昨年度に引き続き、石川県小学校社会科教育研究会会長職を務めさせていただきます、金沢市立三和小学校の河本隆明です。本研究会の発展のために、誠心誠意務めていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、新型コロナウィルス感染症が第5類となり、学校現場もコロナ前の活動が戻ってきた状況にあります。本研究会は昨年度も3本の授業研究を行うことができました。今年度はさらに授業の本数を増やし、中身も充実させていけたらと思っています。コロナは状況がかわりましたが、令和6年1月に能登で大きな地震がありました。ロシアとウクライナの戦争は終わりが見えません。こんな予測困難な時代をこれから担っていく子供達に、自分で考え、判断し、他と協働しながら社会を変えていく力をつけるには、やはり社会科はなくてはならない教科だと思います。そのような意味でも、やはり社会科研究の歩みは止めてはいけないと思います。

 さらに令和10年の全国小学校社会科教育研究会石川大会まであと3年となりました。昨年度、研究部が研究理論の案を作成してくれました。幹事で検討会を行いましたが、やはりたくさんの意見が出ました。今年度、実践を通しながら、研究理論を固めていかなければなりません。研究部から石川大会での提案者を決め、腹をくくって取り組んでいかなければなりません。また、会場校の選定や実行委員会の土台作りも進めていかなければなりません。そのためには新たなメンバーも加えていきながら、石川県の社会科教育のすそ野を広げていかなければなりません。金沢の小教研などの各市町の社会科研究団体、女性研、生活科・総合部会のメンバーなど、協力できるところとはどんどん連携していく考えです。簡単なことではありませんが、会員の皆様もご自身の職場で社会科の実践を通して、仲間を増やしていく努力を惜しまずにお願いします。

 今年度も石小社研の活動にご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。