日本新劇俳優協会とは

概要

設立        1958年 (昭和33年)

会員数       957名(2021年1月1日現在)

目的        新劇俳優の演技向上と職業化につとめ、新劇運動の発展を図ること

事業        1  新劇俳優の技術・教養の向上に関する事業

          2  新劇俳優の育成に関する事業

          3  新劇俳優の福祉厚生に関する事業

          4  新劇俳優の生活擁護に関する事業

          5  その他、本会の目的を達成するために必要な事業


役員

 <会長>     佐々木 愛


 <副会長>    遠藤 剛


 <専務理事>   大滝 寛


 <理事>     青木 鉄仁   青山 眉子   鵜澤 秀行

          大原 康裕   鬼頭 典子   栗原 小巻

          河野 正明   酒井 康行   志賀 澤子

          長山 藍子   西川 明    二宮 聡

          日色 ともゑ  広戸 聡    谷田川 さほ

          吉村 直    米山 実




 <監事>     菅原 修子



事務局

 <事務局長代行> 佐藤 あかり

沿革


1958年  1月14日     日本新劇俳優協会発足 会員数147名

                   初代会長/東山千栄子 

                   常任理事/芥川比呂志・宇野重吉・杉村春子・東野英治郎

                   監査/野々村潔

                  会員手帳発行


1959年  4月        会員手帳での無料観劇開始

               世界青年学生平和友好祭(第7回)へ参加


1962年            中国演劇代表団招聘団体になる


1963年  6月        俳優団体連絡会(俳団連)をつくり、演技権の確立・著作隣接権への道を開く

                 日本俳優協会・日本映画俳優協会・日本喜劇人協会・日本放送芸能家

                 協会・新劇団協議会・日本新劇俳優協会

               テレビ対策委員会設置

                 委員/永井智雄 芦田伸介 他


1964年  5月       社団法人日本芸能実演家団体協議会創立に協力する


1965年           第二次訪中新劇団結成

                 北京・上海・南京・広州にて公演、事務局参加(川喜田文子)


1969年  7月       ジャック・ルコック演劇教室(第一回)


1971年           文化庁海外研修留学生国内研修留学制度の開始、会員の応募を受ける

                 以後、毎年実地し現在に至る


1973年           中日友好協会訪日代表団を主催歓迎する

       7月       ジャック・ルコック演劇教室(第二回)


1980年  5月       東山千栄子会長 没

                 以後十年の会長不在の間、東野英治郎・森塚敏が対外的に会長を務める


1990年            東野英治郎 会長に就任


1994年  9月       東野英治郎会長 没


1995年            杉村春子 会長に就任


1997年  2月       杉村春子会長のお話を聞く会

                 以降、以下の行事が定例となり現在に至る

                 ・詩と朗読Mini Festival

                 ・映写会

                 ・お話を聞く会

                 ・会報の発行

      4月       杉村春子会長 没

      7月       北村和夫 会長に就任


2006年   6月       森塚敏専務理事 没


2007年   5月       北村和夫会長 没

      10月       小沢昭一 会長に就任


2008年   1月       日本新劇俳優協会50周年記念祝賀会 プラザ・エフにて

              日本新劇俳優協会50周年記念誌 発行


2012年 12月       小沢昭一会長 没


2013年   1月       佐々木愛 会長に就任


2015年   1月       結成当初より事務長を務めてきた川喜田文子が顧問に就任


2016年   8月       これまでの定例行事を統合し、「日本新劇俳優協会 Festival」を開催

歴代会長 

東山 千栄子 (劇団俳優座)  1958~1980

 築地小劇場を経て俳優座の結成に参加。劇団の中核として舞台出演、またテレビや映画へも活動の場を広げた。当協会初代会長に就任後は亡くなるまで務め新劇運動に尽力した。

 主な出演作品> 舞台/「桜の園」ラネーフスカヤ役

     TV映画/「東京物語」とみ役など

   1952年 芸術選奨文部大臣賞 

   1956年 女優として初の紫綬褒章を受章

   1966年 文化功労者へ選出

   1967年 放送文化賞

   1976年 芸能功労者表彰

東野 英治郎 (劇団俳優座)  1990~1994

 新築地劇団を経て小沢栄太郎、千田是也らと俳優座を創設しその中心として活躍。

 主な出演作品> 舞台/「検察官」「千鳥」

  TV映画/「水戸黄門」初代黄門役 「東京物語」「用心棒」など

   1954年 ブルーリボン賞 助演男優賞

   1958年 読売演劇賞

   1968年 紀伊国屋演劇賞 個人賞

   1975年 紫綬褒章

   1981年 エランドール賞 特別賞

杉村 春子 (文学座)  1995~1997

 築地小劇場・築地座を経て、劇団文学座の結成に参加、日本演劇界の中心的存在として活躍。

 主な出演作品> 舞台/「女の一生」「欲望という名の電車」

  TV映画/「午後の遺言状」、

      小津安二郎・黒澤明監督作品など多数出演。

   1948年 芸術院賞

   1954年 毎日映画コンクール助演女優賞

   1991年 紀伊國屋演劇賞個人賞

   1995年 読売演劇大賞・最優秀女優賞

   1998年 日本アカデミー賞会長特別賞

北村 和夫 (文学座)  1997~2007

 文学座附属演劇研究所二期生を経て、文学座入団、その中心として活躍。

 主な出演作品> 舞台/「欲望という名の電車」スタンレー役 「花咲くチェリー」チェリー役

     TV映画/「にっぽん昆虫記」「黒い雨」など

   1957年  “新劇”演技賞

   1981年 紀伊國屋演劇賞個人賞

   1987年 毎日芸術賞

   1989年 紫綬褒章

   1994年 読売演劇大賞・優秀男優賞

小沢 昭一 (しゃぼん玉座)  2007~2012

 俳優座養成所の二期生を経て、劇団俳優小劇場を結成。解散後は、新劇と映画・テレビ・ラジオと幅広く活躍。1982年には「俳優が小沢一人」の劇団しゃぼん玉座を創設。

 主な出演作品> 舞台/「唐来参和」

     TV映画/「幕末太陽傳」「にあんちゃん」「豚と軍艦」「エロ事師たちより人類学入門」「楢山節考」など

   1959年 ブルーリボン賞助演男優賞

   1966年 キネマ旬報主演男優賞毎日映画男優主演賞

   1994年 紫綬褒章

   2000年 紀伊國屋演劇賞個人賞

   2001年 読売演劇大賞優秀男優賞


佐々木 愛 (劇団文化座)  2013~

 文化座研究生を経て文化座入団。劇団文化座代表。日本劇団協議会顧問、日中文化交流協会常任委員。

 主な出演作品> 舞台/「サンダカン八番娼館」

            「越後つついし親不知」「荷車の歌」

      TV映画/「仰げば尊し」「沖縄」など

   1966年 NHK映画賞最優秀女優賞

   1978年 文化庁芸術祭優秀賞

   1982年 紀伊国屋演劇賞個人賞

   1991年 広島・岡山・福山市民劇場女優賞賞

   1991年 倉敷市民劇場最優秀女優賞

これまでの取組み

● 海外芸術家との懇親会・交流会

   モスクワ芸術座 ジャンルイバロオ劇団

● 第一次訪中新劇団の歓送歓迎団体として参加

● 中国話劇団「茶館」「家」の招聘団体となる

● ジャック・ル・コック、モニカ・バニューの三回の来日は、芸団協に助成金を受けて当協会会員が委員となり後援をしている

● 試写会への招待

   外国映画が主で、ユナイテッド・ヘラルド・ワーナー・東和映画

● 外国からの主な演劇の割引とその窓口

● 入場税減免運動への参加

● 売上税撤廃運動への参加

● 消費税廃止署名運動への参加

● 著作隣接権確立への運動

● 第二国立劇場設立への運動

● 文化政策の拡充を求める請願署名運動

● 「日本新劇俳優協会50周年記念誌」の発行

● 俳優の技術向上のための学習会

● 劇団主催公演観劇の補助

● 先輩に話を聞く会

● 詩と朗読Mini Festival

● 映写会

● 共済事業