人間環境デザイン基礎演習Ⅲ
人間環境デザイン基礎演習Ⅲ
(春学期・必修科目)
人間環境デザイン基礎演習Ⅰ~Ⅱの経験を踏まえて、独立住宅の平面計画から空間計画へと進めます。「独立住宅の設計」、「照明器具のデザイン」、「住宅改修」の3課題を通じて、住宅の設計・改修およびコーディネートに関する基礎的な視点や養い、その能力を習得します。
この科目は全15週、3つの課題で構成されています。最初の5週で住宅の設計(空間課題)、次の5週でその住宅に置く照明器具のデザイン(プロダクト課題)、最後の5週でその住宅の30年後を設計する(生活環境課題)という構成です。
条件に沿って住宅を設計する。
[設計条件]
北区 西ヶ丘1丁目の敷地(敷地面積:約150㎡)
壁式鉄筋コンクリート造
父、母、娘、息子、祖母の5人家族のための住宅
第一課題で設計した住宅において何かのタスク(課題・仕事)に使用する照明器具(タスクライト)をデザインする。
[デザイン条件]
タスクライトであること
与えられた電球・コード・スイッチを使用すること
その他のモックアップ材料は原則自由とする
製品化を意識したデザインであること
形状だけでなく、光と陰をデザインすること
空間課題の設定から30年たち、子どもたちは巣立ち、祖母は亡くなり、夫婦二人の暮らしのための住宅を改修設計する。
[設計条件]
住み開き、まち開きをデザインする(不要になったスペースをそのままにせず、地域の方々と交流できるスペースにする)
減築して、外部空間や半外部空間の積極的な提案を求める