浄源寺について
浄源寺について
浄源寺のご本尊である阿弥陀如来像(三尺三寸)は、平安末期の作と伝えられ、昭和49年に二宮町の重要文化財に指定されました。
円い顔、眉や目のなめらかなカーブ、豊かな頬、胸から腹にかけてのたっぷりとした肉取りなど本格的に仕上げられており、関東には数少ない平安朝の優雅な趣もそなえていると言われております。
昭和53年に解体修理が行われた際には、躯内より胎内仏1体と願文二包、別に一紙が発見され、過去に二度の修理が行われていたことが判明しました。一度目は江戸初期の寛永(1624-1644)、二度目は江戸中期の正徳(1711-1716)です。