国家公務員共済組合連合会 中央図書室(以下、当室)は、全国にある連合会病院33施設に属する職員全体の知識を向上させ、研究を遂行するうえに役立つことを目的に、1960年に虎の門病院内に設置された。開室後は図書委員会を中心とした、医療職者からのリクエストにより蔵書構築が進み、1999年には初めてアグリゲーター系の電子ジャーナルを連合会病院全体からアクセスできるよう、包括契約を締結した。一方、虎の門病院においては2004年からJMLAコンソーシアムに参加し、個別の冊子体契約から電子ジャーナルパッケージ契約への切り替えが進んだ。本研修会では、当室独自で計画しているグループ病院包括契約や、KKRコンソーシアムの契約をはじめ、虎の門病院における雑誌の選定・契約・管理における問題点やその取り組みについて報告する。
講演者紹介
2007年: 杏林大学医学図書館 雑誌係(チェックイン、製本)
2012年: 同館 相互貸借係
2014年: 連合会中央図書室(虎の門病院入職)
2017年: 現在に至る
主な業務:レファレンス・利用者教育・契約関連全般