです。

他にもおすすめのアイデアがありましたら、ぜひ紹介させてください!

ICT支援員さんの知恵袋 英小文字キーボードシール

一人一台の端末だからできること

『キーボードに英字の大文字小文字の両方書いてあれば、低学年でも入力がスムーズになると思うんだけど。』

そんなICT支援員さんのアイデアから生まれたキーボードシール。

「a」と「g」の小文字は二種類のフォントで表記されています。

ご要望がありましたら、学校と取引のある教材会社さんを通しての販売等も対応しております。

お気軽に、以下の【お問い合わせ】からどうぞ。

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