家族的コミュニティ
- 緩やかに繋がる -
井上 みなみ 2020
家族的コミュニティ
- 緩やかに繋がる -
井上 みなみ 2020
単身世帯の増加やライフスタイルの変化により家族への帰属意識が薄れる一方、ネット内など新しいコミュニティの形を獲得した。しかし大規模な震災の際にはその広いように思われたネットの世界は一瞬にして歩ける範囲、見える範囲へと遮断され、最後に頼れるのは身近な人であると記憶づけた。さらに近年発生した新型コロナウィルスでは「テレワーク難民」という言葉を生むほどコミュニケーション不足や孤立感からくるメンタルヘルスに拍車をかけた。このような精神的な課題を共同住宅内での「共住」という行為により解決する。緩やかな人との繋がりの中で「家族の一端と成り得る共同体」「充実したらリモートライフ」の確立を目指す。