このたび、第27回日本子ども健康科学会学術大会を長野県佐久市にて開催させていただく運びとなりました。近年、本学会の学術大会は首都圏や中京圏などの大都市にて開催されておりましたが、今回は久しぶりに地方での開催となります。自然豊かな信州佐久という地で、皆さまとともに学び合えることを心より嬉しく思っております。
本大会のテーマは、「未来を育むまち ー 佐久から考える 子どもと健康のこれから」です。佐久市は、長年にわたり地域医療の先進地として全国的にも注目されてきました。加えて、信州地域全体が「健康長寿」の代名詞であり、とりわけ佐久市は県内トップを誇る地域です。平均寿命が長く、元気な高齢者が多いことから「健康長寿のまち」として、国内外からも広く知られています。世界各国から多くの専門家が、健康長寿や医療、保健活動を学ぶために佐久市まで訪れていることも、このまちの特色です。
さらに、豊かな自然環境下での暮らしやすさに加え、近年では首都圏からの教育移住先としても関心が高まり、子どもたちの育ちを支える教育環境がますます充実しつつあります。2024年には、「パーソナライズ学習」「いじめ防止3Rプログラム」「スクールワイドなポジティブ行動支援(SWPBS)」の導入によって、不登校などの長期欠席者ゼロを実現した「さやか星小学校」が開校し、こうした動きに新たな広がりが生まれています。
また、首都圏から新幹線でわずか1時間余りという地の利もあり、地方でありながらもアクセスの良さと住みやすさを兼ね備えたこの佐久市は、まさに「未来の子どもたちにふさわしい環境」を考えるにふさわしい場所ではないでしょうか。
本大会では、子どもの健康と成長を支える多様な専門分野の皆さまと共に、多角的な視点から「子どもの今と未来」について語り合い、知見を深める場となることを願っております。
信州佐久の地にて、多くの皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げております。
第27回日本子ども健康科学会学術大会
大会長 奥田 健次(学校法人西軽井沢学園 創立者・理事長)
プレイベント!
さやか星小学校 見学ツアー
開催日 2026年2月6日(金) 13:00~15:00
参加費 2,000円 定員30人(定員に達し次第締め切らせていただきます)
※本学術大会参加者限定・要予約
市民公開講座
叱りゼロで『自分からやる子』に育てる方法
奥田健次先生(学校法人西軽井沢学園 創立者・理事長)
島岡次郎先生(さやか星小学校 教諭)
開催日 2026年2月7日(土) 10:30〜11:50
※入場無料・要予約(本学術大会に参加申し込みされた方はご予約不要です)