いいかげんなロボット展2024

~マテリアルとソフトロボットの融合~   

日時

2024 年 9 月 20 日(金)、 21 日(土)10:00~17:00

場所

東京都中央区京橋 2丁目2- 1 京橋エドグラン29F

(会場への行き方はこちらで必ずご確認ください。22階で入館のためのQRコードを取得する必要があります)

入場無料

主催

新学術領域ソフトロボット学

共催

日本ロボット学会ソフトロボティクス研究専門委員会

・科研費基盤研究(S)「深層生体模倣ロボティクス」 

artience株式会社

Beyond Next Ventures 

キミは「ロボット」と聞いてどんなものを思いうかべる?
車を組み立てるロボットのような、
人間が命令した通りの仕事を正かくにこなすロボット?
それとも、ロケットパンチでてきをやっつける正ぎの味方?

これまでのロボット研究が目指してきたのはそんなロボット。

かたくて丈夫な材料や、100分の1ミリ単位で
コントロールできるモーターで出来ている。

でも、そんなロボットには苦手なことがたくさんある。
泣いている赤ちゃんをあやすことは出来ないし、
水の入ったコップを持ち上げることだって、
今のロボットにはむずかしい。

ロボットがもっとわたしたちの生活に入りこみ、
役に立つためには、生き物のような、
やわらかいロボットにならなければいけない。

予そくできないじょうきょうにもじゅうなんに対おうできる
やわらかい体と頭脳をもつロボット。
それをわたしたちは愛をこめて、
「いいかげん=好いかげん」なロボットとよんでいる。
そんなわたしたちの最新の研究成果にふれて、
キミもぜひ、わたしたちの仲間になってほしい。


文科省科研費新学術領域「ソフトロボット学」
領域代表 鈴森 康一(東京工業大学・教授)

いいかげんなロボット展では、ソフトロボットに関するトークイベントと展示を行います。新学術領域ソフトロボット学について、広く市民の皆様に知って頂くことを目的としています。これまで2022年に日本科学未来館、2023年には山形県の加茂水族館と福岡市科学館で開催しました。第4回いいかげんなロボット展は、研究者による講演と展示を行います。ソフトロボットには重要な材料(マテリアル)の観点から、新学術領域「発動分子科学」の研究者の方にもご協力を頂き、マテリアルとソフトロボットの関係についてトークイベントを企画しています。皆様のご参加をお待ちしております。

スケジュール

9 月 20 日(金)

講演:11:00~17:00(高校生から大人を対象)

展示:10:00~17:00(小学生から大人を対象)

交流会:17:00~18:00

9月21 日(土)

講演:11:00~17:00(小学生から大人を対象)

展示:10:00~17:00(小学生から大人を対象)

講演者(ソフトロボット学)

東京工業大学

鈴森 康一 教授

東京工業大学

前田 真吾 教授

東京工業大学

難波江 裕之 助教

東京工業大学

田中 博人 准教授

東京医科歯科大学

池内 真志 教授

電気通信大学

新竹 純 准教授

石川県立大学

古澤 和也 准教授

慶應義塾大学

宮川 祥子 准教授

産業技術総合研究所

堀内 哲也 主任研究員

北陸先端科学技術大学院大学

HO Anh Van 准教授

東京工業大学

堀井 辰衛 特任助教

講演者(発動分子科学)

東京工業大学

金原  教授

東京工業大学

上野 隆史 教授

分子科学研究所

飯野 亮太 教授

講演者(企業)

Beyond Next Ventures

伊藤 毅 代表取締役社長

 展示内容(ソフトロボット学)

ROSEロボットハンド 

花の開花にヒントを得た、回転による包み込み型ロボットハンド。空気圧を利用しません。 (北陸先端科学技術大学 Ho研究室

生きているロボット

細胞培養で作った筋肉と脳みそを組み合わせてロボットをつくると何がおこるのか?いっしょに考えてみよう!石川県立大学 古澤研究室) 

食べられるロボット 

食べられる材料でできた、食べられるロボット用の人工筋肉を見てみよう。(電気通信大学 新竹研究室)

ぷにぷにハンド/食品を"いい加減に"掴むソフトハンド 

おいしい果物をきずつけないように持っていくよ。ぷにぷにだから、ぶつかっても安心だね。産業技術総合研究所 ナノ材料研究部門

柔剛切替え耐火性ハンド機構 

柔剛を切替える線状メカニズムを放射状に配置し、様々な対象物に形状をなじませて保持させることが可能なハンド機構を新規実現しました。 大阪大学 多田隈研究室

深層生体模倣ロボット(しんそうせいたいもほうろぼっと)ーどうぶつのからだのなかまでまねしますー 

柔らかい材料を使って動物の体内の仕組みを真似る研究を行なっています。動物のように滑らかで優しい動きを目指しています。 (東京工業大学 鈴森研究室)

遊泳と飛行のバイオミメティクス 

ハチドリやペンギンを模倣したロボットや柔らかい翼および流体抵抗を減らす微小凹凸表面などを展示します。東京工業大学 田中研究室)

排泄ケアシミュレータ 

排泄ケア技術を学ぶためのシミュレータです。複雑で繊細なケア技術を現場で実施する前に学ぶことができます。慶應義塾大学 宮川研究室/東京工業大学 前田研究室/東京工業大学 鈴森・難波江研究室)

うんちろぼ

排泄は、食事、睡眠、運動と並んで健康をささえる大切な機能です。「うんちろぼ」で排泄の仕組みについて一緒に学びましょう。(慶應義塾大学 宮川研究室/東京工業大学 前田研究室/東京工業大学 鈴森・難波江研究室)

脳が無いのに走り出す!?
反射型ロボット 

考えるより身体がさきに動くことってないですか?私たちの身体を無意識に動かす反射のしくみをもつロボット です。大阪大学 増田研究室) 

ネコのようなやわらかい身体を持つ四足ロボット 

ネコやチーターのように肩や背骨がぐにゃぐにゃ動く四足ロボットを作ったよ。 (東北大学 福原研究室)

いいかげんに作る
精密医用ロボット 

3Dプリンタで作るやわらかな医用ロボットから、DNAの自己組織化で作るナノロボットまで,次世代の医用ロボットを紹介します。(東京医科歯科大学 池内/石川研究室) 

ボディの柔らかさを活かして這行(しゃこう)
/バク転するイモムシロボット、複雑形状に変形する連続体アーム 

弾性エネルギーを貯めて開放する移動運動、少数モータで複雑な変形形状を実現など、柔らかくないと出来ない機能の実現方法探っています。 (信州大学 梅舘研究室)

 展示内容(発動分子科学

たんぱく質でできたとても小さな機械  

私たちの体の中で働く、たんぱく質でできたとても小さな機械について、3Dプリンタを用いた模型やCGでご紹介します。 (分子科学研究所 飯野研究室)

化学者が合成する
新しいロボ材料 

紫外光で剥がせる接着剤や、応力分布や粘度分布を可視化できる蛍光プローブをご紹介します。 大阪大学 齋藤研究室)

ひとりでに集まるタンパク質で作る分子の道具 

ひとりでに集まるタンパク質を使って、人間の世界でもよく見かける針やカゴなどの道具をナノの世界で作ります。 東京工業大学 上野研究室)

会場

[会場] 京橋エドグラン

[住所] 東京都中央区京橋2丁目2-1 京橋エドグラン29F

[アクセス] https://www.edogrand.tokyo/access

・東京メトロ銀座線

 京橋駅 7番/8番出口(直結)

・東京メトロ有楽町線

 銀座一丁目駅 7番番出口(徒歩5分)

・都営浅草線

 宝町駅 A5番/A6番出口(徒歩3分)

・JR各線

 東京駅 八重洲地下街4番出口(徒歩5分)

 ABOUT US

文部科学省 科学研究費補助金 新学術領域研究(研究領域提案型)2018年度~2022年度
ソフトロボット学の創成:機電・物質・生体情報の有機的融合
Science of Soft Robots : Interdisciplinary integration of mechatronics, material science, and bio-computing

実行委員

鈴森康一(東京工業大学)、前田真吾(東京工業大学)、難波江裕之(東京工業大学)

事務局

鈴木直美(東京工業大学)、小坂井順子(東京工業大学)

お問い合わせ office at softrobot.jp (at は @ 置き換えて下さい)