日本情報経営学会 第86回全国大会
【最新情報】
【領収書について】日本情報経営学会は不課税業者です。
全日程を無事に終了いたしました。皆様のご参加・ご協力、まことにありがとうございました。
司会・コメンテータの先生方には9月25日に実行委員会から当日の進行と予稿についてメールを差し上げております。ご確認のほどお願いいたします。
14(土)の受付は9時開始です。
14(土)、15(日)の学食の営業はありません。お弁当を申し込んでおられない方は、学生会館内食品販売または正門前のコンビニをご利用ください。
【自家用車での入構は出来ません】公共交通機関をご利用ください。近隣施設への駐車は絶対に行わないでください。
会場はeduroamが使えます。eduroam参加機関にご所属の方は出来るだけ事前に設定をお願いいたします。富山大学wifiもお使いになれますが、発行可能なアカウントは数に限りがございます。
事前参加申込は終了しました。(9月29日)
プログラム(最終版)を公開しました。
実行委員会からのメールが迷惑メールフォルダに入る場合があります。発表者・司会者・コメンテータの先生方は、迷惑メールフォルダを随時ご確認いただければと存じます。
理事会 10月13日(金)16:00~ 場所:富山大学経済学部
【スケジュール】
発表申込: 2023年6月26日(月)~8月10日(木)→追加募集中 8月27日(日)締切 (終了しました)
予稿締切: 2023年9月20日(厳守:間に合わない場合は白紙となることがあります)
参加申込: 2023年8月11日(金)~9月29日(金)(事前申込)
【大会趣意】
統一テーマ
「循環型社会の情報発信と地域企業」
豊かな生活を送るためには、限りある資源を楽しみながらそれを持続可能なものとすることが必要になります。生活に必要な活動を行う経営活動で以前に増して資源循環や持続可能性が重視されていることは周知の通りです。そしてそのための様々な取り組みのためには必要な情報を正しく発信し、企業の価値を主観的にも客観的にも高めていくことが大切です。人の活動が急激にコロナ前に戻りつつあり、地方にも様々な情報をもとに国内外から観光客やビジネス客が訪れる今、富山大学経済学部で第86回全国大会を開催することの趣意を以下に述べます。
情報の発信は今や小学生でもスマートフォン1つで出来る時代となりました。もちろん中小企業でも、循環型社会の一員として国内外にアピールすることは不可欠です。謙譲の美徳から良い面を積極的に見せることを得意としない日本は、デジタル社会の企業の情報発信は未だ洗練されているとは言い難い状況です。特に地域企業では意識や人材の不足から顕著です。資源循環に重きをおいた現代社会では、地域企業が持つ情報を競争力のある形で活用し、効果的に発信することが必要です。その意識があってはじめて、情報システムが意味のあるものとなり、単なるコンピュータへの置き換えではないDXにつながる業務のデジタル対応が進むと考えられます。
この過程では、その地域のもつ強みを意識して発信する必要がありますが、そのための分析では多くのデータを処理する必要があります。手元のデータをいかにして有効に活用するための分析を行うか、そしてそこからまた新たな魅力を見出してさらなる分析を進めて次のビジネスを開拓していくかが、各地方に東京の縮小版を作るのではなく、地域独自の魅力を見つけて様々な地域の人々がその魅力を感じられるような情報やシステムを作り出していくことにつながります。
富山という地域は、誰もが知る観光地というわけではなく、外国人のファーストチョイスとなる観光地でもありません。しかし、3000m級の山々が連なる立山連峰を眺めながら豊かな深層水が育んだ海産物に舌鼓を打つ生活と、日帰りで三大都市圏に行くことが出来る利便性の高さから、リピーターとして定着する方も多く見られます。コロナ禍で飲食を共にしながら学び議論するという体験が難しい時期を超えて、今、ITが出現する以前から変わらずあり続ける豊かな環境を堪能できる富山で「循環型社会の情報発信と地域企業」をテーマとして開催することは、今後の情報システムを高度に活用する企業経営がさらに高度化してそれを持続可能なものとするための重要な一歩となります。本大会を通じて、参加者の皆様がコロナ前の大会の記憶に思いを馳せつつも新たな時代の大会のあり方や情報経営研究について考える機会となることを期待しています。
今回の大会では4年ぶりに懇親会を開催します。ささやかな懇親会ではありますが、富山の地までお越し頂き、食を共にしながら情報共有をすることで、学会の全国大会の意義を再認識できる機会になればと考えております。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
第86回大会 実行委員長
富山大学 柳原 佐智子