2025年2月18日(火)、第17回の打合せを行いました。
これまでにインタビューにご協力いただいた4名の先生方のインタビューデータ分析の経過を共有し、結果と考察をどのように捉えるかについて議論しました。4名の先生方の実践の特徴が現れており、事例からどのように深掘りしていくか、どのような共通点や相違点があるかなどを話し合い、今後の分析の方針を決めました。
また、分析を踏まえ、日本教育工学会春大会の企画セッションの内容についても話し合いました。3月9日(日)15:05-16:30に行う企画セッションでは、参加者の皆さまが、他の先生方の学習環境の知見を得た上で、ご自身の学習環境デザインを振り返ることができる機会になるよう、準備を進めております。たくさんの方のご参加、心よりお待ちしております!
この頃は寒波の影響で寒い日が続きますが、皆さまお体にはお気をつけて過ごしてください。
文責:藤川希美
2025年1月21日(金)、第16回の打合せを行いました。
前回の打合せ後に行なった、MAXQDAの使い方の共有を踏まえて、これまでにご協力いただいた4名の先生方のインタビューデータの分析を進めてきており、進捗を共有しました。
分析を進める中で、初等中等教育の学習環境の捉え方と、高等教育の学習環境の捉え方をどのようにセッションでお見せするか、議論を進めました。
また、日本教育工学会春大会の企画セッションに向け、セッション概要と予稿をまとめました。
企画セッションは、3月9日(日)15:05-16:30を予定しています。
学習環境部会で進めている取り組みが、学習環境デザインの多様性や共通性を明らかにし、日頃みなさんが進められている学習環境デザインの示唆となり発展していけるように準備を進めております。
当日のご参加を心よりお待ちしております。
文責:中村謙斗
2024年12月27日(金)、第15回の打合せを行いました。
前回の会議に引き続き、これまでの4名の先生方にご協力いただいたインタビューやセッションの内容を踏まえて、日本教育工学会の春大会での企画セッションをどのように進めていくか、企画内容を詰めました。
セッションは、3月9日(日)15:05-16:30を予定しています。
学習環境の4側面で整理しつつ、要点を明確化するために、グループワークセッションを設けることを想定しています。どのように当日の進行を行うのか、誰が担当するのか、今後詰めていきたいと思います。
あっという間に年末ですね。インフルエンザ等が本当に流行っておりますので、みなさんお身体にお気をつけください。良いお年を!
文責:中村謙斗
2024年11月13日(水)、第14回の打ち合わせを行い、今まで行った企画セッションの内容に関する論文投稿と2025年春季大会の企画セッションの内容について話し合いました。
論文投稿に向けての話し合いでは、4名の先生方にご協力いただいたインタビューの内容をどのように分析し、まとめていくかを話し合いました。今まで質的分析を行ってきたメンバーで協力し合い、学習環境部会として新たな知見を見いだせるよう、今後も活動を続けていきます。
春季全国大会の企画セッションについては、話し合いが始まったばかりですが、参加された皆さんが良いお土産を持ち帰られるような内容を考えていきます。
最近気温が急激に下がり、インフルエンザやマイコプラズマ肺炎などの流行を耳にすることが増えました。皆さまも季節の変わり目ですので、お体に気をつけてお過ごしください。
文責:藤川希美
2024年10月15日(火)、2024年の春季、秋季全国大会での企画セッションを踏まえて、第13回の打合せを行いました。
これまで、2024年春季、秋季全国大会では、4名の先生方にインタビューを行い、先生方の学習の捉え方について、学習環境の側面から検討してきました。初等中等・高等の先生方の語りからは、フィールドは違えど、先生方が授業をデザインされる中で大切にされている考え方や、デザインプロセスの共通性がみえてきています。
一方、学習環境の4つの要素や、学習環境デザインのプロセスは一概に分断できるわけではないので、どのように論文を執筆していくべきなのか、部会メンバーでブレインストーミング形式で自由に話し合いました。
先生方のとても魅力的な学習環境デザインを、会員のみなさんに吸収してもらえるような形で共有できるように進めてまいります。
また、前回の日誌を書いてくださった藤川さんが助手になられて、院生メンバーが僕1名になっていたことに気づきました…!おめでとうございます!
文責:中村謙斗
2024年9月17日(火)、2024年度秋季全国大会の企画セッションの振り返りと今後の活動の話し合いをするため、第12回の打ち合わせを行いました。
全国大会の企画セッションの振り返りでは、参加者の皆さまにとってどのような点で有益だったか、改善点はどのようなものがあったかを話し合いました。次回、2025年の春大会のセッションに備え、有意義な振り返りができたと思います。
その後、今後の活動について話し合いを行いました。第2期の学習環境部会では、2024年の春大会で2名、秋大会で2名、計4名の先生方にセッションで登壇していただき、お話を伺ってきました。先生方から伺ったお話の内容を、論文として皆さまに有益な情報をお届けできるよう、今後も話し合いを続けていきます。
気がつけば、このメンバーで活動を開始してから早1年が経とうとしています。授業をデザインする際に役立つ知見を見いだせるよう、引き続き頑張っていきますので、乞うご期待ください!
文責:藤川希美
2024年9月8日(日)、日本教育工学会秋季全国大会にて企画セッションを行いました。
今回の企画では、初等中等教育領域と、高等教育領域に分けて、同時並行でセッションを進めました。
部会長の山本良太(大阪教育大学)より主旨説明が行われたあと、お招きした先生方の研究事例や実践紹介をしていただきました。
初等中等教育領域からは、三宅貴久子先生(瀬戸 SOLAN 小学校)をオンラインでお招きし、探究活動を実現するための学校での取り組みや、具体的なこどもたちの活動をご紹介していただきました。高等教育領域からは、上田勇仁先生(職業能力開発総合大学校)をお招きし、プロジェクト学習を主な対象として学生の内省を支援するための学習環境の実現に向けた実践と研究をご紹介していただきました。
その後、お招きした先生方に行っていた半構造化インタビューの中で得られた語りから抜粋した配付資料をもとに、参加者の方同士でグループになり、以下のディスカッションを行いました。グループディスカッション後には、前回の企画セッションでご登壇いただいた、長崎大学の倉田伸先生から、「観察」、「分析」、「デザイン」の観点から、会場でみられた意見のまとめをしていただきました。
100名以上の方に参加していただきました。ご登壇された先生方、また、参加された学会員の方々、誠にありがとうございました。
文責:中村謙斗
2024年8月13日、日本教育工学会(JSET)2024年度秋季全国大会の企画セッションに向けて、第11回の打合せを行いました。
本部会では、主に初等中等教育の担当と、高等教育の担当に分かれており、それぞれのメンバーで進めてきたインタビューデータの整理と、学習環境の側面での企画案の共有を行いました。
全国大会の企画セッションでは、参加者の方にインタビューのローデータに触れていただく予定です。それに先立ち、学習環境の4側面を念頭に置きつつ、「観察」、「分析」、「実践デザイン」という見出しつつあるデザインフェーズとの連関をどう読み取るかについて、メンバーで意見を共有しました.
インタビューに協力いただいた初等中等および高等教育で学習環境デザインをされている登壇者の皆さまのお話しはとても示唆に富むもので、様々な情報が含まれています。それゆえに、分析を通して、学習環境デザインの原則を見出すのは簡単なことではないですが、登壇者の皆さま、参加者の皆さま、また部会メンバーの間の活発な議論を通して、有意義なセッションとなるように準備を進めてまいります。
ご期待ください!
文責:中村謙斗
JSET秋季全国大会における企画セッションに向け、準備を進めております。
当日は、学習環境デザインに日々取り組んでおられる方々へのインタビューデータをフロアの皆さまとシェアし、分析してみる、という活動を計画しています。事前に取得したインタビューデータをどのようにシェアすべきか、どのように分析を進めるべきか、意見交換を行いました。
データから浮かび上がりつつあることは、今回部会メンバーで設定した実践の「観察」「分析」「デザイン」の3つのフェーズは、実践者の経験や考えが強く反映されたものであるとともに、お互いを規定する/浮かび上がらせる/可視化する、といった関係である可能性がある、ということです。つまり、「連続」という関係であるとともに「相互構成的」である、と言えるかもしれません。
上述のような議論を、当日皆さまとも一緒に展開するために、質的データの分析を主たる方法として採用されていなかった方にもご参加いただけるよう、メンバーで実施方法に関する意見交換を行っています。
学習環境デザインとそのプロセスにご関心を持つ皆さま、ぜひご参加をお待ちしております!
文責:山本良太