ヒューマンライブラリーとは、その名の通り生きている人間を 「本」に見立て、図書館で本を読むように、「本」の語りを聞き、対話することによって理解を深める試み。 身体的ハンディキャップを持つ人、LGBT、難民、イスラム教徒など、ある社会において少数派であり、そのために誤解や偏見、差別の対象となりやすい人々が「本」となり、会場に集まった人々(読者)に貸し出される。「読者」と「本」は同じテーブルに着き、一定の時間、対話をし、理解を 深める。ヒューマンライブラリーの当日の大まかな流れは以下の通りである。

①会場に数人の「本」が集まる。

②来場した一般参加者(「読者」)はブックリストを見て、自分の読みたい本を選び予約 する。

③セッション(対話)を行う。この際、「読者」は1人から3人程度の少人数である。

④②③を繰り返す。