『糸賀一雄研究の新展開 ひとと生まれて人間となる』 新着情報

【情報掲載】学会企画(鳥取県福祉研究学会 第17回研究発表会)

鳥取県福祉研究学会第17回研究発表会(2024.2.24)のプログラムの一部で、本書の編集者の一人が基調講演と鼎談で登壇します。

このプログラム部分は「現地参加」のみとなりますので、ご注意ください。


 糸賀一雄氏生誕110年記念

 テーマ 糸賀一雄が思い描いた世界と今日的な福祉課題~実践と検証

   ◆基調講演

     講 師 鳥取短期大学 幼児教育保育学科 教授 國本真吾 氏

   ◆鼎  談

      登壇者 鳥取短期大学 幼児教育保育学科 教授 國本真吾 氏(コーディネーター) 

           あいサポート・アートセンター センター長 妹尾恵依子 氏 (一般社団法人アートスペースからふる理事長)

           鳥取県手をつなぐ育成会 副会長 植村 ゆかり 氏 (特定非営利活動法人地域活動支援センターおおぞら代表)

★開催要項

【資料掲載】『糸賀一雄の最後の講義―愛と共感の教育―改訂版』(中川書店2009)の翻訳版

中川書店版の『糸賀一雄の最後の講義―愛と共感の教育―改訂版』を世界に広げようと、研究会関係者を通じて翻訳したものが作成されています。


≪ダウンロード先:神戸大学学術成果リポジトリKernel≫

 中国語 http://www.lib.kobe-u.ac.jp/handle_kernel/81009516

 韓国語 http://www.lib.kobe-u.ac.jp/handle_kernel/81009517

 英 語 http://www.lib.kobe-u.ac.jp/handle_kernel/81010166

 仏 語 http://www.lib.kobe-u.ac.jp/handle_kernel/81012935

 独 語 https://hdl.handle.net/20.500.14094/0100476491

【情報掲載】学会企画(日本教育学会第81回大会)

日本教育学会第81回大会(広島大学+オンライン、2022年8月24日、26~27日)において、本書の執筆者が関わった「ラウンドテーブル」が行われます。


≪ラウンドテーブル1:リアルタイム配信≫

糸賀一雄らの「ヨコへの発達」をめぐる対話:領域横断による読み解き

―糸賀・田中・岡崎による結像/近江学園・びわこ学園の実践/アメリカの学説―

企画者:渡部 昭男(大阪成蹊大学)

司会者:渡部 昭男(大阪成蹊大学)

     國本 真吾(鳥取短期大学)

報告者:垂髪あかり(神戸松蔭女子学院大学)

     森  和宏(東京大学大学院・院生)

     清水 貞夫(宮城教育大学名誉教授)

★プログラム集 (p.53に要旨あり)

【情報掲載】学会企画(日本特殊教育学会第60回大会)

日本特殊教育学会第60回大会(つくば国際会議場+オンライン、2022年9月17~19日)において、本書に関わる「自主シンポジウム」が行われます。


≪自主シンポジウムⅡー39:オンデマンド配信≫

糸賀一雄「福祉の思想」を受け継ぐ(3):糸賀一雄の魅力を若い世代とどう語り合うか

―特別支援教育コアカリキュラム論議ともかかわって―

企  画  者:渡部 昭男(大阪成蹊大学)

話題提供者:國本 真吾(鳥取短期大学)

       垂髪あかり(神戸松蔭女子学院大学)

       金丸 彰寿(神戸松蔭女子学院大学)

       金  仙玉(愛知みずほ短期大学)

       川内紀世美(大阪健康福祉短期大学/松江キャンパス)

【情報掲載】論稿 垂髪あかり「思春期における療育・教育実践の歴史から学ぶ―近江学園,あざみ寮,びわこ学園における実践と糸賀一雄の思想」

全国障害者問題研究会が発行している『障害者問題研究』第49巻第4号に、編者の垂髪あかり氏の「思春期における療育・教育実践の歴史から学ぶ―近江学園,あざみ寮,びわこ学園における実践と糸賀一雄の思想」と題した論稿が掲載されました。

(要旨)終戦後から1970年代における近江学園、あざみ寮、びわこ学園における思春期の子どもたちへの教育実践と糸賀一雄の思想について検討した。学園開設初期に行われた生産教育では、技術の向上や生産量の増大を目指す指導が主となり、教育的な指導が蔑ろになったことを糸賀は自省している。その後、糸賀の職業教育観は「さくら組」「杉の子組」等の実践で障害の重い子どもたちの変容を捉えたことや、産業教育部での生活指導を基底とする職業教育の実践、あざみ寮での知的障害女子への実践のなかで、子どもたちが人格的に成長していく姿を確認し、その変容や成長を「発達的な視点」で捉えたことで転換していく。さらに、重症心身障害児施設びわこ学園における実践で、重症心身障害児者の無限の発達の可能性を捉えた糸賀は、彼らが自己実現する姿を「重症児の生産性」として提起した。思春期の子どもたち一人ひとりの内面に心を寄せながら、自分自身とも格闘し続けた糸賀の姿勢は、びわこ学園における重症心身障害児者への実践にも継承されている。


≪『障害者問題研究』ちょっと見≫

 垂髪あかり(2022)「思春期における療育・教育実践の歴史から学ぶ―近江学園、あざみ寮、びわこ学園における実践と糸賀一雄の思想 」

 全国障害者問題研究会『障害者問題研究』第49巻第4号のページ

【購入先サイト】三学出版オンラインでも購入できます

『糸賀一雄研究の新展開 ひとと生まれて人間となる』の出版元である三学出版のオンラインストアから、本書を購入していただけるようになりました。


≪三学出版オンラインストア≫

 『糸賀一雄研究の新展開 ひとと生まれて人間となる』紹介ページ

【資料掲載】講演資料(神戸大学附属特別支援学校第25回障害児教育研究協議会)

2021年11月20日、神戸大学附属特別支援学校で行われた、第25回障害児教育研究協議会における全体会記念講演で、編者の渡部昭男氏が「ひとと生まれて人間となる~糸賀一雄からのメッセージ~」と題した講演を行いました。講演資料は、以下からダウンロードできます。


≪ダウンロード先:神戸大学学術成果リポジトリKernel≫

 渡部昭男(2021)「ひとと生まれて人間となる~糸賀一雄からのメッセージ~」

  https://hdl.handle.net/20.500.14094/90008817

【情報掲載】講演(日本子ども学会 学術集会 第17回「子ども学会議」教育講演)

2021年10月23日、日本子ども学会の第17回「子ども学会議」で行われた記念講演で、編者の渡部昭男氏が「福祉の思想」と題した講演を行いました。講演の概要は、学会誌『チャイルド・サイエンスVOL.23』(2022年3月発刊)に掲載されています


≪学会誌『チャイルド・サイエンスVOL.23』≫

 渡部昭男 教育講演「福祉の思想」

  https://kodomogakkai.jp/03/vol232022.html

【一部資料掲載】学会企画(日本特殊教育学会第59回大会)

日本特殊教育学会第59回大会(筑波大学、オンライン、2021年9月18~20日)において、本書に関わる「自主シンポジウム」と「口頭発表」が行われました。


≪自主シンポジウム75:オンデマンド配信≫

糸賀一雄「福祉の思想」を受け継ぐ(2):『糸賀一雄研究の新展開 ひとと生まれて人間となる』 を基にした重症児への眼差し

企画者・司会者:國本真吾(鳥取短期大学幼児教育保育学科)

話題提供者:垂髪あかり(神戸松蔭女子学院大学)

       金 仙玉(愛知みずほ短期大学)

指定討論者:渡部昭男(大阪成蹊大学特別招聘教授/鳥取大学名誉教授)

 ★発表要旨


≪口頭発表:実践・調査報告等10(肢体不自由・ダイバーシティ)、9月20日(月)12:00~12:30、ライブ会場9、O-1010 ≫

『糸賀一雄研究の新展開 ひとと生まれて人間となる』(三学出版)の特徴・論点・課題

発表者:渡部 昭男(大阪成蹊大学)

 ★当日資料

【資料掲載】学会企画(日本教育学会第80回大会)

糸賀一雄の「生産性」をめぐる対話―領域横断による読み解き〈社会福祉学・重症児教育学・教育人間学・文化人類学〉―


日 程:2021年8月25日(水)15:15~17:15


趣 旨:

日本教育学会近畿地区主催のオンライン企画「糸賀一雄の思想と実践」(2021.3.30)では、糸賀一雄研究会著『糸賀一雄研究の新展開 ひとと生まれて人間となる』(三学出版2021)に執筆した3名にご登壇いただき、文化人類学、社会福祉学・福祉社会学、憲法学からの読み解きを進めた。そこで出された重要テーマ「可能力」「ケア」「生産性」「共生」「尊厳」などの内から、今回は特に「生産性」に焦点をあて、執筆者4名による領域横断の読み解きと対話をさらに一歩深める。


企画者・司会者:渡部昭男(大阪成蹊大学/元神戸大学/鳥取大学(名誉))、國本真吾(鳥取短期大学)、金丸彰寿(神戸松蔭女子学院大学)

  ★発表要旨(J-Stage日本教育学会)

報告者:

蜂谷俊隆(美作大学)

  社会福祉原理としての重症児の生産性

  ★当日資料

垂髪あかり(神戸松蔭女子学院大学)

  同時期に語られた2つの言葉「横(横軸)の発達」と「重症児の生産性」

  ★当日資料

門前斐紀(金沢星稜大学)

  京都学派教育学から読み解く「生産性」

  ★当日資料

Lynne NAKANO[翻訳:永岡美咲](香港中文大学)

  「生産性」に関する糸賀一雄の思想とヌスバウムの西洋政治哲学の比較

  ★当日資料

【本書解説】

渡部昭男(2021)「自著を語る」神戸大学教育学会『研究論叢』第27号


『糸賀一雄研究の新展開 ひとと生まれて人間となる』に関して、編者の渡部昭男氏による本書の解説が、神戸大学教育学会『研究論叢』第27号に掲載されました。

本書の企画から編集作業の過程とその舞台裏、そして刊行後に氏に寄せられた感想などが綴られています。本書と合わせて、こちらもお読みください。


≪ダウンロード先:神戸大学学術成果リポジトリKernel≫

 渡部昭男(2021)「自著を語る 渡部昭男、國本真吾、垂髪あかり編、糸賀一雄研究会著『糸賀一雄研究の新展開 : ひとと生まれて人間となる』」神戸大学教育学会『教育論集』第27号、pp.119-126

 https://doi.org/10.24546/81012891

【資料掲載】オンライン企画

糸賀一雄の思想と実践――新刊『糸賀一雄研究の新展開 ひとと生まれて人間となる』(三学出版)を手がかりに


日 程:2021年3月30日(火)13~16 時 (12:45~「糸賀一雄紹介DVD」上映、13:00 開会、16:00 閉会)


主 催:日本教育学会近畿地区(担当理事:渡部昭男、船寄俊雄)


趣 旨:

糸賀一雄(1914-68)の生誕百年を機に2014 年に発会した糸賀一雄研究会が、会員有志等からの15論考・5 コラム・1 資料を編んで、このほど『糸賀一雄研究の新展開 ひとと生まれて人間となる』(三学出版2021.2 刊)を上梓しました。そこに執筆した三氏にご登壇いただき、「糸賀一雄の思想と実践」を文化人類学、社会福祉学/福祉社会学、憲法学から読み解いてみたいと思います。皆さまのご参加により、研究領域&国境を越えた新たな知的交流・交歓の場となることを期待します。

話題提供者:

① 【文化人類学からのアプローチ】Lynne NAKANO[永岡美咲訳](香港中文大学)

  糸賀一雄の思想とマーサ・C・ヌスバウムの可能力アプローチの比較

  当日資料

② 【社会福祉学/福祉社会学からのアプローチ】中山慎吾(大分大学)

  糸賀一雄と田村一二におけるケアの肯定的側面の検討

  当日資料

③ 【憲法学からのアプローチ】山﨑将文(京都橘大学)

  糸賀一雄と憲法における「人間の尊厳」

  当日資料


司会:國本真吾(鳥取短期大学)、垂髪あかり(神戸松蔭女子学院大学)

  企画チラシ

【新聞掲載】

日本海新聞@鳥取に掲載されました

「郷土の偉人の思想継承」という見出しで、2021年3月25日付の日本海新聞(鳥取県)に本書の記事が掲載されました。編者の一人である國本真吾氏が写真付きで登場し、執筆担当した第5章をはじめ、本書のことを紹介しています。