QuestにVIVEフェイシャルトラッカーを取り付けたものの、VirtualDesktopなどを使用して無線化しているのにUSBを繋がないといけないのが嫌な人向け
あくまで自分はこのようにできましたというものなので、真似する場合は自己責任で
邪魔だし(→画像参照)他の方法あればそっちのほうが良い
以下の構成で組んでみたところ、PCから無事認識した
電源:
PD対応モバブ(type-c&a)
├Quest(type-c)
└USB延長ケーブル
└5V→12V変換ケーブル
└コネクタ変換
└DS-700AC(USB-Wifi変換)
通信:
VIVE フェイシャルトラッカー
└Type-C→Type-A変換コネクタ
└DS-700AC
WIFI経由でUSBをPCに接続するデバイスがそもそも少なく※1
USBカメラも使用できることを言っているものはDS-700ACくらいしか現状見当たらなかった
はじめに接続した時はラグがすごく使い物にならなかったが
2.4GHz帯のgに接続していたようで、5Ghz帯のaに接続したところ問題なく動いた
※1 昔はnet.USBのような規格を作ろうとしていたこともあったようですが…
一応動作したし、シンプルなのでこっちをしばらく使ってみる予定
お試しは無料でできますが数回起動までのようなので、実際に使用するには購入が必要になるとおもいます※1※2
※1 2022/3/3現在、サーバー1台につき49USD、ただ、シリアルを入れた後何故か50%オフの25USDだった
クレジットカード決済になるので、自己責任で
※2 サーバー(デバイス)1つにつき
再インストールとかした時のライセンスがどう扱われるかは不明
直接問い合わせになるかもしれない
このビデオで説明されているのがほぼ全てです
QuestにVIVEフェイシャルトラッカーを接続する(本体横のType-Cにそのまま指す)
USB機器をWIFI経由で使用できるようにする、VirtualHereというソフトウェアを使用する
PCにクライアントソフト、QuestにAndroid向けのサーバーソフトを入れる
が、サイドクエストや謎APKをできる限り使用したくなかったので、オリジナルの方法で入れました
上記ビデオだとAPKを直接Webからダウンロードしているので、Android端末は使用しない…?
Android端末
VirtualHereのAPK(インストーラー的なもの)を取得するのに使います
Quest本体
Android端末をPCに接続するためのケーブル
QuestをPCに接続するためのケーブル
TypeAオス-TypeCオスで通信ができるもの
つないだままQuestを操作する必要があるので、できればそこそこ長めのものが良さそう
Android端末がTypeCであれば前者と共用でOK
VIVEフェイシャルトラッカー
VirtualHere USB Client for Windows(5.2.9)
adb
Android端末にアクセスするための開発者用ツール
以下辺りから一塊のツールとして落とせたりもする
developer.android.com/studio/releases/platform-tools
Android端末のPlay Storeで「VirtualHere USB Server」を検索し、インストールする
Android端末の「開発者向けオプション」から「USBデバッグ」を開き、ONにする
adbでPCからアクセスするための設定です、開発者向けオプションの出し方などはGoogleで調べてください
「コマンド プロンプト」を開き、以下コマンドを実行し、そのままにしておきます
pushd C:\platform-tools\
adb.exeがあるパスに移動するコマンド
Android端末をPCにUSBケーブルで接続、先程のコマンドプロンプトで以下コマンドを実行し※1、出力のうち、下記【】内をメモする
adb shell pm list packages -f | findstr com.virtualhere.androidserver
androidにインストールされたVirtualHereのアプリのapkファイルがどこに有るかを表示するコマンドです
メモする出力の箇所:
package:【/data/app/○○○/base.apk】=com.virtualhere.androidserver
先程のコマンドプロンプトでメモした値を挿入した以下コマンドを実行し、デスクトップに「virtualhere.apk」が生成されるのを確認する
adb pull 【/data/app/○○○/base.apk】 %USERPROFILE%\Desktop\virtualhere.apk
androidにインストールされたVirtualHereのアプリのapkファイルをデスクトップに名前を付けて保存するコマンドです
Android端末をPCから切断する
Android端末の「開発者向けオプション」から「USBデバッグ」を開き、Offにする(使用しないのであれば)
Android端末から「VirtualHere USB Server」をアンインストールする
使用しないため
※1 どこかのタイミングで、Android端末の画面上に「USBデバッグを許可しますか?」というダイアログが出るので、OKを押す必要があります
adb他いろんな操作ができるため、変なソフトウェアなどに操作されないように、確認画面が出てきます
Oculusアプリを起動する
Questに接続されていることを確認
「デバイス」タブから「開発者モード」を開き、「開発者モード」をONにする
開発者の登録が必要になってきます、「quest 開発者モード」などGoogleで調べてください
Android端末でUSBデバッグをONにした操作に当たります(厳密にはちがうかも)
手順1の3.と同じ操作を行い、コマンドプロンプトを開いておきます
Quest端末をPCにUSBケーブルで接続、以下コマンドを実行する※1
adb install %USERPROFILE%\Desktop\virtualhere.apk
Quest端末にVirtualHereのアプリをインストールするコマンドです
以下コマンドを実行する
adb shell pm grant --user 0 com.virtualhere.androidserver android.permission.CAMERA
VirtualHereのアプリに対して、カメラにアクセスする許可を与えるコマンドです※2
VIVEフェイシャルトラッカーはWebカメラ扱いなので、こちらを許可しないと認識されません
QuestをPCから切断する
開発者モードはそのままにしておきます
adbでインストールしたアプリはアプリ一覧に基本でないため、そのままにしておく必要があります
開発者モードの場合、アプリ一覧の「提供元不明」の項目に表示されます
※1 どこかのタイミングで、Questの画面上に「USBデバッグを許可しますか?」というダイアログが出るので、許可を押す必要があります
Android端末と同じ理由です
※2 ユーザーが複数いる場合はコマンドが変わってくるかもしれないです…、不明
PCにVirtualHere USB Client for Windowsを保存し、起動します※1
インストーラーではなく、そのまま起動します
Questで、VirtualHereを起動します
アプリ一覧の右上から「提供元不明」を選択し、アプリを選択します※2
PCのVirtualHere USB Client上に以下が表示されているのを確認します
USB Hubs
└Android Hub
されていない場合はソフトウェアを再起動するなどしてみてください
QuestにVIVEフェイシャルトラッカーを接続します
「VirturlHere USB Server」を開いてHTC Multimedia Cameraを使用しますか?と表示されるのでOKを押します
PCのVirtualHere USB Client上に以下が表示されていることを確認し、HTC Multimedia CameraをUseしてください※1
USB Hubs
└Android Hub
└HTC Multimedia Camera
(In use by you)の記載が付けばOKです
※1 自動起動や自動接続(Auto-Use Device/Port)のオプションもあるので、必要であればチェックを入れるのが良いかもしれないです
※2 自動起動のオプションもあるので、必要であればチェックを入れるのが良いかもしれないです
ここまででセットアップは完了です、実際にVRChatなどでフェイシャルトラッカーが使用できるか確認してみてください