Current Research Project
2021.7.16. 舞台業界の働き方に関するインタビューへのご協力
目的
今日、様々な調査によって、芸術文化業界の働き方や活動の仕方の見直しや改革への提言がなされています。長時間労働、ハラスメント、低賃金、不十分な契約など問題が山積しており、その解決は急務です。しかし、問題がありながらも、実際に多くの人たちが活動しているのは確かです。その中でいかにして現状に向き合い、何を考えているのか、ぜひみなさんの言葉をお伺いできればと考えております。
本調査では、場所と時間が固定される職場の代表例として演劇業界を選定し、特に男性ではない場合に直面しやすい困難や状況について、ご意見や体験をお聞かせいただければ幸いです。
ご協力をお願いしたい方々
舞台芸術業界に特に裏方としてかかわる方
制作や各種技術職など
ジェンダーについては現時点では男性以外を想定しています。(今後男性にもお伺いする可能性はあり)
所用時間は2時間程度、できれば対面での実施を考えています。
オンラインをご希望の方はご連絡ください。
所属機関規定内で交通費程度ですが謝礼をお支払いします。
お伺いしたい項目
事前にgoogleフォームを用いて簡単な事実確認のアンケートを実施します。
・ご専門との出会い
・これまでの経歴(学校歴・指示歴などを含む)
・現在所属する団体があれば、その概要、来歴、なぜその団体に入っているのか
・ここ1年間のスケジュール、日々の流れ
・今後1年の予定
・芸術活動を通じた交友関係や師弟関係
・現在の困りごと
・活動をするにあたって環境・制度・社会的に足りないもの
・今後の抱負
調査協力に関わる了解事項
個人情報の取り扱いには、十分注意し、研究以外の目的では使用しません。
また社会科学の研究の性質上、内容については原則として匿名での発表となります。個人が特定されたくない発言等はこちらで十分な配慮をいたしますので、インタビュー中や事後に遠慮なくおっしゃってください。なお、インタビューへの協力はいつでも撤回が可能です。
ただし表現活動の性質上、具体的な内容や情報、場所等の説明が含まれることは多々あり、匿名処理をしたとしても個人が特定されてしまう可能性は否定しきれません。実名・匿名の範囲については媒体や発表方法によってご相談いたします。
インタビュー後、発言内容をご確認いただき、公表する場合の表現の確認や修正、削除などをご依頼します。
なお、スクリプト作成のため文字起こしを外注する可能性もありますが、その際も守秘義務は守ります。
今回の調査結果ならびにその考察につきましては、今後研究報告(口頭での発表、出版)などにより発表する予定です。
インタビューの内容がどの程度、個々の研究成果に反映されるかは現時点では未定ですが、それらの成果物は事前確認を含めお読みいただくことは可能です。
本調査の結果やそれを含めた知見や考察が、今後の活動への何か別の形でお役に立てるような研究にしたいと考えております。
以上の点をご確認のうえご協力いただければ幸いです。
※本研究の実施は「芸術に関わる人々にとっての労働・余暇・仕事――ジェンダーと移動からの社会学的探求」(科研費:20K12897)の助成を受けている。
【問い合わせ】kartkhs@yahoo.co.jp(髙橋)
過去の調査はhttps://researchmap.jp/k.artkhsもご参考にしてください。