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先輩の声

先輩の声をご紹介します。

緊急臨床検査士を取得し、自信を持って結果を報告

所属:豊田厚生病院 臨床検査室第1課 輸血検査係

氏名:松﨑 有希奈

現在の仕事について教えてください。

輸血検査室で血液製剤の管理、輸血を行うために必要な血液型検査や不規則抗体検査を行っています。その他にも日当直業務や採血業務を行っています。

*日当直業務:休日や夜間など通常の勤務時間以外に交代制で勤務することです。厚生連は24時間体制で診療を行っているので、日当直業務があります。


どんな資格を取得されたのですか?

「緊急臨床検査士」という資格です。
この認定資格は緊急検査に関する幅広い分野の知識を問われるもので、筆記試験だけでなく実技試験があります。日当直業務に役立つ資格なので、認定資格を初めて受験する時に選ばれています。豊田厚生病院では2~3年目からチャレンジする人が多いです。


どうして「緊急臨床検査師」にチャレンジしようと思ったのですか?

2年目から開始した日当直業務では、普段の業務では実施しない生化学検査や心電図検査も行います。業務を行う中で知識が不足していると感じたので、それを補うために受験しようと思いました。



勉強は大変でしたか?

仕事が終わって家に帰ってから勉強するのは大変でしたが、厚生連には教育部会が開催する対策講座や模試があり、とても助けられました。

過去問で分からないところは、それぞれの分野の先輩に教えていただきました。私は普段の業務で顕微鏡を使わないのですが、ピントの合わせ方から教えていただくなど、サポート体制は充実しています。

*教育部会:JA愛知厚生連には臨床検査技師の教育部会があり、8病院合同で新人教育や認定資格取得のサポートに取り組んでいます。



取得した資格をどのように生かしていきたいですか?

今年の緊急臨床検査士の講習で輸血検査の講師を任されました。スライド作成などの準備は大変でしたが、自分の中であいまいだった部分の理解が一層深まりました。

講習後のアンケートでは「役に立った」と感想をいただけたので、講師を引き受けて本当に良かったです。

また、日当直業務では、検査結果が報告してもよいものかどうか自分で判断できるようになりました。心電図も自分で判読できるようになり、資格取得を通じた勉強がとても役に立っています。臨床検査は正確かつ迅速に結果を報告することが重要だと考えているので、自信を持って報告できるようになって嬉しいです。



今後の目標を教えてください!

次は認定輸血検査技師の取得を目指しています。実務経験5年以上という受験資格があるのですぐに受験することはできませんが、受験を見据えて日々の業務に取り組んでいます。今は輸血検査の経験しかありませんが、将来的には他の分野の検査にもチャレンジしたいです。それから、先輩方のように後輩の指導にも力を入れていきたいと思っています。

血液型・不規則抗体検査

血液型・不規則抗体検査

血液製剤の管理

育児と両立しながら「細胞検査士」として活躍


所属:海南病院 臨床検査室 臨床検査第2課 病理細胞検査係

氏名:深井 美樹

現在の仕事について教えてください。

病理細胞検査室で手術や内視鏡検査で採取された組織の標本作成や、痰・尿や体腔液などの細胞診検査を行っています。実務経験を積み「細胞検査士」の資格を取得しました。最初は顕微鏡が好きではありませんでしたが、上司の勧めで認定試験にチャレンジしたことで病理細胞検査の面白さが分かるようになりました。



育児と両立されていると伺いましたが、時短勤務制度などは利用されていますか?

5歳と3歳の子どもがいます。上の子の時は時短勤務を利用しましたが、今はフルタイム勤務です。ただ、保育園のお迎えがあるので、残業はせず定時で帰っています。同僚には申し訳ない気持ちもありますが、いつも快くサポートしてくれて本当に感謝しています。自分の子育てがひと段落した時には、後輩のサポートをしっかりしたいと思っています!



仕事の仕方で工夫しているところはありますか?

退勤時間から逆算して仕事をしています。出勤したら1日の業務量を確認し、大まかな流れを把握するようにしています。チームで行う仕事なので予定通りにいかないこともありますが、同僚と協力しながら仕事を進めています。



家族のサポートはありますか?

育児は夫と分担しています。保育園の送迎も朝は夫が担当してくれるので、フルタイムで働くことができています。月に1~2回土日出勤がありますが、その時も夫が子供たちの面倒を見てくれます。義父母が子どもたちの習いごとのサポートをしてくれるのも助かっています。



公私ともに忙しいと思いますが、どんなところにやりがいを感じていますか?

臨床検査は機械化が進んでいますが、病理細胞検査は「人にしかできない検査」です。自分が出した検査結果によって、がんの早期発見ができた時に一番やりがいを感じます。その他にも治療法の選択や経過の確認に使われるので、重要な仕事だと思っています。


今後の目標を教えてください!

今は仕事と育児の両立です。仕事を頑張りながら、親として子どもたちの成長に寄り添っていきたいと思っています。子育ての様子を見ながら勉強会や学会にも参加し、新たな知識を吸収したいです。

細胞診検体処理

細胞診標本の鏡検

組織検体の薄切

地域密着型病院で健診から急性期医療まで、幅広く関わりたい!

所属:渥美病院 臨床検査室 生理検査課 呼吸・神経生理検査係

氏名:石田 愛

現在の仕事について教えてください。

生理検査室で心電図や超音波検査を担当しています。昨年、日本臨床衛生検査技師会の認定心電検査技師の資格を取得し、少し自信がついたところです。この他にも日当直業務や採血業務を行っています。



認定資格の取得は大変でしたか?

勉強は大変でした。職場の先輩が認定資格を持っていたので、具体的な勉強方法を聞くことができました。それから、厚生連には教育部会が開催する試験対策や実技指導が充実しています。もし自分の勤務する病院に資格を持つ先輩がいなかったとしても、資格取得のための情報は得やすい環境にあると思います。厚生連は資格取得を目指す人が多いので、刺激にもなります。



渥美病院の雰囲気を教えてください。

患者さんもフタッフも穏やかで温かい人柄の方が多いと感じます。大きな病院ではないので、他職種のスタッフもみんな顔見知りです。廊下ですれ違う時に挨拶できるのは渥美病院の良いところだと思います。検査室の雰囲気もとても良く、仕事がしやすい環境です。



渥美病院で働こうと思ったきっかけは何ですか?

実は、私は渥美病院で生まれたんですよ!

「地元で頑張りたい、役に立ちたい」という気持ちが強かったので、小さい頃からよく知っている渥美病院で働きたいと思っていました。学生時代に臨地実習で規模の異なる病院を実際に見て、健診から急性期の医療まで患者さん一人ひとりに向かい合いながら、特定の分野だけでなく幅広く検査に関わりたいと考え、自分には中規模病院が合っていると思いました。就職活動をする中で渥美病院が厚生連の病院であることを知り、県内に8つの病院があって知識や技術を共有でき、学ぶ機会が多いところも魅力だと思いました。実習でスタッフが温かく接してくれたことや超音波検査に力を入れていることが決め手となりました。



どんなところにやりがいを感じますか?

検査を通じて地域の人たちの役に立てていることを実感できるところです。患者さんの痛みや気になる症状の原因を少しでも早く見つけて報告することが臨床検査技師の役割だと思います。超音波検査では、検査技師の技量によって差が生まれてしまうので、やればやるほど難しいと思いながら検査をしていますが、難しさや責任と同じくらいやりがいがあります。



今後の目標を教えてください!

現在は、緊急臨床検査士、認定心電検査技師に続いて超音波検査士の取得を目指して勉強しています。臨地実習の時に、今の上司からかけてもらった「認定資格は取ることがゴールではなく、取ってからがスタートだ!」という言葉が心に残っており、直近の目標は「スタートラインに立つこと」です。自分の検査が患者さんにとってより良いものになるように日々研鑽を積んでいきたいと思っています。

超音波検査

外来採血

緊急検査