生体内のタンパク質は生命活動の主役であり、生物の生存に必須な生体物質です。そのタンパク質の源泉である「リボソームによる翻訳」を阻害することにより生物は生存できなくなることから、このプロセスは有望な治療標的です。実際に私たちが摂取する多くの抗生物質は、原核生物のリボソームを標的としています。
私たちは、サイズ排除クロマトグラフィーによる独自の(プレ)リボソーム分離法Mega-SEC、生体内タンパク質を網羅的に解析する最先端プロテオーム解析法、そして古典的な生化学的手法を融合させることで、がんなどの疾患やストレス応答などの生命現象におけるリボソームの量的・質的な変化、そしてリボソームの卵である核小体プレリボソームの変化の分子機構を理解し、「リボソーム・プレリボソーム創薬」に繋げることを目標として研究しています。
高校生・SFCの学生さん・他大学の学生さんへ:
ご興味がありましたらhyoshikawa[at]keio.jpまでお気軽にメールください。
オンラインでの簡単な話合い、お試し実験参加や国内留学等もアレンジできます。
博士研究員として参画していただける方も募集中です。