Japan Virtual CGT
〇Japan Virtual CGT(オンラインワークショップ)について
Virtual CGT はアメリカ・カナダ・ヨーロッパの組合せゲーム理論の研究者が中心となって開催している,月1回のオンラインの組合せゲーム理論のワークショップです.しかし,時差があるため,日本の研究者である我々は参加することが難しいという問題があります.
そこで,このたび本家のVirtual CGTを参考にし,「Japan Virtual CGT(JVCGT)」をオンラインで開催することにしました.
月に1回程度,希望者に30分~45分程度でお話いただく予定です(日時は発表希望者と相談の上で決めます.言語は原則日本語,英語もOKとします).
日本組合せゲーム理論研究集会よりは発表の敷居を下げたいと考えております.紹介したいトピックがある,今考えていることを共有したい,勉強したことを話したい,など発表の内容は組合せゲーム理論に関するものでしたら何でも良いです.
発表をご希望の方は運営の安福(buku3416[at]gmail.com)までご連絡ください.
2024年
・第3回
日時:4月26日(金)17時~18時
発表者:参加者全員
内容:コーヒークラッチ
・第2回
日時:2月27日(火)10時半~11時半
発表者:末續鴻輝(国立情報学研究所)
発表タイトル:最新の理論 伴課ゲームの紹介
発表概要:伴課ゲーム(entailing game)はここ数年で興味深い成果が得られた分野である。伴課ゲームにおいては、特定の条件下で2手連打が行われたり、次の着手が前の着手に制限されたりする。最近の海外の研究で、不偏伴課ゲームの構造が解析され、通常のニム値のほかに☽(月)と呼ばれる特殊な値を導入することで完全に直和が表現できることが明かされた。本講演ではこの研究を中心に伴課ゲームについて紹介する。
・第1回
日時:1月29日(月)14時~15時
発表者:菊地遼(芝浦工業大学)
発表タイトル:佐藤のゲームの非不偏化
発表概要:組合せゲーム理論では、非不偏なゲームを不偏なゲームとして考えることがよくある。今回は逆に、不偏ゲームである佐藤welterゲームを非不偏なゲームとして拡張し、ゲームの値をある程度簡単に求める方法を発見したので報告する。