石見銀山研究会

石見銀山研究会設立趣意書

 「石見銀山遺跡とその文化的景観」は、多面的・総合的な調査が進み、その成果に基づいて世界遺産に登録された。世界遺産への登録後も、行政による調査研究は続き成果が報告書となり、概説書『石見銀山学ことはじめ』の刊行も進んでいる。

今後はそうした成果を基盤とし、研究の幅をさらに広げ、深化させる必要がある。そのために、①国の内外や研究分野をまたがる研究を進め、情報交換を容易にすること、②情報交換から進んで地域間の研究交流のかけはしを目指すこと、③「石見銀山」の優れた特徴でもある民間と行政の連携をさらに研究面でも発展させ、市民研究者も増やしたいと考えた。

そういった認識のもと、研究会の定期開催、報告・資料紹介・情報提供、共同討議、内外の鉱山(遺産)の紹介や比較検討などを冊子やSNSなどにより継続的に行う。

研究会の活動にあたっては、石見銀山に関係する地域に根差しつつ、さらに関連する地域、国内の鉱山遺跡や歴史的町並み(歴史的建造物)、自然・環境、地質・鉱山・金属製錬などの分野や、海外の関連・類似する遺産・遺跡について広い視野でかつ深く取り上げたいと考えている。

もとより、石見銀山研究会は、「石見銀山遺跡とその文化的景観」がユネスコの世界遺産であり、複数の指定文化財からなることを尊重し、未指定の文化財や歴史文化も含め、石見銀山資料館、石見銀山世界遺産センター等の協力を得つつ、時には共同して、ここに暮らし、次世代を担う地域住民と共に学び続ける団体を目指す。


発起人:

安立 聖 、大國晴雄、龍 善暢、内藤ユミイザベル、仲野義文、中村唯史、西尾克己、引野道生、若槻真治(五十音順)


<例会報告>

石見銀山研究会 第1回例会

日時:2021年3月13日(土)13:15〜16:40

会場:石見銀山世界遺産センター

会場に30数名、オンライン参加は20名ほどでしたが講演、発表共にそれぞれ石見銀山像を広く深く示していただきました。

<例会報告>

石見銀山研究会 第1回例会

日時:2021年3月13日(土)13:15〜16:40

会場:石見銀山世界遺産センター

会場に30数名、オンライン参加は20名ほどでしたが講演、発表共にそれぞれ石見銀山像を広く深く示していただきました。

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