水産環境保全委員会研究会
「海の異変-気候変動下における水産環境の変化と求められる適応策、課題」
参加費:無料(日本水産学会会員以外の方も無料です)
参加方法:参加をご希望の方は、こちらの研究会参加申し込みフォームから送信をお願いいたします(日本水産学会会員以外の方も参加可能です)。 なお、参加者多数の場合、抽選となる可能性があります。
問い合わせ先:
〒046-8555 北海道余市郡余市町浜中町238番地
地方独立行政法人 北海道立総合研究機構
水産研究本部 中央水産試験場 資源管理部 海洋環境グループ
日本水産学会水産環境保全委員会 幹事 栗林 貴範
Tel: 0135-23-4020 Fax: 0135-23-8721
Email: kuribayashi-takanori(at)hro.or.jp ※(at)を@に変えて送信してください
講演プログラムPDF
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海の異変-気候変動下における水産環境の変化と求められる適応策、課題
日時: 令和3 年 9 月 16 日 (木) 9: 3 0- 1 6: 0 0
場所: オンライン開催 Zoom
企画責任者:栗林貴範(道中央水試)・堀井貴司(釧路水試)・門谷 茂(北大名誉教授) ・清野聡子(九大院工 ・奥村 裕 水産機構 資源研)
企画の趣旨
気候変動に伴う 海洋環境や水産資源の変化は近年 益々顕在化し、水産現場では様々な 「海の異変」が認められている。また、気候変動との関連が指摘されている集中豪雨等の異常気象の頻発とこれに起因する自然災害 は 増加傾向にあ り、漁業への被害 も 懸念されている。 21世紀にはさらなる深刻化が危惧され、将来 の 海洋環境や 水産資源への 影響予測が求められている。地球規模の緊急事態として認識されている気候変動について、様々な研究や対策が各地で取り組まれているが、水産業が 営まれてい る沿岸域については、 漁獲対象魚種に関わる調査等に 多くの努力量がかけられて いるものの 情報 共有に乏しく、必ずしも 対応できる状況とはなっていない。このような中で我が国では、 2018 年に 気候変動適応法が公布され 、 気候変動適応策の法的位置づけが 初めて 明確化され、国、地方公共団体、事業者、国民が連携・協力して適応策を推進するための仕組みが整備された。本研究会では、 気候変動がどのような 「海の異変」を引き起こし,水産環境に影響を及ぼすか 、 これまでに得られた 知見とこれに基づいた気候変動 適応への取組事例を紹介することで情報を共有し、気候変動に伴う水産環境変化 に備えるために何 が できるのか、どのような着地点 が考えられるのか 科学的見地から議論し、共通認識を持つことを目的とする 。
プログラム
1.開会の挨拶
9:30-9:35 水産環境保全委員会委員長
2.趣旨説明
9:35-9:40 企画責任者
3.話題提供
9:40-10:10
1)今後の我が国の沿岸分野における気候変動対応で取り組むべき課題に関するアンケート調査:土木学会海岸工学委員会「沿岸域の気候変動影響評価・適応検討に関する小委員会」・桑江朝比呂(港空研)
10:10-10:40
2)気候変動と閉鎖性内湾の貧酸素水塊の動態 :児玉真史 (水産機構技術研)
------休憩 (10:40-10:50)------------
10:50-11-20
3)北海道サロマ湖における海洋酸性化の現状把握:芳村 毅(北大院水産)・森亜弓美(北大院環境)・阪口耕一(サロマ湖養殖漁協)毅(北大院水産)・森亜弓美(北大院環境)・阪口耕一(サロマ湖養殖漁協)
11:20-11:50
4)北海道の水産業を支える北海道の水産業を支える栄養塩環境の長期変化栄養塩環境の長期変化:栗林貴範(道中央水試)栗林貴範(道中央水試)
11:50-12:20
5)植物プランクトン群集の震災影響や長期変動-底泥試料を中心に-:奥村 裕(水産機構資源研)・金子健司(福山大)・塩本明弘(東農大)裕(水産機構資源研)・金子健司(福山大)・塩本明弘(東農大)
-------休憩(12:20-13:15)-----------
13::15-13:45
6)気候変化と水産資源(北日本の事例):桜井泰憲(函館頭足研)
13:45-14:15
7)日本北部沿岸におけるコンブの分布変動予測:須藤健二(北大北方生物圏)
14:15-14:45
8)ブルーカーボンを活用した水産現場での気候変動対策ブ:堀 正和(水産機構資源研)
14:45-15:15
9)変わりゆく瀬戸内海-漁場環境の変遷-:田中丈裕(NPO里海研)
-------休憩(15:15-15:25)--------------
4.総合討論
15:25-15:55
5.閉会の挨拶
15:55-16:00 水産環境保全委員会副委員長水産環境保全委員会副委員長