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影が消えた日――代影と探す心の余白
『第一章:影が消えた日』
手に持つ布巾でテレビ台を拭きながら、イヤホン越しの声に返事をする。
「……で、灯里、たまには帰ってきぃ?」
「分かってる。でも忙しいし」
「そう言うて、前に帰ってきたんもう二年以上前やで。休めてんの?」
「休めてはいる。でも、帰るのもしんどいの」
わざわざ新幹線で東京と大阪を往復しても、実家で眠るだけなら意味がない。
帰省にお金を使うくらいなら家を磨くほうが落ち着くし、安上がりだ。数日のうちに積もった埃を払って、イヤホンに触れる。
「大丈夫だから、心配しないで」
「ほんまかいな。影が壊れるようなことになったら――」
「ないってば。ちょっと出たいとこあるから切るね」
「何かあったら連絡し」
「はいはい」
通話を切る。心配性にもほどがある。私だってもう子どもではない。社会の歯車の一つとして働く以上、勝手はできない。要領が悪いぶん、休むなんてできない。私、伏見灯里はそういう存在なのだから。
子どもの頃は、大人になれば世界はきらきらすると思っていた。高校デビューも大学デビューも不発に終わり、社会人になっても三年、うだつは上がらない。それならせめて、目の前のことだけはきちんとしたい。アルコールで机を拭き上げ、スマホをちらと見る。思ったより時間が過ぎていた。
「……まあ、いいか」
鞄と財布を持って外に出る。タイムセールに間に合う。アパートの外で日差しを浴びると、思わず目を細めた。ぞくりと体の芯が重くなる。
最近、胸の奥で鈍い重さが続いている。休めば引くのに、動けば濃くなる。――嫌な予感、と言い換えてもいい。
『灯里、今日はもう動かないでおこう』
影の声。前はめったに話しかけてこなかったのに、最近は増えた。この重さも関係があるのだろうか。しかし、この程度で折れるわけにはいかない。買い置きの残量は待ってくれないのだ。小さな家事を残す気持ち悪さがある。
『買い物くらいだから。行くよ』
『……わかった』
影の願いを退けて歩き出す。足もとで、影が揺れて何か言いたげになびいた。
サッカー台で袋詰めを終える。お茶パックと牛乳、いつもの消耗品。影は色々言うけれど、このリズムが崩れると調子が狂う。
「――灯里?」
名前を呼ばれて振り向くと、同じ課で働く朝比奈ひよりが立っていた。買い物袋を提げている。同じく買い物帰りなのだろう。
「ひよちゃん。偶然だね」
「だね〜。ついでに、このまま上でご飯でもどう?」
冷蔵庫の在庫を思い浮かべる。賞味期限は平気。米もまだ洗っていない。買ったものは食品ロッカーに預ければいい。
「うん、いいよ」
「OK。何にしよっかな〜」
そんな話をしながらエスカレーター近くのロッカーへ移動して、荷物を預ける。番号札はポケットへ。肩が少し軽くなる。ひよちゃんと並んで上階へ。油の香りとクレープの甘い匂い、休日のざわめきが混ざる。接客中の店員の声、子どもの笑い声、遠くで鳴るゲームコーナーの電子音が耳に残る。
「席、取れたね。灯里は?」
「あんまり重くないの。温かいお蕎麦にする」
「私はハンバーガーかな」
それぞれ注文を済ませ、ほどなく合流する。トレイを置く音が重なり、湯気が視界をやわらげる。
箸を取る指先に、じわっと遅れて重さが来る。湯気は揺れているのに食欲は薄い。ひと口すすれば、喉を通る温度だけが生き返るように戻してくれる。だしの塩気が、肩のあたりでほどける。
「灯里、ちょっと目の下、色ついてる」
「そうかな」
「そう。毎日、隣の席で見てるから分かる。――同じ課の特権」
冗談めかす声の奥に少し真面目さがある。私は箸を置き、紙コップの水を半分だけ飲む。肩甲骨の内側が鈍く痛む。
「雑務が多いだけ。ひよちゃんも分かるでしょ。総務って、そういうもの」
「“そういうもの”で済ませるの、灯里の悪い癖だよ」
「平気だよ。ひよちゃんだって同じでしょ」
「私は時々お休みもらってるし。平気な人は、お蕎麦を見つめて固まらない」
見透かされた気がして、二口、三口とすすった。味はするのに、体が一拍遅れる。箸の上で麺がするりと逃げ、指に力を足す。丼の底から立ちのぼる湯気が、鼻腔の奥で小さく刺さって、涙が出そうになる。泣きたいわけではない。ただ、体がゆっくり遅れている。
「ね、食べたら少しだけ甘いもの行こ。フードコートのソフトクリームでも」
「太るよ」
「ほら、そういうとこ。甘いものは心の栄養だよ。これぐらいじゃ太らないって」
ひよちゃんがフォークを置き、私のトレイの端をとんとんと叩く。合図みたいに、固まっていた呼吸がほどけた。私は深く吸って、少し長く吐く。指先の重みが一段下がる。
「……じゃあ、半分だけ」
「よし、交渉成立」
そう満足げに笑う。それを見て私もようやく蕎麦をすすれる気がした。とりとめのない会話をしながらご飯を進めていく。ひよちゃんはハンバーガーということもあってか食べ終えるのも早く、「バニラでいいよね?」と言いながらさっさと列に並び始めていた。私のほうもさすがに購入するまでには食べ終えられそうだ。
会計横のソフトクリームの列は、長蛇の列とまではいかないが並んでいる。それでも列はうまくさばかれているようでみるみる列が短くなっていった。
「はい、どうぞ」
ひよちゃんがスプーンを一つ差し出す。見ると二本のスプーンが刺さっていた。
「ありがとう」
冷たさが舌に触れて、頭の奥へすっと抜ける。甘さは控えめで、牛乳の匂いがまっすぐ来る。
「私もたーべよ」
ひよちゃんにソフトクリームを持つ役を任せる。空いた片手で私はスマホを開いて、明日のタスクを確認する。通知が消えて画面の白が軽く見えた。
「ねえ、もしも明日しんどかったら、休みなよ」
「大丈夫だと思う」
「思う、じゃなくて。うまく喋れないとか、影が休もうと言うとか」
「ほんとに、大丈夫だよ。ソフトクリームごちそうさま」
まだ心配を続けるひよちゃんに笑いを浮かべてみせる。それほどまでに顔に出ていたのかと少し反省だ。
「なくしてからじゃ遅いからね」
ひよちゃんもこれ以上は追求せず、最後に釘を差して話を流してくれた。トレイに置かれたスプーンを見て、中央に伸ばされていたソフトクリームを手元に引き寄せた。
ロッカーの番号札を確かめ、袋を受け取る。通路の空調は乾いていて、靴音が一定のテンポで遠ざかる。
「明日も、顔合わせるよね」
「もちろん。隣の席、空けとく」
ひよちゃんと別れ、モールの自動ドアが開くたびに夜の匂いが切れ切れに流れ込む。外は薄暗い。ビルの外壁に、夕方の色が残っている。私は人の流れを避けながら自宅へと向かう。横断歩道の白線は少し薄れていて、そこを踏むたび靴底が平らな音を立てる。
鍵の金属音が、いつもより乾いて聞こえる。玄関に靴をそろえ、買ってきた牛乳とお茶パックを冷蔵庫にしまう。賞味期限を一度だけ確認して、ラベルの向きを揃える。閉めた扉に指紋がついたので、思わず布巾で拭く。手は勝手に動く。何年も繰り返してきた、整えるための順番。
洗面所の鏡に、少し赤い目が映る。頬の色は戻り切っていない。照明の明るさを一段階落としてから、再び見直す。輪郭は、さっきよりはっきりしている。
メールをざっと流し見て、明日の服をハンガーに掛け、社員証と定期を鞄の外ポケットへ移す。書類フォルダだけは一瞬迷ってから、やっぱり入れ直した。総務の月初は細かい作業が多い。あの棚卸しのチェックリスト、どこまで進んでいたっけ。経費精算の催促も、たぶん来る。来るだろう。来ないといいのに――と、悪い思考が頭の表面を撫でる。撫でるだけで通り過ぎればいい、と自分に言い聞かせる。
キッチンで湯を沸かす。ケトルの沸騰音は、一定の高さで震え続け、やがて合図のように止まる。ティーバッグを落として、角砂糖を二つ。甘い香りが広がるのを待つあいだ、カウンターの端を意味もなく指でなぞる。引っかかりはない。整っている。カップを両手で包むと、肩の奥の固さだけが残ったまま、心は温まらない。温度だけが先に届き、安心は遅れてくる。
リビングの隅のうさぎのぬいぐるみを抱き上げ、ソファに腰を下ろす。綿の形が少し偏っているところに頬を寄せると、昔からそこがやわらかい。そこだけは、いつでもやわらかい。
『明日、休めない?』
影がそんな言葉を口にする。自分の影でありながら、なんて無責任な、と鼻で笑う。返事を作るまでに、数拍ぶんの静けさが必要になる。
『休めるわけがない』
言ってから言葉の硬さに気づく。影がなにか反論を始める前に、私は立ち上がり、部屋のスイッチに指を伸ばす。部屋がふっと暗くなる。
ベッドに横になり、うさぎを胸に置く。掛け布団が妙に重く感じる。まぶたを閉じると、フードコートのざわめきが遠くで続いているような気がする。食器の触れ合う音、子どもの笑い声、どこかの店の呼び込み。音は薄紙みたいに重なり、やがて遠のく。
明日も、普通の朝でありますように。そう祈るみたいに、アラームの画面をもう一度確かめて、枕元の灯りを消した。
暗闇の中、影はふっとどこかへ解けるように、完全に姿を消した気がした。
どこまでも続く人の流れに紛れ、丸の内のオフィスに着く。カシャッとタイムカードを押し、自席にすべり込む。今日は妙にやる気が起きず、出勤も時間ぎりぎりだった。
「おはようございます」
伏し目がちに挨拶して椅子に座る。ぼんやりと鞄を置き、始業準備に手を伸ばしたところで――。
「灯里、灯里」
隣からこそりと呼ぶ声。ひよちゃんが、少しこわばった顔で私の足もとを指さしていた。
「はい?」
「影、なくなってるよ」
「えっ……? あっ、ほんと」
光の加減かと体を揺らすが、床に影は落ちない。ひよちゃんの足もとにはきっちりと影がつき従っており、錯覚ではないとわかる。
「気がついてなかったんだ。症状とかなかったの?」
「いつもより、人波に飲まれてた、ぐらい。だけど、そんなことも、あるかなって」
「灯里、背小さいもんね」
「そこは、あまり関係ない」
「あと、話し方がちょっと違う。話しているというより、ただただ言葉を並べてるみたいな感じ」
「そうかな」
「うん」
うまくつかめない。自分の話し方を比較するのは難しい。それにしても、症状と言っても……としばらく考えたところであることを思い出す。
「そういえば、影便り、なかった」
影便り――朝の光で影が落ちた瞬間だけ、短い声になって届く合図。ほんの一分ほどのささやきだけど、そのときの心や体の状態を映すらしい。
「なかったって、最近多かったの?」
「ここ一週間ほど、毎日」
「それ本当に危ないよ!? もう……影がいなくなるのも納得だよ。影から最後のメッセージは残っていない?」
「メッセージ?」
影便りは光に触れた影が合図を送る仕組みだ。いないなら、届かないはず――そう思った。
「影がいなくなったときは、意識すれば最後の影便りが流れるよ。やってみて」
「うん」
言われたとおりに、自分の影へと思いを馳せる。すると、プツッといういつもの音が鳴り、影便りが脳内に流れ出す。
『灯里へ。一週間ほど、お休みをいただきます。
最近、小さな負荷が積み上がっています。灯里は帰宅しても寝るだけ、休みは家事に消えて、解消が行われていません。いくら私が灯里へお願いしても、話を聞かず、影便りを送ってもことごとく無視をしましたね。
このままだと、影は壊れます。守るために離れるのです。離れている間、ストレスは体に直接溜まります。気をつけて。
戻った時点でまだ過負荷なら、またいなくなります。
以上。――影』
「…………」
「どう?」
「なんか、一週間ほど、休むって。あと、話し方変わってるって言ってたの、少しわかった」
「影は自分の写し鏡だからね。でも、そっかぁ。一週間、かぁ」
なぜか私よりも頭を悩ませるひよちゃん。影がいなくなっただけと、まだ私は思っているけど、それは私がことの重大さに気づいていないだけなのか、それとも正直自分のことなのでどうでもいいと思っているからなのか、わからなかった。
「今日、これからでも『代影』の手続き、行ってきたら?」
「代影……って、あれ?」
「うん。普通のクリニックだったら受付と簡単な診察ぐらいで、すぐ提供してくれるよ」
「診察って、大げさな、気がする。平気。それにこれからって――」
そう言いかけた私に、ひよちゃんは眉をぎゅっと寄せ、机の下で拳を握った。
「灯里……お願いだから、今すぐ休んで」
「え……?」
「だって、見てられないよ。昨日も言ったけど、影で耐えきれずに表情や体に違和感が出るくらいなんだから、本当はそのときにでも休ませておけばよかった。それに、影がなくなってるのに『平気』なんて言えるの、逆に怖い」
声がかすれて震えていた。普段なら皮肉のひとつでも返すのに、その真剣な色に口をつぐむ。
「影ってね、私たちよりずっと正直なんだよ。大丈夫じゃないって、もうずっと前から伝えてたはずなのに、灯里は聞かないから――こうやって消えちゃったんだよ」
「……」
「これ以上、無理しないで。ほんとに倒れちゃう前に。お願いだから、休んで」
静かな職場のざわめきの中、ひよちゃんの声だけが刺さる。
ただの風邪のようなもの、なんて軽口を言いかけたけれど、あの必死な顔を前にすると、喉の奥で凍りついてしまった。
「ね?」
「わかった。そう、する」
「うん、なら次。課長のところで休みの申請してこよ。ほら」
「ちょ、ちょっと」
手を引かれて立ち上がらされ、課長のデスクのほうへずんずんと連れていかれる。
課長はもうデスクに座り、疲れ切った目でパソコンを打っていた。
「課長、すみません」
「ん? どうした」
「伏見さんの影が、いなくなったようで。影便りによると、一週間ほどいなくなるとのこと。なので、伏見さんの有給を申請したくて。伏見さん、声もうまく出ないようなので私が代わりに伝えています」
私より早くまくしたてる。ただ、今の私は言葉もうまく出ない状況。こうして、事情を説明してくれるのはありがたい部分もあった。
「一週間……? いやいや、今うちは人手が足りないんだぞ。総務が止まったら部署全体に響く」
「……でも」
声を出そうとして、私は喉を震わせただけで言葉が出なかった。
その沈黙を破るように、ひよちゃんが一歩前に出た。
「課長、このまま勤務を続ければ影が壊れる危険があります」
「危険って……少し休めば戻るんじゃないのか?」
課長は椅子の背に沈み、苛立ちと疲労の混じった声を漏らす。
「壊れたら、戻らないんです」
ひよちゃんの声が震えていた。
「影が壊れれば本人も危うい。最悪の場合、会社も労務管理の不備で責任を問われます」
課長の手がキーボードの上で止まる。
「……責任、か」
「はい。刑事罰の可能性だってあります」
一瞬、空気が冷えた。課長は顔をゆがめ、しばらく唇を結んだまま何も言わなかった。
やがて、長いため息とともに目を伏せる。
「わかった、認める。一週間だな」
「ありがとうございます」
頭を下げる。ひよちゃんもなぜか頭を下げていた。そういえば、有給……初めて取るかもしれない。土日もあるから、五日ほどの使用だけど、有給には余裕がありそうだ。
「あっ、申請書類とかは」
「いい。後で出してくれたら」
「はい」
最後にもう一度お礼を告げてから、帰りの支度をするためにデスクへと向かう。
「有給取ったことすらなかったな。……俺が気づいてやれなかったんだ。ごめんな、伏見」
「いえ……」
かろうじて答えると、課長は手を上げて制した。
「しっかりリフレッシュしてこい。会社のことは一旦忘れておけ」
代影の手続きはすぐに終わった。受付に「影が消えた」と伝えると、慣れた流れで問診と説明が進み、必要事項に署名するだけで済んだ。曰く、ここ数年で影が消える人は増えているらしい。派遣は朝起きて自然の光を浴びてから日没までとされた。今日は無理をせず、家で静かに過ごすよう勧められた。
アパートに戻り、カーテンを半分だけ閉める。洗濯物を取り込み、明日の服をハンガーに掛ける。テーブルの角を布巾でさっと拭き取った。いざ休みとなったらなったで何をしたらいいのかわからない。ぼんやりとぬいぐるみを抱きしめて途方に暮れる。
スマホが短く震えた。ひよちゃんからだ。
「病院、終わった?」
「終わって、今、帰ってきたとこ」
「よかった。どうだった?」
「手続きだけ。明日の朝に来るって」
「よかった。これから、どうするつもり?」
「休み、どうすればいいか、わからなくて。というか、私の影はどこに、休みに行ったんだろう?」
私の分身である影が、どこへ目的意識を持って移動しているのだろう。どうして影は迷いなく移動できて、本体の私は悩んでいるのだろう。
「ああ。影って、いわば自分をリフレッシュするために出るんだよね。だから、灯里が好きだった音、匂い、手触り。落ち着けるところに引かれるって」
「思い入れの場所……?」
「すっとは出てこないと思うけど、言ってしまえば『楽しかったな』って思えるような場所だったりするよ。なくはないでしょ?」
「…………まぁ」
「返事おそっ!? こりゃ重症だ。そうだ。せっかくなら今から“思い出のありそうなところ”を考えて、そこに行ってみたら? もしかしたら、影がいるかも」
「それで、影を捕まえて……」
「ちーがーう。もし影がいたなら、そのまま影と一緒に移動してみたらいいよ。まあ、そう簡単には見つからないと思うけどね」
「わかった、ありがとう」
「うん。とりあえず今日はゆっくりしな。私もそろそろお昼食べないと。――って、影がいなくなって忘れてるかもだけど、お昼ごはん食べなよ。それじゃ」
ピッと通話を終える。冷蔵庫のモーター音だけが部屋に残る。静かさが、少しだけ心細い。
思い出の場所、か。正直、覚えがない。少し困っていると、スマホが震える。代影に関する詳しい資料が届いていた。
代影は、元々の私の影の残滓を集めて、私がリラックスできるようサポートしてくれる。もしかしたら、代影に聞けばどうすればいいかわかるかもしれない。
何もわからないまま明日になるのは少し不安だけれど、そう決めて、とりあえず荷造りを始める。
と、その前に。釘を刺されたのだから、ご飯を食べなければ。
ふらふらと台所に向かい、ご飯の準備を進めた
試し読みはここまでです。