人は、なぜ涙を流すのか、それにはどのような意味があるのかについて関心を持っています。現在は、ネガティブな感情で涙を流したときと、ポジティブな感情で涙を流したときの生理反応の比較を行っています 。
涙はうつ病などの精神障害との関連が議論されていることから、涙を頻繁に伴う精神障害の理解にも繋げていきたいと考えています。
喜びを表出しやすい人、悲しみを表出しやすい人がいるように、涙を表出しやすい人も明らかに存在しています。それにも関わらず、涙の表出性については、殆ど研究がなされてきませんでした。
近々、情動的落涙傾向(泣きやすさ)の個人差と適応性との関連性を調査する予定です。
多様な人々が存在する中で、彼らが有する適応性や心理的健康に寄与する研究を目指しています。
近年、高卒・大卒の有効求人倍率は高い水準で推移しているものの、景気動向にかかわらず、自力での就職が難しく支援を必要とする若者や、就職決定までに長い時間を要する若者は依然として存在しています。
これまで、特に就職活動が初めてで、自分の強みややりたいことが分からない若者を対象に、自身の強みと職業を関連づけて考えることを促す職業適性ツール(GATBやキャリア・インサイト)の開発・改良に関する研究や、職業解説の執筆を行ってきました。
最近は、発達障害グレーゾーンの方々へのキャリア形成・支援に関心をもっています。