石積みはかつて生活に根ざした身近な存在でした。この伝統的な営みを現在でもできる形で、依頼者や有志と修復するという参加型のスタイルを大切にしています。
使用する技術について
石積み学校で使用している石積み技術は、かつての農村で田畑をつくるために使われていたものです。石の加工や整形をほとんど行わない石で積む方法で、隙間が多く、規則性のない積み方です。農家の方々が生活のために用いてきた技術で、強さと早さが重視されている技術だと言えます。
修復形態について
石積み学校では技術を継承することを目指しているため、依頼者の方ご自身も修復に参加することを原則としています。また、石積みを習いたい人も参加するワークショップ形式で行います。石積み学校では、技術の要点を絞り、また優先順位をつけてお教えするノウハウを磨いてきました。そのため、初めての参加者を募って修復してもすぐには壊れない石積みをつくることが可能です。
大規模な修復について
ただし、規模の大きな修復が必要な場合は、地元の専門業者や熟練者と協力して施工します。その場合でも、依頼者の方には準備等においてなるべく主体的に関わっていただきます。
1.石積みの状態に関するご相談・アドバイス
石積みが崩れるか心配な場合や、手入れの方法を知りたい場合など、状態を確認し、手入れを含めた今後の方針についてアドバイスいたします。
ご相談方法: 現地でのご相談はもちろん、オンラインでのご相談も承ります。
ご相談例:
石積みの真ん中が膨らんできた気がするが、すぐに修復が必要か知りたい。
元の石をそのまま使って修復できるかを知りたい。
これ以上状態が悪くならないように、日頃の手入れ方法を教えてほしい。
2.石積みの修復をご希望のとき
石積みの規模や条件に応じ、最適な施工方法で直します。
A. ワークショップ形式での修復(高さ約2.5m以下、石が人の手で持てる大きさの場合)
石積み学校が参加者を広く募ったり、お知り合いの方を集めたりなど、ご希望の形で参加者を募り、ワークショップ形式で修復します。
B. 熟練者・専門業者との協力による修復(高さ約2.5m以上、または石が大きい場合)
難しい現場の場合は、熟練者や地元施工会社等と協力して修復を行います。
【修復のご依頼手順】
ご依頼: 現場・周辺の状況(写真等)と、おおよその長さ・高さをお知らせください。
メールでの調整: 段取り、石材の入手方法、施工方法、人の集め方、日程などを決定します。
下見(現地調査): 複雑な場合や大規模な場合は現地調査を行います。
日程確定、告知: 約2ヶ月前から告知し、参加者を募集します。
施工、完成
【費用】
50,000円〜(人件費)+ 交通費・宿泊費(京都から)+ 諸経費
※石積みの規模や条件によります。
【ご注意】
追加する石材については、基本的に現場の近くで事前にご準備いただきます。必要な石の量、入手の方法については、随時相談の上、決めていきます。
3.石積み構造物の新設
公園や住宅の外構に、空石積みの擁壁や独立壁を作りたい際、関係法令等を確認し、ワークショップ等で作る方法を探してご提案します。
4.授業や研修での石積み指導
高校や大学の授業、または農家向けの農業研修などで、座学と実践を組み合わせたプログラムをご提案し、石積みを指導いたします。場所探しからお手伝いいたします。
5.社員研修での石積みの活用
石積み作業はチームビルディングや安全管理などに役立ちます。企業で新人研修にご利用いただくことも可能です。実践的なプログラムをご提案します。場所探しからお手伝いいたします。
6.講演会の実施
実際に石を積むだけでなく、石積みの価値や海外事例の紹介、石積み学校の活動紹介など、講演にも対応しています。
7.その他のお問い合わせ
その他、石積みに関することでしたら何でもお気軽にお問い合わせください。特に災害時の復旧等については、費用等についても別途対応いたします。