ラブコメっぽく。

inoue,まつ,AR父,ゆうか,くらりん,ひかり,Oni
解説/『こわい話』と同一の冒頭シーンから始まる。テーマの違いでどうストーリーを展開させるかの実験2。
多数の若き塾生から「ラブコメってなんですか?」と聞かれ「…ラブ・コメディだよ。」「…?」答えに窮し「…恋愛+コメディ。」とした返答が正しかったのか未だ謎である。
つ、ついに完結!1ページ目、長髪の女子「新しく入る人かな?」→扉を開けた人物が『少女』だったことにより、急遽『長髪の男子』に変更したinoくんの機転。長髪少年の指が弾いた絵筆が飛び、ヒロインの肩に絵具(らしきもの)がべっとり。
2ページ目、AR父さんからのパスを受けた小学生ゆうかちゃん。すぐ謝れば展開が回ってゆく…はずなのに謝らぬ少年と、責める視線で彼を『じーっ』と目で非難するだけのクラスメイト、頑なに知らぬふりを続ける少年。『クラスメイトよ、なぜ彼女に教えてあげないんだ…救いはないのか…』思うも、…小学生「らしさ」(ある意味シビアな現実)が展開されたところで、卒塾生くらりんにパス。「この後よろしいですか…?」のしぐさと演技が『らしい』なぁ…と思うも、お題『ラブコメっぽく』からどんどん遠のいてゆく気が…。
3ページ目、暗雲立ち込める方向性を戻すべく、ひかりちゃんが『唐突にヒロインが抱きつく』という演出をかける…!パスを受けたinoくん、最近習得したギャグを発揮…!しかしなぜ今!?(もはや絵具と呼べない弾力性を持つこの物質はなんなのだろう…)これはこれで面白いが…しかし3ページ完結ルール。次の人は、原稿用紙残り4分の1スペースで『ラブコメっぽく』完結させねばならないことに。
皆がのらりくらりと逃げる中、白羽の矢がたったのが偶然遊びに来ていた卒塾生Oniくん。苦悩の末ひねり出したエンディングに拍手!
『そもそも彼女は肩に何かがついていることを知らなかった』→『大胆な彼女自身の抱擁により、彼の臆病な保身が白日の下に』逃げ場のない展開でポツリと発せられた…少年の「ゴメンナサイ」。
ここから二人はどうなってゆくのか。想像が広がるエンディングになりました。ラストのキョトンとした表情や驚いた可愛らしい仕草は登場時のヒロインを彷彿とさせ救われる気もするが…かなり、手強そうな女の子。ラブコメって…難しいですね。2020.3.15 あや
『こわい話』と同一の冒頭シーンから始まり、『お題(テーマ)』の違いでどうストーリーを展開させるかの実験を行ったのが下記。