この度、第41回日本脳神経外科国際学会フォーラム(以下JNEF)および第40回日本脳神経外科同時通訳夏季研修会(以下SIGNS)を開催することになりました、獨協医科大学脳神経外科の黒川龍です。日本脳神経外科国際学会フォーラムは、診断・治療・研究に関して世界的水準を維持し、国際的に活躍できる脳神経外科医の育成を目的とする会です。夏季研修会では、英語で研究発表をし、研究内容だけではなく、英語でのプレゼンテーションマナー、効果的なスライド作成方法についても研修します。併催される日本脳神経外科同時通訳研修会では、日本語の研究発表を英語へ同時通訳する練習をします。この研修会で認められると、「日本脳神経外科同時通訳団」に入団できます。この団体は、脳神経外科学会学術総会やコングレスをはじめとする様々な国内学会において、海外からの招待演者や留学生のために日本語の発表を英語に同時通訳するボランティア活動をしています。海外の脳神経外科医と知り合う機会も得られます。
今回は2027年7月16日(金)、17日(土)の2日間、栃木県宇都宮市のライトキューブ宇都宮で開催します。会場は東北新幹線の宇都宮駅に直結した場所にあります。
1日目のJNEFでは国際学会と同じ形式で、座長の進行も学会発表も質問も英語で行われます。それぞれの発表の後にはネイティブの英語教師によるアドバイスが入り、その後スライドの体裁やプレゼンテーションマナーについての講評が行われます。その夜の懇親会で表彰が行われます。
2日目のSIGNSでは朝から日英の同時通訳の練習があります。スタッフが学会形式で日本語発表を行い、参加者はそれをヘッドフォンで聞きながらマイクに英語で吹き込みます。ランチョンセミナー後に表彰を行います。
2日間しっかり脳の英語モードを鍛えることができます。時間のない場合、JNEFのみ、またはSIGNSのみの参加も可能です。
宇都宮駅から日光駅まで電車で約40分ですので、土曜日の午後、学会の後は日光東照宮などをめぐる観光もできます。栃木県には他にも、陶芸の里の益子、モータースポーツのモビリティリゾートもてぎ、皇室の保養所のある那須、日本最古の学校がある足利、鬼怒川温泉など、名所が数多くあります。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
獨協医科大学 脳神経外科
黒川 龍