ーいしかわの宝ー
ーいしかわの宝ー
金沢21世紀美術館(金沢市) 石川県金沢市
平成16年(2004)、金沢市の中心部に金沢21世紀美術館がオープンしました。「まちに開かれた公園のような美術館」をコンセプトに設計されたガラス張りの建物は円形で、その形から「まるびぃ」の愛称で、市民に親しまれています。
21世紀美術館では、金沢市の小学校4年生全員を招待するミュージアム・クルーズを毎年行っていて、ボランティアの方の案内で、楽しく見学することができます。
見学するだけでなく、体験や交流ができるプログラムを準備するなど、新しい文化をつくる美術館をめざしています。
(社会科副読本「のびゆく金沢」より抜粋)
九谷焼(能美市) 石川県能美市
九谷焼の歴史は、江戸時代前期の1655(明暦元)年ごろにさかのぼります。加賀の支藩だった大聖寺藩の初代藩主・前田利治(まえだ・としはる)が、領内の九谷(現在の石川県加賀市山中温泉九谷町)の金山で陶石が発見されたのに着目し、金山で錬金の役を務めていた後藤才次郎に命じて肥前有田で製陶を学ばせました。その技術を導入し、九谷に窯を築いたのが始まりとされています。
九谷の窯は1700年代の初頭に突然に、閉じられてしまいましたが、原因はいまだに定かではありません。この間に焼かれたものが後世、古九谷(こくたに)と呼ばれ、日本の色絵磁器の代表として独特の力強い様式美が高く評価されています。
(能美市九谷焼美術館ホームページより抜粋)
千里浜(宝達志水町~羽咋市) 石川県宝達志水町今浜~羽咋市千里浜町
日本で唯一、車で走れる砂浜である「千里浜なぎさドライブウェイ」。潮風を受けながら、海岸線をドライブできる砂浜は日本で千里浜だけです。粒が細かく固まりやすい砂浜なので、車だけでなく、バイクや自転車でも走ることができます。
しかし近年、砂浜の侵食が激しく、この20年間は、毎年、砂浜が約1mずつ消失するという危機に直面しています。 石川県では、平成23年5月27日に、千里浜再生プロジェクト委員会を設置し、金沢港の浚渫土砂を活用した砂を 供給するシステムなどの検討を行うとともに、千里浜海岸の保全意識の向上を図るため、各種イベントの開催を通じて、 砂浜の侵食の現状や、保全対策の必要性などの情報を発信しています。 (羽咋市ホームページ、千里浜再生プロジェクトより)
白米千枚田(輪島市) 石川県輪島市白米町
白米千枚田は石川県輪島市白米町にある棚田です。日本海に面して、小さな田が重なり海岸まで続く絶景は、日本の棚田百選、国指定文化財名勝に指定され、奥能登を代表する観光スポットとして親しまれています。古くより「田植えしたのが九百九十九枚あとの一枚蓑の下」「越中富山は田どころなれど能登は一枚千枚田」等の古謡が唄い継がれています。
兼六園(金沢市) 石川県金沢市兼六町1
いわずと知れた石川県の代表的な観光地。水戸偕楽園(かいらくえん)、岡山後楽園(こうらくえん)とならぶ日本三名園の一つです。兼六園は江戸時代の代表的な大名庭園として、加賀歴代藩主により、長い歳月をかけて形づくられてきました。金沢市の中心部に位置し、四季折々の美しさを楽しめる庭園として、多くの県民や世界各国の観光客に親しまれています。
末浄水場(金沢市) 石川県金沢市末町1-1
末浄水場は、金沢市で最初に建設された浄水場施設で、犀川(さいがわ)中流部に位置しています。市中心部からは南東に約8キロメートル離れており、犀川上流部から引いた江戸時代からの寺津(てらづ)用水を水源として昭和5年(1930年)から建設されました。
敷地は、沈澱池(ちんでんち)を配置したエリアとろ過池を配置したエリアに大別されます。正門を入った正面には平面幾何学式の前庭があり、それを挟んで左手に管理本館、右手に緩速(かんそく)系の着水井(ちゃくすいせい)が建っています。
末浄水場園地は、近代的な造園意匠を取り入れ芸術上、観賞上の価値が高く、かつ現役の水道施設として稼動する貴重な近代化遺産としての価値もあります。 (金沢市HPより抜粋)
東京書籍の教科書にも、教材として掲載中。