日程・プログラム

大会スケジュール

9月20日(日)

・午後:シンポジウム,一般公演

9月21日(月・祝)

・午前:一般講演

・午後:一般講演,大会企画シンポジウム

9月22日(火・祝)

・午前:一般講演

・午後:シンポジウム,ポスターセッション

※参加者向けに参加に関する資料案内をメール送付しています.参加登録しても参加に関するメールが届いていない方は,大変お手数ですがjsmb2020conf@googlegroups.comあてにご連絡をお願いいたします(20200915).

タイムテーブル(20200920更新)

公開用プログラムブック(20200920更新)

シンポジウム一覧(順不同)

  • 生命の形づくりとパターン形成の数理(Patterning and morphogenesis in developmental biology

  • 企画趣旨:生命の体を構成する各器官の形態は、組織・細胞集団の変形によって決まり、組織の振る舞いは構成要素である細胞の応答(分裂、運動、分化、細胞死)によって決まる。このように、生命の形作りを考えるためには異なる空間スケールで起こる現象がどう整合性を持って実現されているかを理解する必要がある。この企画シンポジウムでは、細胞から器官という異なるスケールでの現象を多面的に理解し、発生現象を統合的に理解するための数理的アプローチを考えるきっかけを作ることを目的とする。
    講演予定者:李聖林(広島大)・本田直樹(京大)・秋山正和(明治大)・森下喜弘(理研BDR)

  • 多階層現象へのモデル駆動型定量的データ解析アプローチの最前線(Cutting edge of multiscale mathematical model-based quantitative data analysis

  • 企画趣旨:近年、1細胞レベルでのオミクス技術やイメージング技術の発展に伴い、細胞や生体分子の網羅的な解析が可能になりつつある。本シンポジウムでは、数理科学的なアプローチとこれらの最先端計測技術と融合することで生命医科学研究を加速させ、特に、開発した汎用的アプローチをがんや感染症の研究現場や医療現場にどのように実装していくかを議論する。また、本シンポジウムはJST未来社会創造事業のサポートを受けている。
    講演予定者:岩波翔也(九大)・北川耕咲(九大)・山口諒(北海道大学)・田崎創平(京大)・井元佑介(京大)

  • 数理科学でCOVID-19と闘う(Fighting against COVID-19 with mathematics

  • 企画趣旨:The recent spread of corona threatens the health of people around the world. We urgently need strategies to reduce COVID-19 spread and to enhance antiviral drug development for individual patients. Mathematics could contribute to control of COVID-19 pandemic by informing decisions about pandemic planning, resource allocation, and implementation of social distancing measures and other interventions. This symposium addresses issues about antiviral treatment and spread control strategies by combining mathematical and scientific approaches with clinical and epidemiological data. In particular, we discuss strategies that can effectively prevent the COVID-19 spread and how to best utilize the drug. Our symposium will lead to an understanding of the COVID-19 spreading and provides insights for its control.
    講演予定者:Kwangsu Kim (Kyushu Univ.)・Keisuke Ejima (Indiana Univ.)・Eunha Shim (Soongsil Univ.)・Robin N. Thompson (Univ. of Oxford)

  • 増殖系と系譜解析の連携と発展(Recent progress in growing systems and lineage analysis

  • 企画趣旨:生物集団は増殖速度を最大化するよう,生活史や表現型の不均一性などを最適化していると期待され,この解析に分枝過程に代表される増殖系モデルは有用である.一方で増殖系を基礎として,進化系統樹や近年実験的に得られるようになってきた細胞系譜を解析する手法も発展してきており,増殖系の研究の新たな展開につながることも期待される.本シンポジウムでは,双方の進展を概観し,さらなる連携の可能性を模索したい.
    講演予定者:中島蒼(東大)・山内竣平(東大)・中谷諒(慶應大)・坂本貴洋(総研大)・野添嵩(New York Univ.)

  • 計測データと数理解析をつなげるとき(When we connect the data to mathematical analysis)

  • 企画趣旨:生物実験データを基に数理解析する場合、なんらかの定量化や、情報抽出をするための指針を持つことが必須である。また実験データの形式は技術発展により移り変わるため、この指針も時代とともに変化しうる。本シンポジウムでは実際に実験データから注目する現象を定量し、数理解析にのせている研究を題材にして、計測データから数理解析へと繋げる際の問題や解決方法、実施例について議論し、数理生物学の発展方向性の一つを展望する。
    講演予定者:青木一洋(基生研)・大河内康之(京大)・小林徹也(東大・生産技術研)・斉藤稔(生命創成探究セ)・塚田祐基(名大)