2025年1月25日 科教協宮崎・鹿児島合同学習会
現地での参加8名 オンラインでの参加1名(最後まで視聴された方)
元岩手県公立中学校理科教師で科教協委員の岩間さんを講師に迎え、講演をしていただきました。 段ボール箱2箱に詰め込まれた数々の教材教具を2時間にわたって紹介くださいました。 実験器具の開発では、普及しやすいように「作りやすさ」も大切にしているとのこと。ありがたいです。
単位を、実感を通して理解させることや圧力を正しく理解させるための教材など今すぐにでも実践できることが多数ありました。12V-21W電球と100V-20W電球の明るさがほぼ同じことから、電力が明るさを決めていることにつなげたり、セメント抵抗を用い、電球の明るさが変化することから抵抗の意味やつなぎ方と抵抗の大きさを目に見える形で理解させたり、生徒の納得を第一にされています。教科書(指導要領)の圧力の間違いについての話も大変興味深かったです。
哺乳類の骨格の色塗りも進化の学習につながるもので面白かったのですが、故鈴木清龍先生から受け継がれたもののようです。いい教材が世代を超えて活用され続けるためにもこのような場が大切なのだと感じました。
「これを聞きに来ないのはもったいない。」との声も聞かれました。本当にそう思います。
レポートは以下の3本でした。
① 楽しい特別支援学級の理科 中1(鹿児島・MY)
② 光の学習 中1(宮崎・MO)
③ チャレンジ教室に取り組んで 社会教育(鹿児島・SK)
①と②の発表では、実際に万華鏡づくりを行いました。手軽でと仕上がりのきれいであることがポイント。①の中では100均の引き出し付きケースを水槽として使うことが紹介されていました。使えるかも、という目で100均を見るとアイデアが広がりそうです。③では中1の光の学習の実践と実験器具の紹介、教科書の内容と実力テストの問題についてレポートしました。