科教協宮崎として現在例会は実施していませんが、当ページの管理者がやった実験などを紹介します。
ブロアで空気を送り込んで膨らませています。1個目は気管などに傷がったようで空気が漏れて、全体が膨らまなかったです。2個もらってきた肺のうちもう一方は傷がなくきれいに膨らみました。(全体が膨らんだ映像は、最後の方にあります。)以前はホースを差し込んで息を吹き込んでやっていましたが、衛生上のアドバイスをもらい、ブロアに変えました。
かなり前に、科教協の全国大会でさらし粉と塩酸を用い、フラスコで塩素を発生させている方法を教えてもらいました。この映像では漂白剤を用いています。この実験で室内が塩素臭くなることはないのですが、窓を開けておく必要はあります。(塩素を発生が落ち着くまでは床に置いておくとよい。)漂白作用を見せるための映像として使っていただければと思います。「まぜるな危険」の意味も併せて伝えています。(2025.9)
2025年1月実施の宮崎鹿児島合同学習会の岩間先生の講演で紹介されたものを2学期の授業に備えて班の数ほど作りました。気密性にやや難があったのですが、ドリルの刃を変えたらあっさり解決。岩間先生曰く、ボール盤で穴をあけた方がいいとのこと。いろいろアドバイスもいただきました。(2025.9)
2025年6月の九州ブロック合同学習会のお楽しみ広場で常盤先生が紹介されていた器具を、今入手しやすい材料で再構成して作ってみました。地球儀を磁石でくっつけたところがポイントかと思います。科教協九州ブロックのグループLINEで相談しながら進められたのがとてもよかったです。(2025.08)
※九州のなかま・科教協九州ブロック(グループLINE)についてはこちら。
2025年科教協全国大会のナイターで飯田先生が実演されているのを見て、作る気になりました。(知ってはいたけど、作る勢いがなかった。)実際にいろいろ見たり聞いたりするとその気になるので、こういう機会は貴重だと思います。白熱球のフィラメント部分に息を吹きかけると温度が下がり、抵抗も下がるので、豆電球の明るさが変わります。(2025.08)
ミジンコを飼っています。濁っていて見にくかったので、スマホのライトで照らしたら、ミジンコが集まってくるような動きを見せました。ネットで検索すると、光に集まる性質(走光性)があるようです。薄暗い棚に水槽を持っていき、LEDで照らすと集まってくるのがよくわかります。ライトの位置を動かすとついてきます。(2025.07)
ストローの端にろ紙をつけ、反対の端から水を注入して写真のように放置します。ろ紙から水が蒸発することで、ストロー内の水が上昇していきます。蒸散が根からの水の吸収に関係があることをイメージできることをねらっています。ろ紙が大きい方が水の上昇も大きくなります。(ストローの下方にある油性ペンで引いた線が最初の水の位置です。)
水に色を付けなくても結果は変わりません。(2025.07)
ろ紙に塩化コバルト水溶液をしみこませて乾かした大判の塩化コバルト紙を用意します。葉をこの塩化コバルト紙ではさみ、プラ板とクリップで固定しておくと、数分で写真のように変化します。葉の裏側塩化コバルト紙の方が葉の形が分かるほど赤くなっています。(写真左が裏面、右が表面)裏側からの蒸散が多いことが分かります。(植物によって表と裏の色の違いの差や時間は様々です。)(2025.07)
授業で見せようと思い、近所の田んぼをうろついて見つけたのがこれ。
丸く水中を漂うこれを顕微鏡で見たものを撮影しました。どうやら、テマリワムシというらしい。
いつも、いまいちな結果で悩ましかった銅の酸化と質量の実験。今回は0.5g~0.9gの範囲でステンレス皿に計量した上で各班に配り、20分間強熱した。(教科書通りの方法)生徒には色の変化が乏しいところや粉の厚みがあるところを特に加熱するように指示しながら、5分程度ごとに皿の位置を変えさせところ比較的良い結果が得られた。
グラフの赤線は理論値で、青線が測定結果から引いたもの。
上段は1組、下段は2組のもので、1組は酸化後の測定を生徒に任せ、2組は酸化後の測定も教師が行った。?は明らかにおかしいと思われる結果。銅は、薬品棚にあった適当なもの。(今年度異動してきたので、いつ買ったかもわからない。)
20分間ただひたすら加熱するだけでこれだけの結果がでるのは良いと思う。
春先に出るツクシをシリカゲルにうずめてとっておき、新学期に見せました。カバーガラスをかけずに、横から息を吹きかけながら顕微鏡で観察します。湿気で糸状の部分が縮み、乾燥するにつれのびてきます。(2024.08.30)
胞子のうの集まりを葉から外し、スライドガラスに乗せカバーガラスをかけずにピントを合わせ、エタノールを滴下すると胞子のうがはじける様子を観察できます。
胞子のう1個に注目して撮影しています。
葉の本体をどかしても、置いてあった葉の形が分かるほどの胞子が出てきています。
顕微鏡で食塩の結晶が溶けていく様子を見ています。福岡の藤岡先生が紹介されていました。スライドガラスにとじ穴補修シールを貼り、その内側に食塩の結晶(ふつうの食塩の粒です)を置き、顕微鏡でピントを合わせておきます。横からスポイトやピペットで水を注ぐと、食塩の結晶が小さくなって消えていきます。(2024.08.30)
『なぜ力学を学ぶのか』(飯田洋二/著、日本評論社)に掲載されているものです。詳細はそちらをご覧ください。(p54・p55)同じ高さ(7cm)から転がした球は、斜面の傾きに関わらず同じ速さで飛び出し、同じようにベルにあたります。
書籍では「フタ」の部分を音がいい方が楽しそうなのと、大きい方が微妙なブレを吸収できそうなのでベルに変えています。また、定規の裏に磁石を付けています。
(2024.08.30)
『なぜ力学を学ぶのか』(飯田洋二/著、日本評論社)に掲載されているものです。詳細はそちらをご覧ください。(p54・p55)
先ほどの2倍の位置にベルが下げてあります。(1)の2倍の速さで飛び出せば命中する寸法です。先ほどは7cmの高さから転がしましたが、何cmの高さから転がせばよいのでしょうか。
科教協の全国大会(2023年)に飯田先生のナイターに参加し話を聞き、本を買ってぜひとも作ってみたいと思いこの夏やっと作りました。(2024.08.30)
平均の速さ、瞬間の速さの学習の際使うつもりで作りました。
水かさが1時間ごとの速さとして、4時間の平均の速さを視覚的に伝えようというのがねらいです。この場合平均が25(km/h)ですが、水面が2目盛りと3目盛りの間に来ます。授業では、目盛りを黒で引き直して見せました。理屈で平均が25と分かっていても、水面がそこに来ることは興味深かったようです。平らに均すイメージがわくといいなと思っています。
水素:酸素=2:1の混合気をチューブに入れ、火花で点火したようすです。