2022年7月10日(日) 13:00-16:00
Society5.0 構想により新しいテクノロジーの導入が推進され、そのもとで教育のあり方も見直されようとしている。またコロナ危機により、それはさらに加速されつつある。本研究はこの動向に焦点を当てて、これらを推進する教育政策の論理と展開過程を把握し、教育統治の構造の解明に取り組むことを課題としている。
昨年(1年目)の大会では、その第一弾としてコロナ危機下の学校と教育政策、特に一斉休校について振り返り、検証を行うとともに、中央・地方での政治・政策過程を検討した。
2年目の今年は、Society5.0構想やICT教育に焦点を当て、これらに関わる教育政策の特質と課題、そしてその行方について検討することとした。
これについては政策研究の視点からだけでなく、教育方法学から切り込むことことも必要である。そこで報告者として、ICT教育について国際動向を踏まえながら教育学の視点から議論を展開されている佐藤学氏、GIGAスクール構想等のICT教育政策の狙いを分析されている本学会会長の中嶋哲彦氏に登壇いただくこととした。
また指定討論者として、子安潤氏に教授学の立場からこれらの政策やICT教育を論じていただき、奥山将光氏には高校教員の立場から教育現場の実情を踏まえてコメントをいただく。
フロアからも意見を求め、ICT教育と公教育の今後について、そしてWith/Afterコロナ時代の教育政策/統治について有意義な議論ができればさいわいである。
■登壇者
佐藤 学氏 (東京大学名誉教授)
中嶋 哲彦 会員 (本学会会長・名古屋大学名誉教授)
■指定討論
子安 潤氏(中部大学)
奥山 将光氏(北海道高校教員)
会員外の方でご参加を希望される方は、「参加方法」ページよりお申し込みをお願いします。