作品情報

 

作品:『ロリエ・ゴードロが目覚めた夜』

:ミシェル・マルク・ブシャール 

現代カナダ演劇界を代表する劇作家。1958年カナダ、ケベック州生まれ。

オンタリオ州 オタワ大学で演劇を学び、卒業後舞台俳優および劇作家として活動する。

1987年モントリオール・ジャーナル賞、文学サークル優秀賞受賞、その英語版『Lilies』でドラ・メイヴァー・ムーア賞とシャルマー賞を受賞。代表作となったこの戯曲は多数の言語に翻訳され、日本でも上演されている。1996年には本人が脚本を担当しジョン・グレイソン監督によって映画化(邦題『百合の伝説 シモンとヴァリエ』)された。

『Tom à la ferme』(英題 Tom at the farm)は米国ラムダ文学賞ほか数々の賞に輝き2013年に映画化、ベネチア国際映画祭国際批評家連盟賞受賞(監督 グザヴィエ・ドラン)

2017年より、モントリオール市の歴史を映像制作し、街中に投影するプロジェクト【シテ・メモワール】参加アーティスト。

訳・演出:山上優

山上優(やまがみ ゆう)

 演出家、俳優、翻訳家

’90年代、主に小劇場の舞台で俳優として活動後、2003年文化庁新進芸術家海外留学制度により、フランス、パリに留学し演出家、演劇教育者フィリップ・ゴーリエに師事。修了後同校で講師を務め、同じ門下の俳優たちと多国籍ユニットを結成し、演出を始める。

2019年東京で、異なる出自の”アラフィフ“俳優、翻訳家による「演劇カンパニーOva9」の旗揚げに参加、これまでアメリカ、カナダ、アイルランド作品の翻訳劇でコロナ禍を凌ぎ公演を続ける。海外演出家との共同創作も多い。翻訳したカナダ、ケベックの戯曲上演は、『顔のない少年』(2019)、『Nyotaimori』(2020)に続き今回三本目となる。 

主催:公益社団法人国際演劇協会日本センター

企画・運営:国際演劇協会日本センター 戯曲翻訳部会

後援:ケベック州政府在日事務所

   (株)スター・チャンネル

協力:劇団青年座、演劇集団円、(株)広栄、(有)ジェイ.クリップ




※この戯曲を基に創られたドラマはこちら。

『ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと』(全5話)

Amazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX」にて独占配信中

作品HP:https://www.star-ch.jp/drama/lauriergaudreault/sid=1/p=t/

 

日本でも高い人気を誇るカナダ・ケベック州出身の映画監督、俳優グザヴィエ・ドラン。“

カンヌの申し子”の異名を持つ天才として、『Mommy/マミー』や『たかが世界の終わり』など話題作を発表し続けてきた。

そんなドランが今回、自身にとって初のTVドラマに挑む。同名舞台が原案の本作は、ドラン自身が脚本・監督・製作・出演を務め、30年前に起きた事件とそれにかき乱される家族の姿を描いた究極のサスペンス。“自身の200%をかけた”という意欲作は必見。


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