【重要】第82回全国大会のオンライン開催に関するご協力のお願い

2020年2月28日

第82回全国大会

運営委員長 岡部寿男

プログラム委員長 中沢実


先日お伝えいたしましたように、新型コロナウイルス感染症への対策として、第82回全国大会(3月5日〜7日、金沢工業大学)の現地開催を中止し、一般・学生セッションについて同期間にオンライン開催する判断をいたしました。これについて関係各位にご迷惑をおかけしておりますことお詫びいたします。

中止を発表した21日のぎりぎりまで現地開催の可能性を検討していたこともあり、オンライン開催については事前の準備や検討が不十分なまま進めております。ビデオ会議システムZoomを約30の同時並列で利用するパラレルセッションは本会でもこれまでに例のないことであり、運営の具体的な方法については手探りで走りながら検討しています。そのため、座長、講演者、聴講参加者への具体的なオンラインでの参加方法のご案内が遅れており、しかもその段階で座長の皆様や講演者のみなさまにオンライン参加の可否をお尋ねさせていただいていること、心より申し訳なく思います。

本来であればオンライン開催への切り替えの判断に際して事前に講演参加者や座長の意向を聴くべきであること、オンライン発表がうまく行えなかった場合に大会優秀賞等の対象から外れるのは公平性の点で問題があることなど、すでに数多くの指摘をいただいております。これらについては運営委員会でも検討いたしておりましたが、短い準備期間の中で全ての問題点を回避する解はなく、見切り発車的に判断し進めております。どうぞお許しいただきたく思います。

一方で、さすがは情報処理学会だ、よくぞオンライン開催に踏み切った、という激励の声も多数いただいております。運営委員会では、机上の検討はしたもののほとんど試行もなく開催が迫るなかで正直うまく行くのか恐怖も感じつつ、みなさま方の期待に応えるべく全力で運営にあたる所存です。

新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策としてテレワークが注目される中、このようなオンライン開催は、その成否に関わらず情報学においてなにがしかの知見を残すものと考えます。みなさま方にはご負担をおかけいたしますが、なにとぞご協力いただきたくよろしくお願いいたします。その上で、今後に向けての糧とさせていただきたく、どうぞ忌憚のないご意見お寄せ下さい。

以上