主旨
パリ2024オリンピック大会において、柔道競技の「男女混合団体戦」で日本代表チームは2大会連続で銀メダルを獲得した。五輪で国民の注目を集めた背景には、日本人特有の「自国を応援したい気持ち」が「団体戦」という形式の中で表出されたことと、日本古来の武道である「柔道」において実施されているという文化的要素があると考えられる。しかし、日本国内における男女混合団体戦の浸透は十分であるとは言い難く、男女別に試合を行うことが一般的である。大学柔道界も例外ではなく、男女ともにチームを持っている大学は決して多いとは言えない。こうした状況の中、昨今の柔道人口減少の状況から考えても、何か手を打たなければ柔道界全体が先細っていくことは間違いない。大学において男女共に強化を進めることは簡単なことではないが、今後の柔道の普及発展の上で、むしろ男女混合団体戦を開催することこそが、競技の継続や大学柔道界の発展、加えて有能な人材を社会に送り出す一助となると考え、本大会を開催する。
主催
株式会社イカイ
主管
全日本学生柔道男女混合団体大会 大会組織委員会
協力
静岡県柔道協会
協賛
沼津信用金庫
後援
一般社団法人全日本学生柔道連盟 沼津市 沼津市教育委員会 沼津商工会議所
期間
2025年12月20日(土) 男女混合団体予選ラウンド(リーグ戦)
2025年12月21日(日) 男女混合団体決勝ラウンド(トーナメント戦)
両日ともに 開場 8:30~ / 試合開始 10:00~ 表彰式:競技終了後~
会場
香陵アリーナ(沼津市総合体育館)
〒410-0832 静岡県沼津市御幸町15-1
審判規定
「国際柔道連盟試合審判規程」(2025年1月以降施行の規程)を適用。
競技規則
(1)出場選手資格
① 参加資格のある大学に正規の学籍を有する者。
②(公財)全日本柔道連盟に登録している者。
③(一社)全日本学生柔道連盟の法人会員たる大学の柔道部に在籍している者。
※各大学は大会両日に会場へ必ず帯同できる「指導者」または、それに準ずる「責任者」を帯同させること。主務等の学生を「責任者」とすることは不可。
(2)チーム編成
① 女子(57kg以下/70kg以下/無差別)、男子(73kg以下/90kg以下/90kg超)
各階級2名ずつ登録することができる。
② 指導者4名、主務1名を登録することができる。
(3)試合時間・試合方法
試合時間は4分間とする(ゴールデンスコア:時間無制限)。
予選ラウンドはリーグ戦、決勝ラウンドはトーナメント戦で実施し、敗者復活戦は行わない。
(4)柔道衣・ゼッケン
本大会では、(公財)全日本柔道連盟柔道衣規格に合格した柔道衣(青・白)を着用すること。
なお、ゼッケンは規定のものを柔道衣に付け、企業広告入りのものは禁止とする。
公式計量
計量は大会前日(19日16:00)から「大会会場(香陵アリーナ)」にて行う。当日計量は行わない。
就職試験等で前日に計量が出来ない者は、事前の申請により当日計量を認める。
※女子はYAWARAチャレンジトーナメントに出場した選手に限り+5%の体重超過を認める。
表彰
優勝大学、準優勝大学、第三位大学(2校)を表彰する。
優勝大学の選手の中で、最優秀選手を選考し副賞を授与する。
審判員
静岡県柔道協会の指名する審判員を各試合場に責任者として配する。
なお、大会参加大学から本大会審判員として審判ライセンス保有者1名の推薦を求める。
また、本大会では教育的視点から学生審判員を積極的に採用する。
参加申込
(1)申込方法:所定の参加回答書と出場選手の集合写真を大会事務局まで提出すること。
(2)申込期間:2025年11月3日(月)12:00から2025年11月7日(金)17:00まで。
(3)参加費:1大学20,000円。
参加大学は2025年12月1日(月)までに下記口座へ振り込むこと。
申込締切までに振込が確認できない場合は本大会の参加は認めない。
《振込先》銀行名:みずほ銀行 支店名:名古屋支店(店番431) 種別:普通預金
口座番号:3129697 口座名義人:三宅 恵介(ミヤケ ケイスケ)
(4)選手変更:選手変更が必要な大学は2025年12月17日(水)17:00までに所定の申請書より選手変更手続を行うこと(選手変更期日後の選手変更は認められない)。
組み合わせ
組み合わせ抽選は、大会前日レセプション会場にて実施。
その際、初戦の先鋒階級抽選も行い、Web上で配信予定。
監督会議
会議日時:2025年12月18日(木)19:00~(出場参加大学の指導者および主務を対象とする)。
会議方法:ウェブ会議(※詳細は別途案内)
審判員会議・係員打合せ
日時:2025年12月20日(土)・21日(日) 9:00~
会場:香陵アリーナ内 ※放送で案内いたします。
大会経費
会場使用費および運営費等は主催者側で賄う。
大会係員
東海大学柔道部員、天理大学柔道部員、沼津市内高校柔道部員 ほか
その他
(1)大会にて出場選手の傷害保険に加入し、その費用を負担する。
(2)皮膚真菌症(トンスランス感染症)の発症の有無を各所属の責任において必ず確認すること。感染が疑わしい、もしくは感染が判明した選手については、迅速に医療機関において、的確な治療を行なうこと。万が一、選手に皮膚真菌症の感染が発覚した場合は大会への出場ができない場合もある。
(3)脳振盪対応について、選手及び指導者は以下の事項を遵守すること。
大会前1ヶ月以内に脳振盪を受傷した者は、脳神経外科の診察を受け、出場の許可を得ること。大会中、脳振盪を受傷した者は継続して当該大会に出場することは認めない。(受傷した時点で必ず専門医を受診すること)練習再開に際して、脳神経外科の診察を受け許可を得ること。上記のいずれかに該当する選手がいる場合、指導者は必ず大会事務局へ事故報告書を提出すること。
(4)個人情報、肖像権の取り扱いについて
参加回答書に記載された個人情報、大会結果、大会中に撮影された写真、または動画等の映像が、大会会場内外の掲示板、大会ホームページ等に掲載される場合がある。また、その他の報道機関等により新聞、雑誌、テレビおよび関連ホームページ等に公開される場合がある。大会事務局の許諾を受けたテレビ局等の企業により、試合を撮影した映像の中継・録画放送が、テレビ放映及びインターネット配信されることがある。提出された個人情報については、上記及び下記の利用目的以外に利用しない。参加回答書の提出により、個人情報、大会結果、肖像権についての上記取り扱いに関する承諾を得たものとして対応する。
(5)感染症対策について
日常の健康観察を行い、体調不良の際の出場可否については各大学の判断に委ねる。
(6)本大会は有観客で実施する。入場料は無料。
問合せ先 大会事務局 穴井隆将 dan.jyo.kongo.dantai@gmail.com
【試合実施方法(ルール)】9.競技規則 詳細
(1)出場選手の参加制限はない。(例:講道館杯に出場している等)
(2)各試合「引き分けなし」「ゴールデンスコア完全決着制」「点数上、一本も技ありも有効も同等」とする。全試合終了後、3対3の同点となった場合は、抽選を行い、選出された階級でゴールデンスコアから開始する。
(3)6人制であるが、決勝トーナメントに限り、先に4勝を得て勝敗が決した時点で試合を終了する。
※予選ラウンドは、どちらかが4点先取して勝敗が決しても、6人全員が対戦する。
(4)リーグ戦の勝率が同等になった場合、順位は代表戦での得点を除いた勝利数が多いほうを勝者とする。
(5)上記(4)も同等の場合はリーグ戦内の直接対決の結果勝利したチームを勝ちとする。
(6)1日目の予選ラウンドは順位付けをするが、2日目の決勝ラウンド(トーナメント戦)は全チーム出場することができる。