一王山(いちのうさん)ってどんなところ?
神戸市灘区一王山町にある950年の歴史をもつお寺、十善寺を抱く海抜120mの小さなお山です。十善寺は臨済宗ながらも創建時のゆかりで弘法大師もお祀りしていますが、背山の一王山にも八十八の小さな祠が配され、20分ほどで巡ることができます。小さいながらも豊かな植生に恵まれ、さまざまな鳥の声を聴くこともできます。桜や紅葉のちょっとした穴場でもあります。
一王山登山会(2017年に復活70周年を迎えました)の拠点であり、「毎日登山」やラジオ体操のために、365日早朝から地域の方々が集まります。定期的に登山旅行も企画され、またコーラスや詩吟、謡曲、ウクレレ、投輪、自然観察などの同好会活動も活発です。森のヨガ部も同好会として登山会館をお借りして開催しています。
登山会館の隣の「カミカ茶寮+読林」では体にやさしいモーニングやドリンク、お膳などをいただくことができます(モーニング以外のフードは要予約)。
2021年からは登山会やカミカさんに集まる地域の子供~大人でフジバカマの花壇づくりをしたり(アサギマダラ、来てくれました!)、自然観察やものづくりイベントを定期開催しています。(主催「てふてふの森くらぶ」)
最寄り駅の阪急御影駅・六甲駅からはそれぞれ徒歩20分ほど、六甲駅からは神戸市バス16系統「六甲ケーブル下ゆき」に乗って「高羽町」下車5分。お天気の良い日に、ぜひ気軽に森林浴に訪れてみてください。六甲山ハイキングの行きかえりにお寄りいただくのもおすすめです。