◆◆◆ 周辺紹介 ◆◆◆
池ノ平小屋周辺には奥剱ならではの景観を楽しめる場所が多くあります。
連泊して周辺の自然を満喫して帰られるお客様も多いです。
夕方来て朝早く出発して行ったのでは勿体ない。
是非、時間に余裕を持って周辺の自然を楽しんで行ってください。
池ノ平小屋周辺には奥剱ならではの景観を楽しめる場所が多くあります。
連泊して周辺の自然を満喫して帰られるお客様も多いです。
夕方来て朝早く出発して行ったのでは勿体ない。
是非、時間に余裕を持って周辺の自然を楽しんで行ってください。
池ノ平湿原
平ノ池は小屋から南に5分ほど下って行ったところにある、池ノ平湿原最大の池です。
広々とした穏やかな湿原の景色と、剱岳の荒々しい尖峰群の対比がとても素晴らしい場所で、古い地図には『劔池』と名が記されています。
大昔に氷河が山を削ってモレーン地形となった場所に水が溜まり、大小さまざまな池塘が点在する湿原となっています。
風のない晴れた日は平ノ池が水鏡となり、逆さ劔の見事な写真を狙って多くの写真愛好家が集まる場所になっています。
周辺は散策路になっており、池のまわりをぐるっと散歩する事が出来ます。
モルゲンロートの時間に合わせて散策するのもお勧めです。
池にはサンショウウオが泳ぎ、運が良ければ野うさぎの姿を見る事が出来ます。
池ノ平山は小屋の西側にある大変展望の良い山で、嘗ては西仙人山と呼ばれていました。
南峰と北峰に分かれ、南峰まででしたら一般の登山者でも安全に行く事が出来ます。
山頂からは眼前に聳え立つ剱岳の圧倒的な景色を楽しむことが出来、東には白馬岳や鹿島槍ヶ岳などの後立山連峰、北には毛勝三山、西には富山市街地を見下ろす事が出来ます。
天気が良い日には富山湾の向こうに能登半島を望むことが出来ます。
山頂まではコースタイムで1時間20分。往復すると2時間を超えます。
高低差も500mほどありますので、時間に余裕を持ち、水や食料など充分な準備をしてお出掛けください。
※池ノ平山から小窓へ下るルートや、池ノ平山北峰へ行くルートはロープなどのクライミング装備がない人は通行困難です。安易に立ち入らないようにしてください。
池ノ平山のお花畑(ハイジの庭)
時間的に池ノ平山まで行くことが出来ない方は、小屋から池ノ平山に向かって15分ほど登ったところにあるハイジの庭がお勧めです。
森林限界を超えて一気に展望が開け、7月下旬から8月上旬にかけてチングルマのお花畑が広がります。
黒部の谷の向こうに後立山が広がり、日の出時刻に合わせて行くと御来光を眺めることも出来ます。
剱岳展望台
剱岳展望台は小屋から旧鉱山道を15分ほど緩やかに登って行ったところにあり、剱岳を間近に眺める事が出来る展望台です。
剱岳の反対側には池ノ平の湿原や池ノ平小屋、剱岳の下を流れる小窓氷河を見下ろす事も出来ます。
※展望台から先の北方稜線ルートは危険個所が多い為、安易に立ち入らないようお願いします。
仙人峠
仙人峠は池ノ平小屋へ来るほとんどのお客さんが通る通過点となっている場所です。
苦しい登りを終えて見る峠からの景色は格別なものがあります。
峠にはベンチが二つあり、ここで剱岳の景色を楽しみつつ汗を冷やし、池ノ平小屋までは約30分の下りのみとなります。
小黒部鉱山の史跡
池ノ平小屋の建っている場所はかつてモリブデン採掘で賑わった小黒部鉱山跡地にあります。
小屋の周辺には事務所や飯場が建てられていた為、その頃使われていたと思われる石垣や部品の残骸を見ることが出来、地面を少し探せばモリブデンの塊を容易に発見する事が出来ます。
また、池ノ平山の周辺にはたくさんの坑道があり、遠巻きに坑口を見る事が出来ますが、崩壊して入ることが出来ない坑道や、崖で危険なところが多い為、無理に近付かないようにしてください。
小屋では連泊の方を対象にした坑道見学ツアーを行っています。
ご興味のある方はお問い合わせください。