課題研究発表

国語教育学研究を見通す②

国語科内外から見直す、わたしたちの役割

2023.05.28/09:30-12:00

テーマ

 第一回「国語教育学研究、これから10年間のビジョン」(千葉大会)では、国語教育学はこれからどのような研究をしていけばよいのか、またどのように研究していけばよいのかを議論した。その中で表明されたことの一つに、「国語科の外部」も視野に入れつつ、教科内容・目標、領域編成など国語科内部の議論を問い直すことへの展望があった。

「コンピテンシー・ベース」時代の到来、また教科等横断的な学習の推奨などにより、「学校教育全体の中での国語科」という捉え方は、今後ますます重要なものになってくると考えられる。その中で、国語科が果たす役割はどのようなものが想定されるだろうか。

教科外からの期待や要請、あるいは「見られ方」を自覚した上で、国語科教育学研究としての立場やこれからの時代だからこそ見出せる可能性を会員全体で議論することが、教科外に国語科の役割や可能性を訴えるための材料を提供することに繋がるはずである。それはまた、国語科教育学研究を担う我々会員としても国語科教科内容論、あるいは国語科教育学研究の枠組みを捉え直すことにもつながるだろう。

 このような視点に立ち、第二回となる島根大会では、「国語科内外から見直す、わたしたちの役割」というテーマを設定した。

当日の質問フォームはこちらから

②質問一覧はこちらから

2023/06/05追記:登壇者の一部より、質問への回答が寄せられました。上記②のリンクからご覧ください。

登壇者

藤森裕治(文教大学) 

奥村好美(京都大学) 

山田秀和(岡山大学) 

コーディネーター

池田匡史(岡山大学)