量子物質界面

物質-情報-生命現象をつなぐ新しい科学へ

About us

金澤研究室は、2023年4月に東京大学生産技術研究所に発足した新しい研究グループです。私たちは物質表面に現れる新しい量子状態を開拓し、固体・液体・気体状態の多種多様な物質との接合界面における非平衡・非線形の物理現象や化学反応を探究します。特に、物質界面で生じる「粒子や情報、エネルギーのやりとり」をデザインすることにより、情報技術や生命活動に現れる機能をナノデバイス中に再現したり、さらには量子性を付加した全く新しい物性を生み出します。そして人類社会の未来を少しでも明るくできるような量子物性機能の発見を目指していきます。未踏の研究領域を一緒に切り拓いてくれる学生や研究員の皆様の参加を歓迎します。ご興味がある方はぜひContactのページをご覧ください。

Recent Research Highlights

接合効果の制御を通して貴金属フリーのスピントロニクス材料の室温動作を実証

スピン結晶におけるトポロジカル相転移と臨界現象についてのレビュー

FeSiにおけるトポロジカル表面状態の発見と非線形スピン物性の実現

Breaking News

2024.4.23: D3堀さんのスキルミオン形成と高次非線形ホール効果に関する論文がPhysical Review Materialsより出版されました。リザバーコンピューティングへの展開が期待できます。

2024.4.12: 助教松岡さんの理研時代の論文がScience Advancesより出版されました。(プレスリリース)

2024.4.11: トポロジカル超伝導体候補FeSexTe1-x薄膜に関する論文がPhysical Review Materialsより出版されました。

2024.4.10: 研究実習生森山天貴さんが参加されました。

2024.4.1: M1に青柳俊吾さん、岩垣貴祐さん、植田大雅さんが参加されました

2023.3.19: スキルミオンの安定性に関する論文Journal of Physics: Materialsより出版されました。

2023.12.12: 反強磁性体における異常ホール効果に関する論文がNature Communicationsより出版されました。

2023.12.6: 極性磁性体におけるハイブリッドスキルミオンに関する論文がNature Communicationsより出版されました

2023.11.13: スキルミオンを用いたリザバーコンピューティングに関する論文がNature Materialsより出版されました。

2023.10.18: 金澤准教授が第18回日本物理学会若手奨励賞を受賞しました。

2023.10.12: カゴメ格子磁性体におけるDirac電子の磁気光学応答に関する論文npj Quantum Materialsより出版されました。

2023.10.1: 特任助教に松岡秀樹さんが着任されました。

2023.9.20: D2堀さんが応用物理学会で発表しました。

2023.9.15: トポロジカル磁気粒子Bimeronとその磁気転移に関する論文がAdvanced Materialsより出版されました。

2023.8.31: トポロジカル磁気構造(ヘッジホッグ格子)のスピン揺らぎの直接観測に関する論文Physical Review Bより出版されました。

2023.4.10-4.14: 2023 MRS Spring Meeting & Exhibit @San FranciscoにてシンポジウムセッションQM02: Functional Ferroic Materials for Unconventional Computingのオーガナイザーをします。

2023.4.3: 新しいトポロジカル磁気粒子Hopfionに関する論文がAdvanced Materialsより出版されました。