CV

自己紹介

橋本 淳也 /Junya Hashimoto

所属:広島大学大学院人間社会科学研究科 特任助教

専門:認知心理学/Cognitive Psychology

学位:博士(心理学)


研究テーマ

自伝的記憶とは過去の個人的体験の記憶のことであり、いわゆる思い出のことを指します。自伝的記憶を思い出すことは、自分について知ったり、友人と仲を深めたり、将来のための情報の参照となるなど様々に役立つことが知られ、これを自伝的記憶の機能と呼びます。研究では、自伝的記憶の機能がどのような個人にとって役立つものなのか、また機能の因果関係について明らかにしたいと考えています。最近では、自伝的記憶の社会機能(思い出話をすることで人との仲を深める機能)について特に研究を行っています。


過去の記憶を思い出そうとしていないにも関わらず、ふと思い出される現象のことを無意図的想起と呼びます。一方で、自ら思い出そうという意図のもとに行われる想起のことを意図的想起と呼びます。この無意図的想起と意図的想起の違いについて、上述の自伝的記憶の機能等の観点から研究を行っています。


過去、現在、未来のそれぞれに対して個人が持つ指向性を時間的展望と呼びます。特に各時間方向をバランスよく指向することは幸福感や精神的健康の向上につながるといわれています。研究では、バランスのとれた時間的展望と脳活動の関連について検討をしています。


研究キーワード:自伝的記憶の機能、無意図的想起、時間的展望、感情、うつ、マインドワンダリング

学歴

2010年3月1日 私立修道高等学校 卒業

2011年4月1日 山形大学 人文学部 人間文化学科 共生人間学コース 入学

2016年3月31日 同上 卒業

2016年4月1日 広島大学大学院 教育学研究科 心理学専攻 博士課程前期 入学

2018年3月23日 同上 修了

2018年4月1日 広島大学大学院 教育学研究科 教育学習科学専攻 心理学領域 博士課程後期 進学

2021年3月23日 同上 修了

職歴

[非常勤講師]

[研究員・研究補佐員]

  ー2018年4月1日 - 2019年9月30日 広島大学 社会産学連携室 社会産学連携部 社会産学連携グループ 教務補佐員

  ー2019年10月1日 - 2020年3月31日 広島大学 学術・社会連携室 学術・社会連携部 学術・社会連携企画グループ 教務補佐員

  ー2020年4月1日 - 2020年6月30日 広島大学 脳・こころ・感性科学研究センター 教務補佐員

  ー2020年4月1日 - 2020年6月30日 広島大学大学院 人間社会科学研究科 研究員

[TA]

教育歴

2018年度

心理統計法Ⅰ(広島大学QTA)

心理学基礎実習Ⅳ(広島大学QTA)

 認知心理学(広島大学QTA)

2019年度

心理統計法Ⅰ(広島大学QTA)

心理学基礎実習Ⅲ(広島大学QTA)

心理学Ⅰ・Ⅱ(広島国際学院大学非常勤講師

2020年度

心理学実験1・2(福山大学非常勤講師)

2021年度

教育のためのデータサイエンス(広島大学)

 教育現場の問題解決に向けたデータ活用・データサイエンス(広島大学)

教育統計学Ⅰ・Ⅱ、教育心理統計法応用(岡山大学非常勤講師)

教育におけるデータサイエンス入門(教員免許状更新講習)

2022年度

教育のためのデータサイエンス(広島大学)

 教育現場の問題解決に向けたデータ活用・データサイエンス(広島大学)

教育統計学Ⅰ・Ⅱ、教育心理統計法応用(岡山大学非常勤講師)

所属学会

日本パーソナリティ心理学会(2016年5月―現在)

日本認知心理学会(2018年4月―現在)

Society for Personality and Social Psychology(2018年5月―2019年12月)

中国四国心理学会(2018年7月―現在)

日本感情心理学会(2018年8月―現在)

日本心理学会(2019年4月―現在)

European Society for Cognitive Psychology(2019年―2020年)

日本生理心理学会(2020年2月―現在)