この度、第41回日本脳神経外科国際学会フォーラムおよび第40回日本脳神経外科同時通訳夏季研修会を開催することになりました、獨協医科大学脳神経外科の黒川龍です。日本脳神経外科国際学会フォーラムは、診断・治療・研究に関して世界的水準を維持し、国際的に活躍できる脳神経外科医の育成を目的とする会で、英語で研究発表をします。日本脳神経外科同時通訳研修会は、国内の学会において海外からの招待演者や留学生のために日本語の発表を英語に同時通訳するボランティア団体「日本脳神経外科同時通訳団」の研修会であり、これに参加して認められることで同時通訳団に入団できます。
私が初めてこの学会に参加したのは2004年に札幌で開催された時でした。学会発表も進行も質問も英語で行われており、まるでアメリカの学会に参加しているように感じました。それぞれの発表の後にはネイティブの英語の先生が言い回しや発音などについてアドバイスし、植村研一先生がスライドの体裁やプレゼンテーションマナーについて指導する、というのが朝から晩まであり、夜は懇親会、翌日は早朝テニスしてから午前中日英同時通訳のトレーニング、というタフだけれど楽しい2日間でした。
今回は2027年7月16日(金)、17日(土)の2日間、栃木県宇都宮市のライトキューブ宇都宮で開催します。会場は東北新幹線の宇都宮駅に直結した場所にあります。
宇都宮駅から日光駅まで電車で約40分ですので、土曜日の午後、学会の後は日光東照宮などをめぐる観光も楽しんでみてはいかがでしょう。栃木県には他にも、陶芸の里の益子、モータースポーツのツインリンクもてぎ、皇室の保養所のある那須、日本最古の学校がある足利など、観光名所が数多くあります。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。