IKAI Christmas CUP 全日本学生柔道男女混合団体大会
大会会長 德田 眞三
この度、第1回目となる『IKAI Christmas CUP 全日本学生柔道男女混合団体大会』が、株式会社イカイの多大なるご支援のもと、静岡県柔道協会のご協力を得て静岡県沼津市で開催できますこと、誠に光栄に存じます。
現在、柔道競技種目のひとつである男女混合団体は、オリンピック競技大会でも採用されております。
その魅力は、これまでの男女の枠組みを超え、ひとつのチームとして総力をあげて勝利を目指すところにあるのではないでしょうか。こうした、男女がともに力をあわせ目標に向かって励む本種目では、これまで各チームの誇りをかけて挑む各試合において団体戦ならではの熱戦がくりひろげられ、多くの人々を魅了してきたことでしょう。
一方、本種目が学生柔道における大会として創設されましたことは、教育的側面からも有意義であると考えております。それは、柔道創始者嘉納治五郎師範の唱えた理念ともいえる「精力善用」、「自他共栄」が、一人ひとりの多様性を認め合い、他者とともにその繫栄を目指すべしとの教えであるとするならば、男女混合団体は競技的特性からその意に沿う種目あり、そこに高い教育的価値を期待するからであります。
このように、本種目は特有の魅力があり、また学生教育に資するものであるとの理解のうえから、今後本大会がますます発展すること心より祈念いたします。
そして、本大会が選手をはじめ本大会にかかわるすべてのみなさまにとって実りある大会となりますよう、またクリスマス前のすばらしい沼津での想い出として深く心に残りますよう、願って止みません。
最後に、本大会開催にあたり協賛・後援をいただきました各団体等の関係各位、ご支援、ご協力賜ります大会役員をはじめ多くの関係各位に心より感謝申しあげるとともに、本大会の主旨をご理解賜り、記念すべき第1回大会となる本大会に出場いただきました各大学の関係各位に厚く御礼申しあげ、本大会開催にあたっての挨拶といたします。
株式会社イカイ 代表取締役社長
伊海 剛志
このたび『IKAI Christmas CUP 第1回全日本学生柔道男女混合団体大会』を開催できますことは、主催者として大きな喜びであり、開催にあたり多くの皆さまから温かいご支援とご協力を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。
全国より本大会のためにお越しいただいた選手・指導者・関係者の皆さま、そしてご来場の皆さま、ようこそ沼津へ。
本大会の舞台となる沼津市は、私たちイカイグループの創業の地であり、自然豊かで和やかな人々が暮らす街です。この地で皆さまをお迎えできることは、地域企業としても大変誇らしく感じております。
本大会は、学生柔道における新たな挑戦である“男女混合団体戦”として開催され、柔道の魅力をさらに広げる大きな一歩になると確信しております。
日々の厳しい稽古を積み重ねてきた選手の皆さまが、仲間を信じ、チーム一丸となって挑む姿は、多くの方々に感動と勇気を与えてくれることでしょう。
イカイグループは「スポーツをがんばる人を応援する」企業として、競技に打ち込む若い世代の挑戦をこれからも全力で支えてまいります。また、スポーツイベントを通じて地域に活力を生み、沼津のさらなる発展と繁栄に寄与することを大切な使命と考えております。
本大会が、選手の皆さまにとって忘れられない経験となり、沼津の魅力を感じていただくきっかけとなれば幸いです。そして、ご来場の皆さまにとっても、心に残る一日となりますことを願っております。
結びに、すべての選手の健闘を祈念するとともに、大会の成功と皆さまの今後のさらなるご活躍を祈り、挨拶とさせていただきます。
沼津市長
賴重 秀一
『IKAI Christmas CUP 第1回全日本学生柔道男女混合団体大会の開催』にあたり、全国から多くの選手、関係者の皆さまを沼津市にお迎えできますことを、心より歓迎申し上げます。本市において全国規模の柔道大会が新たに誕生することは、沼津市のスポーツ史においても大変意義深く、誇りに感じております。
本大会は、男女が力を合わせて臨む形式の団体戦で開催されます。男女混合団体戦は、東京2020大会よりオリンピック正式種目として採用され、日本代表チームが金メダルを獲得したことは、多くの国民に感動と誇りをもたらしました。その競技形式が世界の舞台で認められたことは、柔道文化の発展を象徴する出来事であり、それを学生世代が体現する本大会の開催は、柔道界の未来に向けた大きな一歩といえます。
沼津市は、柔道と深い歴史的つながりを持っています。1988年のソウルオリンピックにおいて、女子柔道で金メダルを獲得された佐々木光さんは本市出身であり、市内の道場で競技を始め、沼津市立沼津高等学校から筑波大学へ進まれ、世界の頂点に立たれました。その歩みは、今なお多くの市民、特に柔道を志す子どもたちにとって大きな励みとなっています。
そして、その志は今も本市に受け継がれています。本年11月8日には、沼津市柔道連盟主管による「第79回沼津市スポーツ祭 柔道競技大会」が香陵アリーナ武道場にて開催され、子どもから大人まで多くの選手が日々の鍛錬の成果を競い合いました。この継続した地域の取り組みこそ、本大会を迎える土台となりました。
さらに、本大会には東京オリンピック金メダリストの阿部一二三選手・阿部詩選手が来場されます。
世界の第一線で活躍するお二人の存在は、選手はもとより市内の子どもたちに大きな夢と希望を与えるものです。
スポーツには、健康や教育はもちろん、人と人を結び、地域に誇りと活力を生み出す大きな可能性があります。本市では、こうした価値を将来世代へ引き継ぐため、『With Sports City 沼津 〜スポーツとともにある暮らしをもっと豊かに〜』を基本理念に掲げ、地域とともにスポーツ振興を推進しております。
今後も、市民がスポーツに触れ、楽しみ、応援し、支える機会を育みながら、スポーツが息づくまちづくりを進めてまいります。
結びに、本大会開催に尽力された株式会社イカイ様をはじめ、大学関係者様、ならびに大会運営にご尽力いただきました皆さまに深く感謝申し上げるとともに、出場選手の健闘と大会の成功を心より祈念し、挨拶といたします。